2011年
7月
24日
日
土曜日は、何故かプログレDayになっちゃった!!
お医者様の一団がキング・クリムゾン「クリムゾン・キングの宮殿(写真)」から「21世紀の精神異常者」のリクエスト。
これを聴いた隣のカップルから「ついでにムーン・チャイルドをお願い!」。
また可愛い女性の声で「エピタフをお願いしま~す!!」・・・。
「ハイ・ハイ!おかけしますよ!」ということでクリムゾンから始まったプログレのリクエストが次から次に・・・・・。
お客様全員に許可をいただき(プログレは1曲が長いから!)、
YESの「YES SONG~ラウンドアバウト(Live盤)」、ELP「展覧会の絵~キエフの大門」ピンク・フロイド「狂気~TIME、MONEY」、UK「UK~イン・ザ・デッド・オブ・ナイト」・・・・。
最初の医師団からMike Oldfield「チューブラベルズ(*)をお願い!!」
「エッ~ツ!! アルバム1枚かけられませんよ~!!」
「お願い頭の5分でいいから~、お願い!!」
ンモ~、そこまで甘えるなら・・・お願い、もっと甘えて!
ということで針を落したところ・・・、
「アッ!エクソシストだ!!」、「携帯の待ち受けで~す!!」、「自宅でかけると子供が泣くんだよね~!!」の声・声・声・・・・!!
その後も、Asia、NICE、アトミック・ルースター、ルネッサンス、ゴング、etc。
こんなにプログレ・ファンがいらっしゃるとは!!
一度「プログレの日」を作ってみようかしら・・・要検討!!
(*)マイク・オールドフィールド「Tubular Bells」
映画「エクソシスト」のテーマ曲として有名だよね。
この「Tubular Bells」は、マイク・オールドフィールド一人で多重録音して作成。
1983年に発表し全英1位に輝いています。
マイクは、その後も「ハージェスト・リッジ(全英1位)」、「オマドーン(全英4位)」、「ファイブ・マイルズ・アウト(全英7位)」、「クライシス(全英7位)」などのヒット作を出しています。
2011年
7月
21日
木
12月にクラプトンとスティーブ・ウインウッドが来日しますね。
これにジンジャ・ベイカーが参加すればブラインド・フェイスになり最高なんだけどね。
で、本日は天才スティーブ・ウインウッドをご紹介しますね。
彼は、若干15歳の時に兄マフが一員となっていたスペンサー・ディビス・グループに参加。
1964年発表のシングル第2弾「キープ・オン・ランニング」がUKチャート1位となり、15歳で彼は一躍スターに・・・。
同グループで「サムバディ・ヘルプ・ミー」、「ギミ・サム・ラヴィン」、「アイム・ア・マン」等をたて続けにヒットを飛ばしたが1967年にグループを脱退。
その後、クリス・ウッド、ジム・キャパルディ、ディヴ・メイソン等とトラフィックを結成。
「ミスター・ファンタジー」「トラフィック」等3枚のアルバムを発表。(写真はBest盤)
一時トラフィックの活動を休止し1969年にエリック・クラプトン、ジンジャ・ベイカーらとブラインド・フェイスを結成し、アルバム「スーパー・ジャイアンツ(写真)」を発表。
このアルバムは、UK、USA両国でNo.1になりながらも半年足らずで解散し、彼はトラフィックに戻る。
トラフィックでも成功したにもかかわらず、1970年代後半以降は、ソロ・アーティストとして活動。
1986年には名盤「バック・イン・ザ・ハイ・ライフ(写真)」を発表。
このアルバムからシングル・カットされた「ハイヤー・ラヴ」は全米No.1ヒットとなり、アルバムも全米3位を記録しグラミー賞3部門を受賞。
「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」に於いて第33位になっています。
若くして天才と言われた人は、成人してから「ただの人」に普通はなるんだけどな~。
いるんだね~、天才って!!
ウラヤマシ~!!です。
2011年
7月
19日
火
今朝の朝日新聞によると、「エンターテインメント情報誌『ぴあ』の首都圏版(隔週刊)が、7月21日発売号で休刊」とか・・。
あの若者文化を築き一世を風靡した「ぴあ」が休刊!
「ぴあ」が創刊したのは1972年なので、約40年の歴史に幕を下ろす。
また一つ昭和が消える感じ・・・・寂しいね!
インターネットの時代だから紙媒体が時間を争う情報戦においてはどうしても限界があるよね。
しょうがないと言えばしょうがないけど・・・。
でも、「ぴあ」にお世話になった僕らには寂しい限りです。
「ぴあ」が創刊した1972年当時は、現在のように情報収集する手段が殆ど無かったので、僕のような閏年に1回くらいしかデートできない人間には本当に重宝な雑誌でした。
1週間ぐらい前から「ぴあ」を隅々まで目を通し、「この映画を見て・・・、この喫茶店で映画を語り・・、その延長であの店で飲み・・・、酔った勢いでウッフッフ・・・・?」。
で、気づいたらお目当ての映画が終了!
最初がこけると、“親亀こけたら・・・”で、すべてがダメになり、閏年に1回のデートは夢と消え・・・。
でも、でも・・・「ぴあ」には本当にお世話になったものです。
今日は、長い間情報誌のトップで頑張ってきた「ぴあ」を偲んで、オープニング曲は1972年当時僕が大好きだったUriah Heepの対自核(Look At Yourself) にするか!
「ぴあ」様、お疲れ様でした!!
2011年
7月
17日
日
友人Oさんが高校時代の仲間とご来店。
海外で仕事をしている仲間の一時帰国慰労会とか。
久々に懐かしい曲を聴きたいとのことで60年代初頭から70年初頭までのポップス、ロックや当時流行っていたフォークソングのオンパレード。
PPM、ブラザース・フォー、キングストン・トリオから始まり、ヴェンチャース、アストロノウツ、サーファリーズ、シャドウズ、トーネドーズ・・のインスト曲、クリフ・リチャード、ビートルズ、アニマルズ、マリアンヌ・フェイスフルなどのUK、ポール・アンカ、ニール・セダカなどのUSA・・・・。
そのうち「多分ないだろうけど・・」ということで、ジョン・レイトン「霧の中のジョニー」、ジョニー・シンバル「Mr、ベースマン」、ジョニー・ホートン「アラスカ魂」のリクエストを・・。
有りますよ!有りますよ!! お任せ下さい。
「霧の中のジョニー」はジョン・レイトンが1962年に発表し4週間全英No.1に輝いた大ヒット曲。
第2弾「霧の中のロンリー・シティ」も大ヒットし、日本では「霧シリーズ」という言葉が流行りました。
彼はもともと映画俳優で、スティーブ・マックィーン主演の「大脱走」やフランク・シナトラ主演の「脱走特急」にも出演していましたね。
因みに、「霧の中のジョニー」の前に全英1位に輝いていたのがヘレン・シャピロの「悲しき片想い」。
ウ~~~、懐かしいネ~~!!
「 Mr. Bass Man 」は、ジョニー・シンバルが1963年に発表し全米16位となったヒット曲。
この曲は、ジョニー・シンバルのボーカルと、ベース・シンガーのロニー・ブライトとの掛け合いがとても面白い。
その後、日本では「 Mashmallow ( 僕のマシュマロちゃん)」や「 Dum Dum Dee Dum 」等がヒット。
1993年テネシー州ナッシュビルにて心臓発作で他界。
享年48歳という若さでした・・・合掌!
「アラスカ魂」は、日本でも人気の高いカントリー歌手で「ニューオリンズの戦い」で有名なジョニー・ホートンが1960年に発表し全米4位を獲得した映画の主題歌。
同名の映画は、監督ヘンリー・ハサウェイ、主演ジョン・ウェインでゴールド・ラッシュをテーマにした映画。
でも、彼は人気絶頂期の1960年にテキサスの高速道路で酒気帯び運転の車と正面衝突で死亡。
享年35歳・・・・またまた、合掌!!
ということで、皆様、オールディズを十分にご堪能されたご様子でお帰りになりました。
Oさん、皆様、ありがとうございます。
2011年
7月
11日
月
現在、TVでサントリー烏龍茶のCM-songで懐かしいフランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」が流れていますね。
この曲がヒットしたのが1965年。
徒然なるままに当時を振り返ってみると、60年代初頭は音楽的にとても面白い時代なんです。
洋楽に目覚めラジオを聴き始めた1962年ごろ~ビートルズが日本に入ってくる前~の音楽状況は、当時の感覚でUSA:UK=7:3ぐらいだったろうか・・・・?
UKでは、クリフ・リチャードと彼のバックバンドでハンク・マービン率いるシャドウズ、UKのプレスリーと言われたトム・ジョーンズ、映画「大脱走」でも有名な俳優ジョン・レイトンなど・・・。
USAではヴェンチャーズ(これは外せません!!)、サーファリーズ等のインスト系により第1次エレキブームが起こり、日本全国が「テケ・テケ・・・・!!」。
その他にフォー・シーズンズ、ビーチボーイズ、ジョニー・シンバル、ジョニー・ティロットソン、コニー・フランシス、ポール・アンカ、ニール・セダカ・・・・他イッパイ!
そこに突如参入してきたのが、ヨーロッパ組。
USA ,UKに混じってヨーロッパ系の音楽が頻繁に流れ、「サンレモ音楽祭・フレンチ・ポップス」なる言葉が大流行!!
イタリア系では、ジリオラ・チンクェッティ「夢みる想い(1964年、サンレモ音楽祭優勝曲)」、「愛は限りなく(1966年、2度目の優勝曲)」、「雨(1969年)」やニニ・ロッソ「夜空のトランペット」、ボビー・ソロ「ほほにかかる涙」、その他にミルバ、ウィルマー・ゴイクなど・・・。
フレンチ・ポップスでは、フランス・ギャル、シルヴィ・ヴァルタン「アイドルを探せ(1964年)」、「悲しみの兵士」、「あなたのとりこ」など・・・。
「あなたにとりこ」は映画「ウォーターボーイズ」の挿入歌やSuntory緑水、ANA新羽田ターミナル、KIRINリキュール等のTV・CMに使用されています。
その他にダイエル・ビダル、ミッシェル・ポルナレフ、サルヴァトーレ・アダモなどが日本のヒットパレードを賑わしていました。
イタリア系、フランス系の女性歌手はとてもかわいい娘が多く、当時どれだけ憧れたことか!!
サントリー烏龍茶のCM-songを聴きながら、当時ビートルズ、キンクス、デイブ・クラーク5、サイモン&ガーファンクル等のポスターに混じって貼ったあったフランス・ギャルやシルビー・ヴァルタン等のポスターが貼ってあった自分の部屋を思い出しました。
懐かしいね~~!!
サンレモ音楽祭やフレンチ・ポップスのレコードもかけていますよ~!!
2011年
7月
07日
木
友人N君からとても美味しそうな果汁ゼリーをいただきました。
商品説明書によると「有職菓子御調進所“老松”」の「登録商標 家傳『夏柑糖』」という。
4月に萩で収穫された“夏みかん”を、小袋を破らないように竹ベラで実を取り出し、柑橘類特有の苦みが出ないように優しく果汁を搾りとり、寒天を混ぜゼリーにしたとか・・・。
ところで“夏みかん”の起源って知ってました?
説明書によると、“夏みかん”の正式名称は、「ナツダイダイ」と言われ、江戸時代中期に山口県仙崎町大日比の村娘お蝶が海岸で流れ着いた珍しい果実を拾って、その種子を宅地に撒き付けたのが起源だそうですよ!!(雑学だけど勉強になるね!)
早速“夏柑糖”を冷蔵庫で冷やし食しました。
口中で上品な果汁の甘みと爽やかな柑橘系の香りが一体となり、涼しい夏を感じることができました。
とても美味しいゼリーでしたよ!!
N君、ありがとうございます。
2011年
7月
04日
月
今年は横溝正史先生没後30周年だそうです。
横溝正史との出会いは、学生時代に週刊少年マガジン連載(1968年)の「八つ墓村」を読んでから。
影丸穣也の画がとても迫力あり、「祟りじゃ~!!」の場面が未だに脳裏を離れず、「本陣殺人事件」(1948年、1回日本探偵作家クラブ賞/後の日本推理作家協会賞/長編賞受賞)を始め「犬神家の一族」等を次から次に読み漁りました。
怪奇・幻想・耽美的な伝奇小説なるジャンルを知ったのも横溝作品から。
このジャンルは、本当に読者を夢中にさせますね。
「怪人二十面相」を代表とする江戸川乱歩
非常に難解な「ドグラ・マグラ」の夢野久作
「蔦葛木曽桟」「八ヶ嶽の魔神」「神州纐纈城」の国枝史郎
「完全犯罪」「黒死館殺人事件」の小栗虫太郎
「鈴木主水」、「金狼」、「従軍記」の久生十蘭
「ゴジラ」や「オラン・ペンディングの復讐」「妖蝶記」など、島田一男先生が「偉大な大人の童話作家」と評した香山滋・・・・。
因みに、「黒死館殺人事件」「ドグラマグラ」「虚無への供物(中井英夫)」の3作品を日本の推理小説・異端文学史上において三大奇書というそうです。
どれもとても難解な作品。
当時は理解できなかったので、引退したら再度挑戦しようと考えてる作品。
没後30年を記念し、好きな音楽をBGMに美味しいお酒を飲みながら金田一耕助が活躍する横溝作品や他の伝奇小説はいかがですか?!!
横溝作品は、結構“鳥肌モノ”が多いので、今夏の“節電”に貢献できるかもね。
2011年
7月
03日
日
2011年も半年が過ぎてしまいましたね。
6月もお客様、友人達からいろいろとレコードをいただきました。
アルバムリストをご参照ください。
お気に入りのレコードが見つかれば幸いです。
2011年
7月
01日
金
もう7月!!
早くも今年の半分が終了。
梅雨も明けていないのに、猛暑続きの異常気象。
高温多湿・・・・、最悪の時期。
節電も良いけど、自分の体調を考慮して節電してくださいね。
ところで、6月の話しで申し訳ないのですが、6/25(土)にプログレバンド“YES”ファンクラブが新譜の視聴会を開いてくださいました。
当店がアナログ専門なので、当日に間に合うようフランス版アナログ・レコードをご用意しての開催。
新譜は、「Fly From Here」。
このアルバムは、イエスのスタジオ盤としては記念すべき20作目でスタジオ作としては2001年発表の『Magnification』以来実に10年振りのアルバムとか。
メンバーは、ヴォーカルには新しくカナダ人のシンガー/ベノワ・デイヴィッドを迎え入れているが、ベース/クリス・スクワイア、ギター/スティーヴ・ハウ、ドラム/アラン・ホワイト、キーボード/ジェフリー・ダウンズと嬉しいメンバー。
プロデュースは、元バグルスからYESに加入し「ロンリー・ハート」の大ヒット曲を生んだトレヴァー・ホーンが担当。
アルバムは、イエスの純然なる血統が随所に脈々と流れるプログレッシヴ・ロックの王道とも言うべきサウンドが堪能できる作品でした。
最後にファンクラブ会長より、お礼としてYESのBBCライブ2枚組+シングル付を頂戴しました。
このアルバムは、1969年から1970年にかけてBBCラジオ放送用としていくつかのセッションを集めた興味深い貴重なライブ音源。
付録のシングル盤は、スタジオ未収録に終わった幻の「For Everyone」のライブ音源だそうです。
YES大好きな方はリクエストしてくださいね!!