2019年
10月
22日
火
最近、20代の男性や女性達から「ラム酒を増やして!」のご要望が多数あります。
そこで、ご要望にお応えし今回3種類のラム酒を入荷しました。
「ラム酒」は、サトウキビの廃糖蜜または絞り汁が原料。
1970年代にウォッカと共に国際的な酒としての認められるようになりました。
イギリスの「サンデー・ミラー」紙によると、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの大ヒットにより、イギリスでラム酒が大ブームになり、パブやBarでラムベースのカクテルが好んで飲まれるようになったそうです。
また、3作目の「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」が公開された2007年には、ダーク・ラムの消費量が前年比31%増になったとか・・。
イギリスのテスコ(イギリス最大規模のマンモス・スーパーチェーン)では、ゴールデンラムの売上が前年比65%増になったそうです。
日本でも「ラム酒」が人気になっているのが分かりますね。
で、今回入荷した3種類をご紹介しますね。
◆「ハバナクラブ7年
/Havana Club」
「ハバナクラブ」は、1878年にキューバで誕生し、現在では世界180か国以上で年間380万ケース以上を販売されているとか。
「ハバナクラブ7年」は、キューバの灼熱の太陽をたっぷり浴びて育ったサトウキビの搾り汁を丁寧に蒸留し作られ7年熟成。
長期熟成の豊かで深く滑らかな味わい。
バランスの優れたラム酒として世界的にも評価の高いダークラムです。
甘みがあって飲みやすいく、女性の評価も高い。
2017年 SWSC サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション ダブルゴールド賞を受賞しています。
2019年
10月
08日
火
「グリーンスポット(Green Spot)」は、アイルランド・ダブリンにある有名なワイン商・ミッチェル&サン(Mitchell&Son)社のプライベートブランド。
現在はミドルトン蒸留所で造られていますが、年間2,000ケース限定発売のため、入手困難なウイスキーの1本。
スコットランドの「シングルモルトのパイオニア」でグレンモー
レンジィの前マーケティング部長イアン・バクストン氏は、自書「101 Whiskies to Try Before You Die(死ぬまでに試したい世界の101のウイスキー)」の中で「グリーンスポット」を挙げています。
「グリーンスポット」の特徴は、アイルランド伝統のシングルポットスチルウイスキー。
シングルポットスチルウイスキーとは、モルト(大麦麦芽)と未発芽の大麦両方の麦汁を伝統的な銅製のポットスチル(単式蒸留器)で3回蒸留しできたウイスキー。
これにより、フルーティーな香りとなめらかでクリーミーな味わいが生まれます。
熟成年は8年から12年でバーボン樽だけでなくシェリー樽、マラガ樽も使用。
樽香は控えめですが、シェリー樽とマラガ樽による青りんご系の風味、柔らかな麦の香り、コクのある味わいで長い余韻が楽しめます。
ストレートもしくはロックでじっくり味わっていただきたいウイスキーです。
「グリーンスポット(Green Spot)」:シングル 1,250円
※ミドルトン蒸留所(Midleton)は、アイルランドのコーク(Cork)郊外にある蒸留所。
コークという街はアイルランド最南部にあり、温和な気候な人口10万人強の国内第2の都市。
街の外れにあるコーク湾は大西洋航路の基点となっていて、映画で有名な「タイタニック号」が最後に寄港した港として有名だそうです。
2017年
10月
09日
月
アメリカを代表するロック・アーティストTom Pettyが、10/2に亡くなりましたね。
同世代の死、とても残念です。
享年66歳。
トム・ペティを知ったのは、約35年ぐらい前。
友達とレコード交換をした中に1979年発表の「Damn The Torpedoes/邦題:破壊」と1986年発表のLIVE盤「Pack Up The Plantation: Live!」があってね、LIVE盤が結構気に入っていたのですが・・・・・。
アメリカでは、ロックの殿堂の常連で受賞者の演奏時にバック演奏で毎回出演するぐらい人気のあるロッウ・アーチストなんですが、日本での評価は今一。
何となく“通好み”のロックなんでしょうね。
1950年生れのトム・ペティ、幼いころはエルビス・プレスリーに憧れて音楽の道を志したそうです。
1976年にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ/ Tom Petty & The Heartbreakersを結成し、1stアルバム「アメリカン・ガール」を発表。
このアルバムは、本国アメリカではあまり評価が得られなかったが(全米55位)、ニルス・ロフグレン(英語版)のイギリス・ツアーでオープニングアクトを務めるとイギリスで人気が高まり、1977年6月にはデビュー・アルバムが全英アルバムチャートで24位と大ヒット。
そして1979年に発表した3rdアルバム「Damn The Torpedoes/邦題:破壊」が2ヶ月以上に亘って全米アルバム・チャートで2位を記録する大ヒットに。
このアルバム以降現在まで、彼のアルバムは全米チャートのトップ10に食い込むほどの人気で、アメリカを代表するロック・アーティストとして君臨し続けます。
1988年には、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、ロイ・オービソンと共に結成した「トラヴェリング・ウィルベリーズ」でも高い評価を得、多くのミュージシャンからリスペクトされています。
1994年、リック・ルービンのプロデュースによるソロ2作目「ワイルドフラワーズ」を発表。
同アルバムからのシングル曲「ユー・ドント・ノウ・ハウ・イット・フィールズ」でグラミー賞最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞。
2002年、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズとしてロックの殿堂入り。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第91位。
活躍している同世代が亡くなるのは、本当にショックで悲しいことです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
改めて合掌!
トム・ペティの訃報を受け、様々なミュージシャンが追悼コメントを発表しています。ボブ・ ディラン、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、キャロル・キング、ブライアン・ ウィルソン、リンゴ・スターほか。
当店所有のTom Pettyアナログレコード紹介。
●「Damn The Torpedoes/邦題:破壊」
1979年発表の3rdアルバム。
全米アルバム・チャートで2位となる大ヒットアルバム。
2ヶ月以上に亘って米チャート2位に留まるロング・セラーを記録しプラチナ・ディスクに認定されたバンドの出世作。
初のトップ10シングル「危険な噂」、代表曲「逃亡者」「ヒア・カムズ・マイ・ガール」などが収録されています。