Jefferson Airplane
■ Jefferson Airplane
1960年代後半のサンフランシスコ サイケデリック文化を代表するバンド。
Jefferson Airplaneは、マーティ・バリン(注1)がサンフランシスコのコーヒーハウスなどで活動していたポール・カントナーを誘い、ポール・カントナーが地元のフォーク・クラブよくプレイしていたヨーマ・カウコネン(注2)を誘い、この3人が中心となってできた。
1996年にロックの殿堂入りを果たしています。
当店所有のアナログレコード紹介。
●「Takes Off」
1966発表の記念すべき1stアルバム。
メンバーは、
・Marty Balin(マーティ・バリン/ヴォーカル)
・Paul Kantner(ポール・カントナー/ヴォーカル、ギター)Jorma Kaukonen(ヨーマ・コウコネン/ギター)
・Alex Spence(アレックス・スペンス/ドラムス クイックシルバーのギタリスト)
・Jack Casady(ジャック・キャサディ/ベース・ギター)
・Signe Anderson(シグネ・アンダーソン/ヴォーカル)
アルバム全体的には、かなり荒っぽいですが、当時のサイケデリック文化を代表するバンドとしてヒッピー等から支持され人気バンドに。
しかし発表後、紅一点のアンダーソンが出産のため離脱。
彼女が在籍した唯一のアルバムでもあります。
余談ですが、あまり報道されませんでしたがシグネ・アンダーソンは、ポール・カントナーが亡くなった同じ日(1/8)に亡くなっています。
何か因縁を感じますね!!
●「Surrealistic Pillow」
1967年発表の2ndアルバム。
このアルバムの制作前にグレイス・スリックが加入。
彼女の迫力あるカリスマ性を体現するかのような強力な歌声でバンドは一気に世界的に有名になる。
シングルカットされた「White Rabbit」は8位に「Somebody To Love」は5位と大ヒット。
アルバム自体もUSAで3位を記録。
このアルバムから、バンドの主導権はしだいにマーティ・バリンからポール・カウントナーへと移っていきます。
●「Volunteers」
1969年発表の6枚目アルバム。
泥沼化するヴェトナム戦争に対する反戦がテーマ。
“ボランティア”は、“反戦運動の志願者(あるいは義勇兵)”の意味を持っています。
サイケ、ヒッピーは、ヴェトナム戦争に対する反戦というキーワードにもなっており、反体制へのメッセージとしての代表作とも言えます。
同アルバムのゲスト・アーチストが凄く、グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシア(vo)やクイックシルバーのニッキー・ホプキンス(p)、CSNのデビット・クロスビーとスティーブン・スティルス等が参加しています。
アルバムは、USAで13位を記録し、伝説のロック・フェスティバル“ウッドストック”へも出演したが、これをピークにバンドは分裂し、バンドの中心人物の一人マーティー・バリンが脱退しソロ活動に。