2017年
9月
26日
火
多摩川を超えるのは数年ぶり。
もう、それだけでも嬉しいのに・・・、フイルム・コンサートとはいえ大好きなPink Floyd/ David Gilmour。
すでに興奮状態。
会社勤めしていたころは毎日通った新橋駅で下車し、「ゆりかもめ」で台場駅まで。
この「ゆりかもめ」には良く乗ったな~・・・。
国際展示場で開催されるイベントの広報をかなりやっていたので、良いことも嫌なことも思い出しつつ台場駅へ。
Zepp DiverCityは初めてなので、どんな会場か楽しみにしていたんだけど・・・、何だClub Citta’と変わらないじゃん。
だったら、Club Citta’も音が良いんだから、川崎でやって欲しかったな~・・・・。
で、会場入りしてしばらくしてから、ソニー・ミュージックの方がご挨拶。
次いで、前振りに伊藤政則が出てきたけど・・・、これはいらなかったな~。
僕たちの周りからも、小声ながら「この説明はいらない」と・・・。
で、本編。
「David Gilmour - Live at Pompeii」は、2016年7月7日と8日にイタリアの世界遺産ポンペイ円形闘技場でDavid Gilmourが行ったLIVEの模様を収録したコンサートフィルム。
この会場は、David Gilmourとしては45年振り。
因みに、45年前の映像(観客はいないけど)も最高です!
で、今回のこのLIVEは、2日間で延べ5200人しか体験できなかったという、とても貴重なLIVE。
全世界で5200名だけですよ!
もう、この5200名には嫉妬してしまうよね。
で、この貴重なLIVE映像が、Zepp DiverCityとZepp Nambaでの一夜限りの上映というわけです・・・、ハイ。
結論、最高のLIVE(映画)でした。
5200名の中に、自分がいるような体験もできました。
前半戦は、恥ずかしながら記憶にない曲が続きましたが、「The Dark Side Of The Moon/邦題:狂気」からレコードで言えばA面Lastの「The Great Gig in the Sky/邦題:虚空のスキャット」で個人的には大いに盛り上がり!
でも、ちょっと女性のスキャットが「違うな~・・」と思いつつも・・・、熱いものが・・・・。
次いで、アルバム「炎」から「Wish You Were Here/邦題:あなたがここにいてほしい」。
エッ!シド・バレットに捧げたこの曲を演奏する?!
でも、最後まで聞いて思ったのは、もしかしてこのYouはシド・バレットだけではなく、このポンペイの円形闘技場LIVEにいてほしかった故リック・ライト、ロジャー・ウォーターズ、ニック・メイスンじゃないのかな、とおもったら・・・、涙が出てきちゃいました・・・。
この後は、もう怒涛のPink Floydの名曲が次から次に・・・・・。
解説書によると21曲中13曲がピンク・フロイド・ナンバーとか・・・。
ベースの独特なイントロから始まる「One of These Days/邦題:吹けよ風、呼べよ嵐」、「Shine On You Crazy Diamond(Parts I-V)/邦題:クレイジー・ダイアモンド」、
アルバム「The Wall」から「Run Like Hell/ラン・ライク・ヘル」、
「狂気」から「Time/ Breathe (In The Air) (reprise) / タイム/ブリーズ」、
最後は「The Wall」から「Comfortably Numb/コンフォタブリー・ナム」。
もう、興奮しっぱなし・・・・。
過去に観たPink FloydのLIVEを思い出し、涙・涙・・・・、鼻グシュ・グシュ・・・!
終演後、妻と今回のLIVE映画の話をしながら帰途に着きました。
本当に最高のフイルム・コンサートでしたよ!
2017年
9月
21日
木
昨日ご来店の4人組(男女各2名)。
埼玉県からお越しとのこと。
理由は、男性のお一人が、競輪選手だとかで・・・。
川崎に着いてから、どこで遊んでいいかわからないのでタクシーの運転手さんに聞いたところ、当店を紹介してくださったそうです。
4人組は、「本当に良いお店を初会してもらいました」とお帰りになりました。
ご満足いただき、ありがたいことです。
どこのタクシー会社かわかりませんが、運転手さんありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
2017年
9月
18日
月
団体さんがお帰りの後、最後のお客様となった30代の男性。
会社で嫌なことがあったとかで、相当の落ち込み様・・・。
就業後、同期と飲んでいたが、急に高校時代のことを思い出し、急遽当店に・・・。
「お一人だし、何かお聞きになりたい曲がありますか?」と尋ねたところ「ホール&オーツを聞かせてください」。
そこでBest盤を。
お酒も好きなようで、ダルウィニー15年、ストラスアイラ12年などを飲みながら、「高校時代、本当に好きでよく聞いてたな~」。
A面終了しB面に。
1曲目の「Wait For Me」で「この曲が一番好きだった」と、涙を流しながら口ずさんでいました。
「マスター、ジェフ・ベックのPeople Get Rady聞かせて!」。
この曲で楽しく過ごした高校時代の思い出がさらに蘇ってきたのか・・・、もう、グショグショ。
「嫌なことがあったら、また来てくださいね。音楽は最高ですよ!」
「本当に音楽は、すべてを忘れさせてくれる。最高です!」とお帰りになりました。
人間、生きている限り嫌なことはたくさんありますよね。
めげずに、元気に頑張りましょうね!
また、嫌なことがあったら好きな音楽を聴いて、楽しかった時代を思い出しましょう。
音楽は、心を癒してくれますからね。
頑張れ!!
2017年
9月
18日
月
毎週日曜日23時から BS-TBS「SONG TO SOUL〜永遠の一曲〜」を見ています。
この番組、とても面白いので洋楽PopsとRockが好きな人は見るといいですよ!
で、今回は、1960年代に活躍したアメリカのフォーク・ロックバンドLovin' Spoonfulでした。
僕は知らなかったのですが、Lovin' Spoonfulの1stシングル「Do You Believe in Magic/邦題:魔法を信じるかい?」が、ディズニーのアニメ映画「ピーター・パン2/ネバーランドの秘密」に使われていたんですってね。
映画で歌っているアーティストは違うそうですが、アメリカでは小さな子供までも歌っているんですって。
で、Lovin' Spoonfulは、ジョン・セバスチャンを中心とするフォークロック・グループ。
前身は、60年代フォークが始まった都市・ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジで活躍していたフォーク・グループ「マグワンプス」。
このグループのメンバーは、キャス・エリオット、デニー・ドハーティー、ジョン・セバスチャン、ザル・ヤノフスキー。
ジョン・セバスチャン、ザル・ヤノフスキーが脱退してLovin' Spoonfulを結成。
残ったキャス・エリオット、デニー・ドハーティーは「夢のカルフォルニア」のママス&パパスを結成。
「マグワンプス」は、凄いグループだったんですね。
Lovin' Spoonfulは、1960年代中期のいわゆる「ブリティッシュ・インベイジョン」に対抗できたアメリカのバンドの一つ。
1960年代半ばといえば、ビートルズやストーンズが登場し、ブリティッシュ・インベンション花盛りの時代。
そんな時代にLovin' Spoonfulは、アメリカン・トラッドやR&B、ジャグ・バンド等アメリカのルーツ・ミュージックの要素など等を取り入れて1965年にデビューし1stシングル「Do You Believe in Magic」がUSAビルボードチャートで9位と大ヒット。
Lovin' Spoonfulのサウンドは、古き良きアメリカを彷彿させるとし「グッド・タイム・ミュージック」とも呼ばれていました。
それが、逆にイギリスでも人気を博していたらしいですね。
次々にヒットを飛ばした彼らは、逆ブリティッシュ・インベイジョンとしてイギリスへのツアーを行い、ビート・バンド花盛りのイギリスでも大歓迎されます。
何故、彼らのような流行に逆行するようなオールド・スタイルの音楽が歓迎されたかというと、一つはLovin' Spoonfulの音楽が他のアメリカのロック・バンドのようなブリティッシュ・ビート・バンドのモノマネではなかったということ。
また、Lovin' Spoonfulのサウンドが、アメリカの古き良き時代の音楽、カントリー&ウエスタン、フォーク、R&B、ジャグ・バンド・サウンドを現代に甦らせたもので、多くのイギリスのロック・ミュージシャンたちが憧れていたアメリカン・ポップスの原点だったからです。
Lovin' Spoonfulは、1stシングル「Do You Believe in Magic」以降も大ヒット曲を連発。
60年代アメリカのミュージックシーンを語る上で欠かせないバンドとなりました。
順風満帆に見えたLovin' Spoonfulは、67年にギターのヤノフスキーがマリファナの不法所持で逮捕・脱退。
68年には中心人物のジョン・セバスチャンも脱退となり、悲しいかなLovin' Spoonfulは解散となってしまいます。
解散後、ジョン・セバスチャンはウッド・ストックに参加していますネ。
2000年にロックの殿堂入りを果たしています。
因みに、好きな作家ではありませんが村上春樹は「Lovin' Spoonfulの音楽はいつ聴いても素敵だ。必要以上に自分を大きく見せようとしない音楽」で、「デイ・ドリーム」と「ハムズ・オブ・ザ・ラヴィン・スプーンフル」をMDに入れてジョギングしているとか・・・・、ま~、どうでもいいけどネ。
●Lovin' Spoonfulの代表曲。
◆「Do You Believe in Magic/邦題:魔法を信じるかい?」
- 1965年ビルボード・Hot 100で9位を記録。
◆「You Didn't Have to Be So Nice/邦題:うれしいあの娘」
Beach Boysのブライアン・ウィルソンは、この曲のボーカルの重ね方を参考にして
「神のみぞ知る」(1966年)を制作したと証言しています。
ジャズヴォーカルのアストラッド・ジルベルトが、息子のマルセロ・ジルベルトと共に
歌っています。
エイミー・グラント&ケビン・コスナー主演、1997年公開の映画『ポストマン』のエン
ディングで使用されています。
◆「Daydream/邦題:デイドリーム」- 1966年全米2位。
◆「Summer in the City/邦題:サマー・イン・ザ・シティ」
-1966年ビルボード・Hot 100でついにNo.1に輝きました。
この曲はタイトルどおり、夏の盛りの8月13日から8月27日まで、3週連続でビルボー
ド・Hot 100の1位を獲得。
全英シングルチャートでも8位を獲得。
その年のビルボード年間チャート11位を記録し、ゴールドディスクに。
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では401位にランク
されています。
車のクラクションや削岩機の音が挿入されているが、本作品はこういった効果音が
ヒット・ソングに導入された最初の曲と言われている。
クインシー・ジョーンズ、B.B.キング、ジョー・コッカー、スティクスなどがカバー。
当店所有のLovin' Spoonfulのアナログレコード
2017年
9月
11日
月
9月3日にSteely Danの中心的存在でギタリストのWalter Beckerが亡くなりましたね。
死因・死亡場所など詳しい状況は不明だそうです。
享年67歳。
心よりご冥福をお祈りします。
合掌!
Steely Danは、ドナルド・フェイゲン (Donald Fagen) とウォルター・ベッカー (Walter Becker) を中心としたアメリカのジャズ・ロック・バンド。
ぼくが初めてSteely Danを知ったのは、1970年初頭。
ラジオから流れてきた「Do It Again」です。
この曲は、アルバムからのシングル・カット曲でビルボード・シングルチャートで6位を記録しています。
1974年にビルボード・シングルチャートで4位を記録したシングル「リキの電話番号」。
当時、レコードを買うお金がなかったので、友達から借りたレコードをテープに録音し聞いていました。
その後しばらくSteely Danの名前は僕の頭から消えていたのですが、Steely Dan好きの友人が「凄いアルバムが出たぞ!」と連絡あり。
それが、1977年発表のアルバム「aja(彩/エイジャ)」。
早速購入したのですが・・・・、「何と難解なアルバムなんだろう」というのが正直な話。
普通のロックかと思って聞いたら・・・、全編複雑なジャズ的展開。
演奏メンバーを見たらラリー・カールトン、ジョー・サンプル、ウェイン・ショーター、スティーヴ・ガッド、リー・リトナー等々・・・、納得です。
このようなアルバムがアメリカとかイギリスではロックチャートのトップクラスに入るんだから、アメリカもイギリスも凄い!
で、今回Walter Becker逝去でSteely Danの事を調べていたら、とても面白いこと発見。
ドナルド・フェイゲン (Donald Fagen) とウォルター・ベッカー (Walter Becker)は、1960年代初頭、Beatlese以前にアメリカで活躍していたJay & The Americansというバンドにいたのを知りました。
Jay & The Americansは、日本では「Cara Mia(カラミア)」(全米4位)という曲が流行りましたネ。
当店では、オムニバスですが聞くことができます。
2003年に、「彩(エイジャ)」がグラミー賞殿堂入り。
1981年に解散。
解散後、ウォルター・ベッカーはハワイに移住しプロデューサーとして活躍。
リッキー・リー・ジョーンズ、チャイナ・クライシス、マイケル・フランクスなど多彩なアーティストをプロデュース。
Pitchforkや米ローリングストーン誌などによると、Steely Danは今年7月に米フェス<The Classic West><The Classic East>に参加したが、ウォルター・ベッカーは出演をキャンセルしていたとのことです。
やはり麻薬を止められなかっあのかな~・・・・。
改めてウォルター・ベッカー(Walter Becker)に合掌!
●「aja/邦題:彩」
USAアルバムチャートで3位、UKアルバムチャートで5位を記録。
Steely Dan初のプラチナアルバムとなる最大のヒットアルバム。
このアルバムは、東西の一流スタジオ・ミュージシャンを贅沢に起用されており、洗練されたジャズなどの混合による傑作であると評価されています。
8分間に及ぶ表題曲は、複雑なジャズ的転調と、サクソフォーン奏者ウェイン・ショーターによるソロ、そしてドラマーのスティーヴ・ガッドによる巧みなドラム演奏などが含まれている。また、数十人に及ぶ腕利きミュージシャンが参加。
グラミー賞最優秀録音賞を獲得するなど、評論家からも絶大な支持を受け、Steely Danの名声を決定的なものにした。
1978年7月にグラミー賞の最優秀録音賞、ノン・クラシカル部門(Best Engineered Album, Non-Classical)を受賞。
ローリング・ストーン誌が選ぶ「オールタイム・ベストアルバム500」に於いて145位にランクイン。
同アルバムのジャケットに写っている女性は、日本人モデルの山口小夜子。
なおデニー・ダイアスが本作を最後に正式にメンバーから外れ、Steely Danは名実共にベッカーとフェイゲンの2人だけのグループとなります。
・ラリー・カールトン/ギター
・スティーヴ・ガッド/ドラムス
・マイケル・マクドナルド/ボーカル、バックグラウンドボーカル
・リー・リトナー/ギター
・ジョー・サンプル/キーボード、エレクトリックピアノ、クラヴィネット
・ティモシー・シュミット/ベース、ボーカル
・ウェイン・ショーター/ルート、テナーサクソフォーン 他
●「Gaucho/邦題:ガウチョ」
1980年発表。
前作「彩(エイジャ)」に匹敵する大ヒットを記録し高い評価を獲得。
このアルバム制作中、ウォルター・ベッカー麻薬に溺れ交通事故を起こすとか、製作費が膨大になるとか、キース・ジャレットの曲に酷似していると訴えられるとか、レコード会社の移籍問題によるアルバムの権利をめぐる議論等と様々なトラブルに見舞われながらも完成度の高さは頂点を極めている評価。
アルバムはUSAアルバムチャートで9位を記録しプラチナアルバムを獲得。
シングル・カットされた「ヘイ・ナインティーン」は、USAシングル・チャートで10位を記録。
このアルバムを最後にベッカーとフェイゲンのコンビは活動を停止。
<参加ミュージシャン>
・リック・デリンジャー/ギター
・スティーヴ・ガッド/パーカッション、ドラムス
・マーク・ノップラー/ギター、ボーカル
・マイケル・マクドナルド/ボーカル、バックグラウンドボーカル
・ジェフ・ポーカロ/パーカッション、ドラムス
・ジョー・サンプル/エレクトリックピアノ
・デイヴィッド・サンボーン/アルトサクソフォーン、ボーカル 他
●Best 盤
1972年のCAN’T BUY CHEAP THRILLから1978年のAJAまでのアルバムのベスト盤。
ベスト盤だけあって捨て曲もなく、快適に全編を通してスティーリー・ダンの世界を味わうことができます。
このアルバムで特筆すべきことは、過去のオリジナル・アルバム作成に参加したゲスト・セッション・ミュージシャンの名前が、SPECIAL THANKSとして記載されていることである。
もちろん知らない名前もあるが、ロック、ジャズ・ファンであれば一度は耳にした名前も数多く見受けられ嬉しくなっちゃいます。