2024年
4月
12日
金
ボトラーズブランドは、面白いですよね。
正規品と違って、いろいろな風味が楽しめるし、ボトルも正規品と歯違う斬新なデザインがあるし・・・。
本当に面白い!
当店でも大人気のボトラーズ・ブランドが何点か置いてあります。
今回、ローランド・モルトのみの「ザ・エピキュリアン/The Epicurean」を初導入しました。
◆ ボトラーズ・ブランドとは、瓶詰業者が蒸留所から原酒を買い付け、熟成から瓶詰めまで独自に造ったウイスキー。
◆ 各地区の有名蒸留所(マッカラン・ポートエレン・ボーモア等々)のモルト+シークレット・モルトを贅沢にブレンド‼
◆ 最大の特徴は、少量生産なのでオフィシャルボトルには無い独自の風味が楽しめます。
◆ スカリーワグ / Scallywag
(ダグラス・レイン社)
マッカラン、モートラック、グレンロセス等のスペイサイドの原酒のみをブレンド。
上品な甘みが特徴でシェリー樽熟成由来のフルーティな味わい、ドライフルーツやスパイスの香りが魅力的。
口に含むと、蜂蜜やバニラの甘さが広がり、長い余韻を楽しめます。
◆ ティモラス・ビースティー / Timorous Beastie (ダグラス・レイン社)
ブレアアソール、ダルモア、グレンゴイン、グレンギリーその他ハイランドの蒸留所の原酒をブレンド。
ハイランド地区の穏やかな風景のように、上品な甘みと柔らかな大麦の風味、ハーブのニュアンスが楽しめるバランスの取れた味わい。
◆ ロック・アイランド / Rock Island
(ダグラス・レイン社)
アイランズ地区のジュラ、アランの他にオークニー島とアイラ島の蒸留所の原酒をブレンド。
アイランズモルトの特徴的な磯の香りに加え、スモーキーさ・スパイシーさ・甘みのバランスが絶妙に調和。
ハチミツのような甘みのあとにスパイシーな風味も現れ、飲みごたえのある味わい。
飲み方はご自由ですが、是非一度ハイボールで・・・。
アイランズらしい潮感、甘みやスモーク、スパイシーさが楽しめます。
◆ ビッグ・ピート / Big Peat (ダグラス・レイン社)
アードベック・カリラ・ボウモアに貴重なポートエレンを含むアイラ地区4蒸留所のモルトを贅沢にバッティング。
アイラモルトの個性豊かなピート香とバニラの甘い後味が楽しめ、塩気とミネラル感が口いっぱいに広がります。
アイラの荒々しい風景と海の香りを思い起こさせるウイスキーで、スモーキー系モルト愛好家にはたまらない一本。
因みに、ラベルのおじさんは、アイラ島の平均的なおじさん・・・・とか?
◆ スモークヘッド・ハイヴォルテージ / Smokehead High Voltage
(イアン・マクロード社)
蒸留所名および熟成年数が完全シークレットのアイラ・シングルモルト。
ドクロがデザインされた特徴的なラベル、58度の高アルコール度数でインパクト大。
カラーは綺麗なゴールデン、ディープでリッチなスモーキーフレーバーは、レベルの高いアイラモルトに負けていません。
個性的で爆発するようなスモーク感、刺激的で甘い味わいが広がります。
ロックやトゥワイスアップで楽しむのも良いかも・・・!?
2024年
4月
08日
月
Eric Carmenが今年2024年3月12日に亡くなりましたネ。
享年74歳。
合掌!
僕より1歳下。
寂しいね・・・。
Eric Carmenを知ったのは大学時代。
1972年、Raspberries(ラズベリーズ)の「Go All the Way」が全米5位の大ヒット。
続いて「I Wanna Be with You/邦題:明日を生きよう」が全米16位、さらに「Let's Pretend」が全米35位を記録。
この可愛らしいRaspberries(ラズベリーズ)と言う名前のリーダーが、Eric Carmen。
ラジオから流れてくる彼らの曲が凄く新鮮に聞こえてね、確か社会人になってから最初の給料で彼らのBest盤を購入した記憶があります。
「I Wanna Be with You/邦題:明日を生きよう」が日本でも大ヒットした時、この曲と似た邦題の有名な曲との比較が良くされていました。
その後、Raspberriesは日本でのヒット曲も無く、1975年に解散。
Eric Carmenはソロとなり、シンガーソングライターとして活躍。
そしてソロ1stアルバムから記念すべき大ヒットが生まれます。
それがBillboard シングルチャートで2位、キャッシュボックスやレコードワールドのチャートでは1位となった「All By Myself」。
同アルバムから更に「恋にノータッチ」(11位)や「サンライズ」(34位)のヒット曲も生まれました。
「All By Myself」は、自分のことしか見えず、気がついた時には大切なものを失くし、一人ぼっちになってしまった自分の心の葛藤を描いた曲。
映画「ブリジット・ジョーンズの日記」(2001年)の冒頭で、主人公のブリジット・ジョーンズ(レネー・ゼルウィガー)が歌手になりきったように陶酔して、夜中に一人で曲に合わせて絶唱するシーンがあります。
30歳を過ぎても彼氏もいない自分の身の上を嘆いているブリジット・ジョーンズの心境にピッタリなんですね。
当店に良く遊びに来て下さるY氏がこの曲をこの上なく愛しており・・・・、理由はわかりませんが・・・・・・・。
後に「20世紀に残したい歌・ベスト100」にも選ばれたことがある名曲。
なので、多くのアーティストが同曲をカヴァーしています。
セリーヌ・ディオン、シェリル・クロウ、シャーリー・バッシー、カーメン・マクレエ、日本では中村あゆみ‥など。
中でも一番有名なのがセリーヌ・ディオンで、1996年にU.S. Billboard Hot 100で4位を記録。
また、映画やCMにも使用されていましたね。
1995年の映画「誘う女」(ニコール・キッドマン主演)や、自動車メーカーのCM(ダイハツCopen)等。
その後しばらくソ低迷が続きますが、1980年代に大復活!
要因の一つが、ミュージック・ビデオと映画がドッキングしたサントラ盤。
当時、「トップ・ガン」、「バック・トゥー・ザ・ヒューチャー」等々が次から次にビルボードでNo,1に。
その波に乗ったかどうか知りませんが、ビルボードNo.1輝いた映画「フットルース」のサントラ盤に書き下ろした「en:Almost Paradise/邦題:愛のテーマ」が大ヒット‼
2000年に入ってからは、「リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド」としてリンゴ・スターと共にワールド・ツアーで活躍。
2004年には、31年ぶりにオリジナル・メンバーでRaspberriesを再結成。
元祖パワー・ポップとして再評価され、ニューヨーク・デイリー・ニュースで年間ベスト・コンサートに選ばれています。
60年代、70年代80年代に活躍したアーチストは、本当に凄いですね。
お疲れさまでした。
余談ですが、ラズベリーズのウォーリー・ブライソン(1970年 - 1975年)は、1978年にラスカルズのディノ・ダネリ、ジーン・コーニッシュらと5人組バンド「Fotomaker」を結成しています。