●Cactus(カクタス)
Cactusは、1969年に結成されたUSAロックバンド。
アメリカン・ロックにとても重要な役割を果たしたバンドです。
60年代末期、アメリカン・バンドの中にあって都会的なセンスと完璧なリズムセクションで異彩を放ちイギリスからも注目されていたヴァニラ・ファッジのティム・ボガートとカーマイン・アピスは、ジェフ・ベックの誘いでバンドを組むことになっていたが、ベックが交通事故を起こしバンド結成の話は中断。
そこでボガートとアピスは、知り合いの元ミッチ・ライダー・アンド・デトロイト・ホイールズのジム・マッカーティーと元アンボイ・デュークス~元テッド・ニュージェントのラスティ・デイを誘いCactusを結成。
ボガート&アピスの生み出す超強力リズム+ラスティの持つワイルド&暴力性+マッカーティーのブルース感覚あふれるギターが相まって、荒削りだが骨太でごまかしのないサウンドは、ブリティッシュ・ハードの雄ツェッペリンなどと比較しても勝るとも劣らない “これぞアメリカン・ハード・ロックバンド”が誕生。
当時では、アメリカのバンドとしてはかなり異色なバンドでしたが、その後登場するエアロスミス、ヴァン・ヘイレン、38スペシャル、モントローズ、レーナード・スキナード等のバンドのよき指針となり、アメリカン・ハードの原型をつくりあげたバンドとして忘れてはならないバンドです。
Cactus(カクタス) 1st「Cactus」
Cactus(カクタス) 1st「Cactus」
「カクタス(1970年)」「ワン・ウェイ... オア・アナザー(1971年)」「リストリクションズ(1971年)」の3枚のアルバムを発表1972年に解散。
カクタスを高く評価していたロッド・スチュワートは[カクタス]の解散に反対し、「ベックと一緒に活動したら、潰されてしまう。こんないいバンドがあるのに・・・」と助言したそうです。
「ワン・ウェイ…オア・アナザー(1971年)」
「ワン・ウェイ…オア・アナザー(1971年)」
その後ボガートとアピスはベックと共にベック・ボガート & アピス(B,B&A)を結成しスタジオアルバム1枚およびライブアルバム1枚を発表した後解散。
余談ですが1st「Cactus」のアルバムのジャケットはリリース前にレコード会社から「そそり立つ1本のサボテンがまるで男の象徴のようだ」ということでリリース前にレコード会社から変更を要求されていたそうですが・・・。
●Cactus(カクタス) 「1st」」
Cactus は、1969年結成されたUSAハード・ロックバンド。
名盤として必ず紹介されるバンド。
このバンドは、元Vanilla Fudgeのメンバーであったティム・ボガートとカーマイン・アピスが在籍していたことで有名。
この二人は、ジェフ・ベックから新バンド結成の誘いを受けていたが、ジェフ・ベックが自動車事故を起こしたため新バンドの構想は頓挫。
そこでボガートとアピスは、知り合いだった元ミッチ・ライダー・アンド・デトロイト・ホイールズ、バディ・マイルス・エクスプレスのギタリスト ジム・マッカーティーと元アンボイ・デュークスのラヴォーカル スティ・デイを誘いCactusが誕生。
都会的なセンスと完璧なリズムセクションで異彩を放ち、イギリスからも注目されていたヴァニラ・ファッジのメンバー2人と爆音系ロックのラスティー・デイ、ジム・マッカーティーがバンドを組んだことで、かなり野性的でブルージーでありながら、どこか洗練されたサウンドが誕生。
1970年に発表された1stアルバムは、ラスティの音楽嗜好が色濃く反映し格段にヘヴィさを増したアルバムです。
翌71年には2ndアルバム「One Way... Or・Anather」を発表。
ここでは、ジム・マッカーティーのギターを強調しながらも、ボガートのベースとアピスのドラムがパワー炸裂し、タイトル曲はブリティッシュ・ハードの雄ツェッペリンなどよりさらにハードでヘヴィ、しかも泥臭い本物のブルースっぽさも感じられ、“これぞアメリカン・ハード”というサウンドを確立している。
しかし、1972年にCactusは解散。
解散後、ボガートとアピスはベックと共にBBA(ベック・ボガート & アピス)を結成。
カクタスを高く評価していたロッド・スチュワートはCactus解散に対して、「ベックと一緒に活動したら、潰されてしまう。こんないいバンドがあるのに・・・」と助言したそうです。