2017年
10月
31日
火
いや~、何年ぶりだろうか・・・・。
入手困難になってから数年、久しぶりに「竹鶴17年」が当店の棚に並びました。
入手したその日に「竹鶴17年」を熱烈に愛するMさんがご来店。
早速、ソーダ割で・・・・。
「ウ~ム、この味、この味・・・、やはり旨い!!」と号泣!(大袈裟か!)
「竹鶴17年」は、日本のウイスキーの父 竹鶴政孝の名前を冠したピュアモルトウイスキー。
17年以上熟成したピュアモルトならではの深みのある香りで、凛としたボディ感と爽やかな余韻が特長のウイスキーです。
モルトウイスキーの持つピートの香り、長く持続する豊かで重厚感あふれる味わい、シェリー樽をはじめさまざまな樽をバランスよく組みあわせた長期貯蔵由来の熟成香・・・・まさに円熟のピュアモルト。
最高です。
ISC(インターナショナルスピリッツチャレンジ)2009 世界最高賞「トロフィー」受賞。
ISC(インターナショナルスピリッツチャレンジ)2014・2012・2010・2009・2008・2006 金賞受賞。
WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2012ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト(ピュアモルト)受賞等々。
ストレート良し、ロック良し。
ソーダとの相性も抜群で「竹鶴17年」のハイボールは、少しリッチで味わい豊かな仕上がりになります。
次回はいつ入荷できるかわかりません。
この1本を味わえる人は、何人かな~?
「竹鶴17年」:シングル1,200円
2017年
10月
30日
月
Fats Dominoの本名は、アントワーヌ・ドミニク・ドミノ。
とても太っていたので、芸名を「Fats Domino」としたとか。
1950年代から1960年代初期にかけてアメリカで最も売れた黒人歌手のひとりで、ストライド奏法とブギウギの影響を受けた独自のブルース調のスタイルでピアノを演奏。
1949年に「Detroit City Blues」でデビューしましたが、B面の「The Fat Man」がR&Bチャート2位の大ヒットを記録。
欧米の音楽評論家の間では、この「The Fat Man」が“史上初のロック・レコード”であるという意見が常識になっているそうですよ。
その他彼の代表曲としては、「Blueberry Hill」、「Ain't That A Shame」、「Walking To New Orleans」、「I'm Walkin'」、「Blue Monday」など多数あります。
米ビルボード誌では、15年間で65曲ものシングルがトップ100入りしており、RIAA(全米レコード協会)の統計によれば、1970年代の終わりまで売り上げレコード枚数の累計がエルビス・プレスリー、ビートルズに次ぐ第3位だそうです。
彼の影響力は凄く、ロックンロールの帝王エルビス・プレスリーも「Blueberry Hill」等をカヴァーしています。
また、英国のロック・シーン、特にブリティッシュ・ビートにも大きな影響を及ぼしています。
ビートルズやデイヴ・クラーク・ファイヴ、アニマルズ、ジョージー・フェイム等々がファッツ・ドミノのナンバーをレパートリーにしているし、唱法や演奏、作曲などもファッツ・ドミノから大きな影響を受けています。
音楽サイトUltimate Classic Rockによると、ザ・ビートルズのメンバーがまだ10代だった頃で、ジョージ・ハリスンが初めて聴いたロックの曲は彼の「I’m in Love」で、ジョン・レノンが初めて弾けるようになった曲は1955年の「Ain’t That a Shame」だったそうです。
また、ローリング・ストーンズがデビューした頃、ミックの歌う歌詞が聞き取りにくいと苦情が来たとき、ミックは得意になって「それでいいんだ!俺はファッツ・ドミノの歌を聞いて独特のサウンドを習得したんだ!」と答えたそうです。
今回初めて知ったのですが、ファッツ・ドミノは、ビートルズの「レディ・マドンナ」をカヴァーしているんですって。
ビックリですよね!
ファッツ・ドミノのレコードでミリオンセラーになった楽曲は23曲。
RIAA(全米レコード協会)の統計によると、1970年代終わりまでの彼のレコード売り上げ枚数の累計は、エルビス、ビートルズに次いで第3位だとか。
そんなファッツ・ドミノは、1986年に「ロックの殿堂」入りを果たし、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第25位を記録。
この記録からも彼の愛嬌のある笑顔、軽やかに鍵盤を弾く指先、甘く親し気な声、その巨体を揺らしながら奏でる姿が黒人層や一部のマニアックな白人愛好家だけでなく、広く全米のお茶の間レベルまで浸透していたことがわかります。
白人からも支持を得た黒人ミュージシャン、ファッツ・ドミノ。
改めて、合掌!
ポール・マッカートニー他の追悼文。(Ctrlを押しながらクリック)
2017年
10月
24日
火
キャンベルタウン・モルトの銘酒「スプリングバンク(Springbank)」。
当店では15年モノを常備しておりましたが、15年は18年に集約するとのことで市場から無くなりました。
そこで、新たに「スプリングバンク10年」を入荷。
キャンベルタウン蒸留所の創業は、1828年。
キャンベルタウンは、大西洋に突き出たキンタイア半島の先端にある小さな港町。
当時100を超える蒸留所があったそうですが、「アメリカの禁酒法」を契機にほとんどの蒸留所が閉鎖。
そのような状況の中、スプリングバンク蒸留所は、高品質なウイスキーを作ることによって生き残った数少ない蒸溜所の一つ。
キャンベルタウンの伝統を守り続け、すべての麦芽は自家製麦(フロアモルティング)を行い、初留釜は石炭での直焚き、今では珍しい自社でのボトリングという最終工程までの全てを蒸留所内でまかなっています。
スプリングバンク蒸溜所の基幹商品「スプリングバンク10年」は、バーボン樽の比率が高く華やかでドライ。
「モルトの香水」と呼ばれる程、柑橘系の香り高く芳醇。
大西洋に突き出たキンタイア半島の先端にあるため、海から立ち込める霧による「塩辛さ」(シングルモルトの中で一番塩辛いと言われています)が特徴です。
「モルトの香水」と呼ばれるほど香り高い、ヘビーピーテッドのシングルモルト「スプリングバンク10年」を是非ご賞味ください。
「スプリングバンク10年」:シングル 1,000円
余談ですが、スプリングバンク蒸留所は、個人向けに「一樽ごと」販売しているそうです。
一樽のお値段は知りませんが、結婚し子供の誕生祝に一樽購入し、20数年寝かせて子供の結婚式に配るという呑兵衛の親父の夢を叶えてくれる蒸留所だそうですよ。
※当店で楽しめるキャンベルタウンのシングルモルト「ロングロウ」もご賞味ください。
2017年
10月
23日
月
右端が、、ジョージ・ヤング(George Young)
2017年
10月
23日
月
昔は、カセットテープに好きな曲を寝ずに録音し彼女にプレゼントしたものですが・・・・。
凄いですね、今回好きな曲・オリジナル曲などをレコード化できるサービスが開始したんですって。
やっぱりアナログ・レコード人気は本物ですね!
とにかく、音源と画像さえあれば、誰でも1枚からジャケット付きのアナログレコードを作ることができるそうです。
それも、注文してから10日ほどでできるとか。
何とピクチャーレコードもできるそうですよ。
しかし、著作権及び著作隣接権、原盤権、肖像権などの権利侵害にあたる音源や画像ファイルは使用できないそうですが(当然ですね!!)、自分の好きな楽曲をレコードに、それも世界で一枚だけのレコードが造れるなんて、夢みたいですね。
この画期的な世界初のサービスを開始したのは『CUT&REC』という会社。
2017年
10月
20日
金
NHK-FMさんが大胆な放送を実施します。
NHK浜松支局に保管されているレコード約34万枚を10時間にわたってかけまくる番組なんですって。
嬉しいじゃないですか。
この企画は、6年前にも実施したそうですが・・・・。
アナログ・レコード人気が高まっているのは冗談ではないんですね。
今では貴重・珍品のレコードが、発表当時の“その時代”の音で聞けるんですから、贅沢な番組ですよね。
で、この34万枚のレコードって、多分ほとんどがレーベル白盤(見本盤)何だろうね。
ラジオ局にはレコード室というのがあってね、各レコード会社の宣伝マンが自社のレコードを発売前に一早く電波で音楽ファンに聞いてもらうために持っていくのが見本盤です。
言ってみれば、レコード・レーベル白盤(見本盤)は宣伝マンの汗と涙の結晶なんですよ。
レコード針が市場から消えレコード文化が衰退してから、本当に久しぶりに汗と涙の結晶~アナログレコードが、公共電波に乗る。
嬉しいね~。
アナログレコード万歳!!
11月3日(金・文化の日)午後0時15分よりオンエアされるようなので、“その時代の音”を楽しみましょう。
現在、リクエスト・メッセージを募集中とのこと、思い出の曲をリクエストしましょう。
2017年
10月
16日
月
オーバン蒸留所の創業は、1794年。
スコットランドで最も歴史ある蒸留所の一つです。
オーバン蒸留所の場所は、ハイランド地区とアイランズ地区の中間。
そのため、ここで生産されるモルトは、ハイランド特有のまろやかで芳醇な味わいとアイランズ特有の力強いピートの香りという両地区の特徴を持っています。
しかし、生産量はスコットランドで最も小さい部類のランタン型ポットスチルで造られるためとても少ないそうです。
今回ご紹介するオーバン14年は、クラシック・モルト・シリーズの中でもスイートさやフルーツ感の濃厚さは白眉で、さらに微妙なピート感もあり全体的に力強いモルトです。
爽やかなピート香とやや重厚なコクを持ち、マイルドな口当たりで果実風味も心地良い飲み口。
柔らかさ、複雑さと、わずかな潮の風味が特徴でピートと飲みやすさのバランスは最高。
ウイスキー評論家は、「最も完成度の高いウイスキーの一つ」と評しています。
ハイランド特有のまろやかで芳醇な味わいとアイランズ特有の力強いピートの香りという、ふたつの世界を体験させてくれるオーバン14年。
しっかりとした味わいでややスモーキーでドライな美酒を是非ご堪能ください。
● オーバン (Oban)14年 : シングル 1,200円
※当店で味わえるクラシック・モルト・シリーズは、これで6種類になりました。
・北ハイランド地区~「ダルウィニー15年」
・スペイサイド地区~「クラガンモア12年」
・アイランズ地区 ~「タリスカー10年」
「タリスカー18年」
・アイラ地区 ~「ラガヴーリン16年」
2017年
10月
16日
月
先日ご来店の3人組が・・・・、ナント、ナント、土曜日にもお友達を連れお越しくださいました。
今回は、常連客の手助けもあり、しっかりお話を聞くことができました。
彼らは、スイス人で居合、殺陣、剣道などをやっている武闘家とのこと。
来日目的は、3年ごとに開催される武闘大会に参加するためだそうです。
競技の結果は、言いませんでしたが・・・・。
お話を伺っていると、彼らは本当に親日家。
日本と日本の武道をこよなく愛し、武道家らしく礼儀正しく、納豆などの日本食も大好きとのこと。
僕等日本人より日本ことに精通している。
頭が下がります。
と言うことで、「マスターお薦めの洋酒を」とのことでしたので、グレンドロナック12年、クラガンモア12年、タリスカ18年を。
「美味い、美味い」と飲みながら、お酒と音楽のリクエストを・・・・。
リクエストも先日同様、今までかけたことのないアーチスト・曲がかなりありました。
Queen「A Kind of Magic」
Supertramp「Crisis ? What Crisis ?」
Cat Stevens「Mona Bone Jakon」
Frankie Goes To Hollywood「Two Tribes」
George Thorogood & The Destroyers「Move It on Over」他
彼らのお陰で、日の目を見なかったレコードが聞けたのは、僕も嬉しいです。
常連さんからのリクエストUriah Heep「Salisbury Import」の「Woman In Black」では、大合唱に。
「美味しいお酒を飲みながら、好きな音楽を聴くのは最高!」と、楽しんでおりましたが閉店時間に。
月曜日(16日)に帰国するそうで、「次に来日するのは、3年後。また、お会いしましょう」ということでお帰りになりました。
3年前にご来店くださり、当店を忘れずに来てくださったのには、本当に感激しました。
今回は写真も撮りましたので、もう忘れませんよ!
また、3年後お待ちしていますよ!
でも3年後か~・・・・、僕は71歳・・・、お店はどうなっているのかな~・・・・。
川崎ロックバー最高齢のマスターになるか!
頑張りますよ!
2017年
10月
12日
木
23時ごろ外国からのお客様3人組がご来店。
拙い英語でご対応。
中のお一人が3年前に一度ご来店くださったとか・・・。
何となく、覚えています。
3人とも結構プログレ好きのようで・・・・・・。
グレンモーレンジ18年、アードベック10年等を飲みながらリクエストをいただきました。
リクエストは、
・Genesis 「Foxtrot」
・Mike Oldfield 「Five Miles Out」
・FocusのリードギターJan Akkerman(ヤン・アッカーマン)
・WHO 「Keep Clear」~「Who Are You」
・カナダの“マッスル・ロック”THOR(ソー)「Keep The Dogs Away」~「Tell Me Lies」他。
最後にELP「Emerson , Lake & Palmer」~「Lucky Man」を大合唱し、写真撮影をしてお帰りになりました。
本当にありがとうございます。
それにしても、まったくリクエストの無いレコードからの曲ばかりだったので、僕の方も嬉しくなってしまった夜でした。
感謝!
2017年
10月
09日
月
あのオドロオドロシイ、呪文のように抑揚のない一本調子で歌うオジー。
そこにトニー・アイオミのギター、ギーザー・バトラーのベース、若手の元気のよいドラムがかぶさってくる。
アリーナの観客は、皆声をそろえて歌っている。
凄い迫力。
最高です。
「Black Sabbath」、「War Pigs」、映画「アイアンマン」でも使用された「Iron Man」等々立て続けに演奏。
アンコールには、「名曲j「パラノイド」。
アッという間の、約2時間。
僕と同じ年のオジー・オズボーンが、頑張っている姿を見て、ぼくも頑張んなくちゃね・・、と思った映画でした。