2011年
5月
30日
月
先日の朝日新聞「天声人語」にシェイクスピアの『「今が最悪」と言える間は、最悪ではない。(出典:リア王)』が引用されていましたね。
それを読みながら、つい昔を思い出してしまいました。
1980年ごろだったと思うけど、社内で孤立してしまったことがありまして・・・、
マァ~後日冷静になって考えてみれば、自分の撒いた種だったのですが・・・・。
で、その当時、出社しながらも時間はありましたので、新潮社から出版されているシェイクスピアの全文庫本を購入し読破。
どの本にも素晴らしい言葉が散りばめられているんですが・・・??
でも、人間とはかくも弱きものか!!
あの時の痛みを忘れ、同じ過ちを繰り返し、いろいろな人間・組織‥等と対立・・そして葛藤!!
気が付いたら定年。
「してしまったことは元には戻らない(出典:マクベス)」し、『「今が最悪」と言える間は、最悪ではない。(出典:リア王)』と、前向きに仕事をやり人間関係の修復に・・。
でも周囲の冷たい目を見て「人の傷を笑うのは、傷の痛みを感じたことのないやつだ(出典:ロミオとジュリエット)」と秘かに思いながらも姿勢は「誰の言葉にも耳を傾けよ。(でも)口は誰のためにも開くな(出典:ハムレット)」と自戒。
「慢心は人間の最大の敵だ(出典:マクベス)」と自分に言い聞かせ、議論・喧嘩はしまいと決めたにもかかわらず気づいた時には巻き込まれ、「気をつけろ、喧嘩には。だが、いったん巻き込まれたら、相手がお前を警戒するようになるまでやれ(出典:ハムレット)」が、とことんやりすぎて警戒どころか更に孤立無援・・・。
この繰り返しで気が付けば定年。
人間、否自分はこんな状態で死を迎えるんだな~。
その時は「終わり良ければ、すべて良し」と言えるのだろうか???
2011年
5月
29日
日
今回の東日本大震災の際に自宅の本棚がすべて倒れてしまい散々だったけど、嬉しいこともありましたよ。
散乱した本を片付けていると、「ア~、こんな本読んでたな~!」、「この本、ズ~と探していたのにこんなところにあった!!」、「アレッ、ラッキー!!千円札が挟まっていた」など、いろいろなドラマが・・・。
そんな散乱した本の中から石ノ森章太郎の「章説 トキワ荘の春」を見つけました。
この本、久々のご対面。嬉しかったね~!
漫画好きなら「トキワ荘」を知らない人はいないよね。
そう、「漫画界の聖地」、「漫画界の梁山泊」等と言われ、巨匠といわれたあの有名な漫画家達が若い頃住んでいた有名なアパート。
で、この本、石ノ森章太郎が上京後、一時暮らしていたトキワ荘での青春の想い出を綴った自伝的エッセイです。
石ノ森章太郎との出会いは、学生時代の1970年ごろに単行本で読んだ「サイボーグ009」。
当時のペンネームは、石森章太郎。
この「~009」は、核戦争の恐怖とそれを生んだ人間の欲望が描いた作品で、今回の震災による福島第一原発にも絡んできますよね。
そういえば確か石ノ森章太郎先生は宮城県生まれだったよな~!
先生の自伝的エッセイ「章説 トキワ荘の春」が、今回の大震災で本棚の奥の方から出てきたのは何かの縁だと思い、今回の「この一冊」で取り上げてみましたので詳細は「この一冊」を読んでくださいね!
当時、009の島村ジョーがかっこよくって、彼の髪型に憧れたな~!
2011年
5月
20日
金
ケイト・ブッシュに関して、いろいろと教えていただきましたお客様のKさん、ありがとうございます。
Kさんのお誕生日は、当店のオープンと同じ5月14日がお誕生日でしたね。
おめでとうございます。
当日、何か良いドラマはありましたか?
また、遊びに来てくださいね!!
さて、本日ご紹介するのは、Bad Companyの2nd「Straight Shooter」。
皆さんもご存じのようにBad Companyは、元フリーのヴォーカル/ポール・ロジャースとドラム/サイモン・カーク、元モット・ザ・フープルのギター/ミック・ラルフス、元キング・クリムゾンのベース/ボズ・バレルの4人が1974年に結成した凄いバンド。
同年に1stアルバム「Bad Company」を発売。
シングル・カットされた「キャント・ゲット・イナフ」が全米5位、全英15位と大ヒット。
その結果、アルバムは全米1位、全英3位となり、売上枚数は米国で500万枚、全世界で1200万枚を超える大ヒットとなりました。
本日ご紹介する2ndアルバム「Straight Shooter」は、翌1975年に発売。
ここからシングルカットされた「フィール・ライク・メイキン・ラヴ」が全米10位、全英20位のヒットとなり、アルバムも全米・全英ともに3位を記録しました。
これで、Bad Companyは、Ⅰst・2ndとBest盤「10 from 6 」を加え3枚になりました。
凄いメンバーの全盛期のBad Companyは最高ですよ!!
ちょっとゴタゴタが続いてしまいましたが、5月14日(土)に2周年を迎えることができました。
妻と相談の結果、今年は「日本赤十字社 東北関東大震災義捐金」に本当にささやかではありますが寄付させていただきました。
被災された方々や現地で頑張っている方々のお弁当代にでもなれば嬉しいと思っています。
2011年
5月
18日
水
お客様のmiyagawaさんがレコード袋をさし出しながら「2周年おめでとう!」とご来店。
感謝しつつレコード袋を開けるとケイト・ブッシュのデビュー・アルバム「The Kick Inside/邦題:天使と小悪魔」。
ケイト・ブッシュ・・・・、名前は知っていますが、聞いた記憶が無いアーチストの一人。
以前からリクエストの多いアーチストではありますが・・・。
mさんから彼女のことをいろいろと教えていただきましたが、一番ビックリしたのは彼女を見出したのがあのデヴィッド・ギルモアなんですね。
それならば絶対聴かなくちゃ、とこのアルバムの最大のヒット曲「嵐が丘」に針を落とす。
アレッ!アレレッ! どっかで聴いたことあるぞ!!
ナッ、ナント!! 今から数十年前のTVドラマ・さんまの「恋のから騒ぎ」のオープニングで使われていた曲ではありませんか!!
この「嵐が丘」、1978年に発売されるや全英で大ヒットし4週連続一位を記録。
同曲を収録したデビュー・アルバムも大ヒットし一躍時の人となったとか。
それにしても、女性アーチストのレコードが圧倒的に少ないですね。
本もそうなんだけど、女流作家の本がほとんどありません。
何でなんだろう???
その気は毛頭ないのですが、男性アーチストばかり・・・。
これまでの人生で女性とは無縁の生活をしてきたのかな~?!
女性にもてなかった証かな~?!
ちょっと寂しい人生だったかも!
2011年
5月
14日
土
本日5月14日でPops & Rock Bar “Tears Drop”は、皆様のおかげで2周年を迎えることができました。
心から感謝申し上げます!!
本日より3周年に向かって頑張りますので、今後ともご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
昨晩は、お客様からもお祝いのお言葉をいただきました。
ありがとうございます。
心から感謝ですよ!!
また、小学校から高校まで一緒に過ごした仲間4人が、シャンパン持参でお祝いに駆けつけてくれました。
シャンパンは、美味しかったか?ですって!!
味はわからず!
何故かって?
1周年の時もそうでしたが、今回も僕がテーブルに行く前にすべて飲干してしまい、一滴も飲めず!!
この4人、何を考えていることやら・・・・?!
でも、でも・・mikio君、piyo ちゃん、hiromiさん、iriguchiさん、ありがとう。
とっても嬉しかったよ!!
今年は本当に大変な年になってしまいましたね。
このような時だからこそ音楽は必要になってきます。
音楽は心を癒してくれます。
3周年が明るい年になるように、音楽を忘れず皆で力を合わせ、前に向いて歩いていきましょうね!!
2011年
5月
08日
日
今日は、母の日ですね。
皆さん、お母さんを大事にしましょうね!!
ところで先日、お客様のmihoriさんが、レコードを持ってきてくださいました。
大好きなJOURHEY、そのリードヴォーカルだったSteve Perryのソロアルバム、Little Feat初期の名盤・・・等、6枚ほど。
ありがとうございます、・・・・心から感謝!!
●Steve Perry 「 Street Talk 」
「 Street Talk 」は、大ブレイクしたJOURHEYの活動をしながら同時進行でソロ活動を始めたSteve Perrが1984年に発表したメガヒット・アルバム。
そこからシングルカットされた「Oh Sherrie」は全米第3位に、「She's Mine」は全米第21位に、「Strung Out」は全米40位、「Foolish Heart」は全米第18位を記録。
凄いよね~、1枚のアルバムから4曲もシングルカットされ、全て全米50位内にランキングしちゃうんだからね・・・・!!
結果、アルバム自体もビルボード・アルバムチャートで12位を記録し、プラチナ・ディスクに輝きました。
●JOURHEY 「 DEPARTURE 」
「 DEPARTURE 」は、1980年に発表。
これまでのプログレ系の特色にスティーブ・ペリーの透明感のあるヴォーカルを生かしたアルバム。
ビルボード・アルバムチャートで全米8位を記録。
シングルカットされた「Any Way You Want It/邦題:お気に召すまま」も大ヒット。
このアルバムが発表された1980年当時、僕は何をしていたんだろうか?
年は32歳頃。
通常ならば、中堅どころでバリバリ仕事をこなしている年齢だよね。
でも、あまり良い記憶がない。
当時の僕は、上司と喧嘩はするし、二日酔いで会社は休むし、“ダメ社員”だったような気がする。
当時、自分の心を慰めてくれるのは、「本と音楽(ロック)」だけだった!!
2011年
5月
07日
土
TBS-TVの朝番組で核廃棄物最終処理問題を提起する映画を紹介していました。
この映画、トラブルが一向に収まりそうにない福島第1原発に端を発する放射能問題に「人間は、放射性物質とどう向き合うべきなのか」と疑問を投げかけるフィンランドのドキュメンタリー映画で大変話題となっているようです。
フィンランドにある原発から出る高レベルの放射性廃棄物の最終処分場~通称「オンカロ(隠された場所の意味)」と呼ばれる施設に、世界で初めてカメラが潜入。
同所で働く人々や原子力の専門家の証言を織り交ぜながら、「10万年たたないと安全にならない」とされる放射性廃棄物を、人類が管理していくことが可能なのか、未来の人達に確実に警告できる方法があるのか、未来の子孫の安全性はどうなるのか等を問いかけている映画だそうです。
2010年のパリ国際環境映画祭グランプリなどを受賞したとか。
で、この映画のBGMにドイツのプログレバンド クラフトワーク1975年発表の「放射能/原題:Radio-Activity(写真)」が使用されていました。
クラフトワークは、1970年に結成されたドイツのプログレバンド。電子楽器を多用した楽曲はテクノポップ、ヒップホップ、ユーロビートなどの音楽に大きな影響を与え、日本でもイエロー・マジック・オーケストラ等が影響を受けています。
このアルバムは、1974年に世界的ヒットした「アウトバーン」の陰に隠れているんだけど、名盤として再評価されてきているようです。
ガイガーカウンターの不気味な音から始まる「放射能/原題:Radio-Activity」を是非聴いてください。
因みに映画「100,000年後の安全」は、渋谷「アップリンク・ファクトリー」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6825-5502)で公開中ですよ!!
2011年
5月
04日
水
エッヘヘヘッ!!
ロックバーなのに、魚料理。
ま~、良いかっ!!
今日は、馬面ハギの煮つけ。
この馬面ハギ、カワハギの仲間なのに釣人からは冷遇されている可哀相な魚。
顔が馬面のように長く、餌取りが上手く本命の魚の邪魔ばかりするのでとっても嫌われている。
でも味は本当に良いんですよ。
皆さんも一度は食べたことがあると思います。
お土産屋さんで売っている「カワハギのみりん干」。
そう、あれは馬面ハギなんです。
「カワハギのみりん干」は美味しいでしょ?!
美味しい筈なんです。
だってカワハギはフグの仲間でもあるんですから・・。
カワハギなのに顔が長いカワハギなので、馬面のカワハギ、略してウマヅラハギ。
当然、刺身も美味しんですが、今回は煮付けにしました。
ちょっと他の用事をしているうちに、煮すぎてしまいグズグズになってしまった!
失敗!!
見栄えがとても悪いけど、美味しそうでしょう、美味いんです!!
これをアツアツの白いご飯と一緒に食べる。
もう、最高なんだから・・!
この連休中にもアナログレコードを何枚か仕入れました。
近々ご紹介しますね。
今回は結構名盤がそろいましたからね!
2011年
5月
03日
火
刺身の中で一番好きなのが、イサキ。
イサキには「梅雨イサキ」という言葉がありまして、梅雨時のイサキが最高とされています。
まだ梅雨にはちょっと早いのですが、「釣り情報」では「25㎝~30㎝のイサキが20~30匹は確実!!」と・・。
出船は5時。
眠い目をこすりながら、でも小学生の遠足のような興奮状態で4時30分に船宿に到着。
ところが、ところがですよ・・・、船宿店主曰く、「イサキが釣れなくなったので、アジに変更!!」と・・・???
ナン、ナンダ~!!そんな馬鹿な・・・、イサキだから来たのに・・・。
ガックシ!!
でもアジのたたきも大好きだから良しとするか。
釣果は、30㎝クラスの大アジが16匹、25㎝ほどのでかいカワハギが2匹、30㎝ほどの馬面ハギが3匹。
帰宅後、調理開始。
まずは「自家製アジのたたき(写真)」。
アジを3枚におろし、1㎝幅に切る。
そこに大量の白ネギと大葉の千切をふりかけ、混ぜる。
生の生姜をすりおろした醤油につけて食すんだけど・・・・、
もう、ホッペが落ちそうなくらい美味!!
次に、「カワハギの肝和え」。
カワハギというくらいですから、簡単に皮が剥がれます。
この時に注意しなければならないのが、肝の扱い。
カワハギは淡白な味なので、濃厚な肝が必要。
肝を壊さないように、慎重に調理。
醤油に溶いた肝で食すカワハギの刺身は最高!!
イサキは食べれなかったけど、アジのたたき、カワハギの肝和えと最高な夕食でした。
馬面ハギは本日の夕食で煮つけになる予定です。
イサキの刺身は後日の楽しみにします。