★映画「10万年後の安全」 & Kraftwerk(クラフト・ワーク)
TBS-TVの朝番組で核廃棄物最終処理問題を提起する映画を紹介していました。
この映画、トラブルが一向に収まりそうにない福島第1原発に端を発する放射能問題に「人間は、放射性物質とどう向き合うべきなのか」と疑問を投げかけるフィンランドのドキュメンタリー映画で大変話題となっているようです。
フィンランドにある原発から出る高レベルの放射性廃棄物の最終処分場~通称「オンカロ(隠された場所の意味)」と呼ばれる施設に、世界で初めてカメラが潜入。
同所で働く人々や原子力の専門家の証言を織り交ぜながら、「10万年たたないと安全にならない」とされる放射性廃棄物を、人類が管理していくことが可能なのか、未来の人達に確実に警告できる方法があるのか、未来の子孫の安全性はどうなるのか等を問いかけている映画だそうです。
2010年のパリ国際環境映画祭グランプリなどを受賞したとか。
で、この映画のBGMにドイツのプログレバンド クラフトワーク1975年発表の「放射能/原題:Radio-Activity(写真)」が使用されていました。
クラフトワークは、1970年に結成されたドイツのプログレバンド。電子楽器を多用した楽曲はテクノポップ、ヒップホップ、ユーロビートなどの音楽に大きな影響を与え、日本でもイエロー・マジック・オーケストラ等が影響を受けています。
このアルバムは、1974年に世界的ヒットした「アウトバーン」の陰に隠れているんだけど、名盤として再評価されてきているようです。
ガイガーカウンターの不気味な音から始まる「放射能/原題:Radio-Activity」を是非聴いてください。
因みに映画「100,000年後の安全」は、渋谷「アップリンク・ファクトリー」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6825-5502)で公開中ですよ!! (現在は、やってません)