Robin Trower(ロビン・トロワー)

 

Robin Trowerを知っている人は少ないと思いますが、ギター好きにはたまらないアーチスト。

 

Robin Trowerは、「ジミヘン・フォロワー」の代表的なギタリストの一人としても有名。

 

曲作り、粘り気のあるブルージーなサウンドから「ジミヘンの再来」と評されています。

 

彼の作品はアルバム志向で、シングル盤ヒットはビルボード・トップ100以内に入ったのは1曲のみ。

 

でも、アルバムセールスが凄いんです。

 

今回LIVE盤を入手しましたので、とにかくかっこいいRobin Trowerを当店所有のレコードと一緒にご紹介しますね!

 

Robin Trowerは、Gary Brooker(ゲイリー・ブルッカー/後述)らと1959年にThe Paramounts(パラマウンツ)という4人編成のR&Bバンドを組み本格的な音楽活動を始めます。

 

このThe Paramountsは、Rollinng Stonesに「UKで最高のR&Bバンド」と評されStonesBeatlesの前座を務めていたとか・・・。

 

6枚のシングル盤をリリースしたが、パッとせず解散。

 

Robin Trowerは、1966年に「ジャム」というブルース・トリオを始めるが、このバンドも短命で終了。

 

一方、Gary Brookerは、自分が中心になって組んだバンドで世界的な大ヒットを記録。

 

そのバンドは誰でもが知っているバンドで、曲も誰もが知っている有名な曲だけど・・・・、なーんだ?

それはネ・・・・、Procol Harum(プロコル・ハルム)で曲は「A Whiter Shade Of Pale/邦題;青い影」。

 

この「青い影」は19675月に発売されるや、2週間で40万枚近くを売り上げ、イギリスのヒット・チャートで6週連続1位に輝いています。

 

1960年代のUKロック界で、ビートルズの諸作品を凌ぎ最も大きな商業的成功を収めた楽曲。

 

2004年発表の「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」では第57位に輝いています。

 

また、イギリスのBBCラジオが2009年に発表した「過去75UKで最もプレイされた曲トップ10」では第1位に選ばれるなど、長年に渡り高い人気を誇っている曲です。

 

「青い影」が大ヒットし絶好調と思われたProcol Harumが分裂しギタリストが脱退。

 

そこで、ゲイリー・ブルッカーがギタリストとして指名したのがRobin Trower

 

Procol Harumの一員にとしてRobin Trowerはギターの腕を磨き、1971年にソロに。

 

ソロになってからのRobin Trowerのギター・テクは、プロコル・ハルムの「青い影」からは想像できないくらいハードでブルージーなんです・・・・。

●「Twice Removed from Yesterday /邦題:ロビン・トロワー」

 

1973年に1stアルバム。

 

このアルバムは全米チャート106位とセールス的にふるわなかったものの音楽評論家から高い評価をえたそうです。

 

I Can't Wait Much Longer」、「Daydream」、「Hannah」、「Twice Removed From Yesterday」、「Ballerina」等々、聞き応えある曲が多数あります。

 

 

●「Bridge of Sighs/邦題:魂のギター」

 

1974年発表の2ndアルバム。

 

 

このアルバムは、Beatlesのレコーディングエンジニアとして有名だったジェフ・エメリックを起用し作成。

 

USAで大ヒットし、ビルボード・アルバムチャートで7位を記録しゴールド・ディスク獲得。

 

更にUSAギター・マガジン誌において、「'74年度ベスト・ギター・アルバム」に選ばれるなど、アメリカで高い人気を得ました。

 

当店でもリクエストの多い「Too Rolling Stoned」やタイトル曲「Bridge of Sigh」、「Lady Love」、「Little Bit Of Sympathy」など収録されています。

 

 

●「For Earth Below/邦題:遥かなる大地」

 

1975年発表の3rdアルバム。

 

 

このアルバムでは、元スライ&ザ・ファミリー・ストーンのビル・ローダンがドラムを担当しています。

 

このアルバムもUSAで大ヒット。

 

USAビルボード・アルバムチャートで5位を記録し、ゴールド・ディスク獲得。

 

Confessin' Midnight」、「Alethea」など収録。

 

 

●「Robin Trower Live」

 

1976年発表のLIVE盤。

 

 

このLIVE盤は、'75年のヨーロッパ・ツアーにおけるストックホルムでのラジオ用のライブを収録したもので、収録時間はたったの約40分。

 

この時Robin Trowerは、人気・評価ともに絶頂期で、もう迫力は最高・満点のLIVE盤に仕上がっています。

 

このヨーロッパ・ツアー後に実施した全米ツアーは、史上最大のP.A.システムを使うという大がかりなLIVEは最高だったそうです。

 

 

●「Long Misty Days/邦題:ロング・ミスティ・デイズ」

 

 

1976年発表の4thアルバム。

 

 

このアルバムで初めてのシングルヒットが生まれます。

 

シングルカットされた「カレドニア」がUSAビルボード・シングルチャート・トップ10082位を記録。

 

本当にRobin Troweにとって唯一のシングルヒット。

 

当店所有のRobin Troweのレコードは、以上です。

 

Robin Troweは、その後も数枚アルバムを発表しますが、実質上解散。

 

1981年、ドラムのビル・ローダンのみ残し、ジャック・ブルースと「B.L.T.」と言うバンドを組んでいます。 

 

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