映画タイトルを見て最初に思い出したのが、Guns N' Rosesが1991年に発表しUK及びUSでNo.1を獲得した2枚組アルバム「Use Your Illusion II」。
本当にかっこいい曲で、Guns N' Rosesの中でも大好きな曲の一つ。
でも、映画とはまったく関係ないので、この曲については後半に・・・・・。
映画「Civil War/アメリカ最後の日」は、Guns N' Rosesとは全く関係ありません。
Guns N' Rosesの「Civil War」は反戦歌ですが、正反対のトランプを想起させるようなアメリカ社会が分断され「アメリカ国内の内戦」を題材とした衝撃的な映画。
19の州が合衆国から離脱しテキサス州とカリフォルニア州からなる「西部勢力」と連邦政府による内戦が勃発。
弾丸飛び交う中、独裁的権力にしがみつく大統領に単独インタビューを行うべくニューヨークから首都ワシントンD.C.へと向かう4人のジャーナリスト。
本当に怖い映画です。
銃が自由に買えるアメリカ。
市民が武装する権利を保障した憲法の下、3.4億の人口以上の3.9億丁もの銃が国中に溢れているとか・・・。
赤いサングラスをした武装兵が、同じアメリカ人なのに同じ市民なのに「お前はどの種類のアメリカ人だ」と問い、躊躇なく突然銃をぶっ放し市民を殺害。
同じ国民・市民なのに、敵と味方に分かれて殺し合う。
爆音&静寂。
まさに、その場にいるかのような臨場感あふれる、まさにドキュメンタリーを観ているかのような映像でした。
本当に怖い、でも本当に面白い映画です。
是非、観てくださいね!
因みに、「Civil War」に定冠詞「The」をつけると、「南北戦争」を指すようです。
(※1)Guns N' Rosesの「Civil War」。
本当にかっこいい曲で、Guns N' Rosesの中でも大好きな曲の一つ。
この曲は、元々1990年にリリースされたコンピレーション・アルバム「ルーマニアン・エンジェル・アピール/Nobody’s Child: Romanian Angel Appeal(※2)」に収録された曲だそうです。
曲の解説によると、冒頭のセリフは、ポール・ニューマン主演の映画「暴力脱獄 – Cool Hand Luke」からサンプリングしたものだそうです。
そのセリフにかぶさるように数秒程(2秒ほど?)西部劇でよく使用される曲の冒頭部分が流れ本曲に入っていきます。
これが、とてもかっこいいのです。
(※2)コンピレーション・アルバム「ルーマニアン・エンジェル・アピール/Nobody’s Child: Romanian Angel Appeal」:
ジョージ・ハリスン夫妻を中心にミュージシャン仲間が集まって制作されたルーマニア孤児救済のチャリティ・アルバム。
参加したメンバーがすごい。
トラヴェリング・ウィルベリーズ、ヴァン・モリソン、エルトン・ジョン、ポールサイモン&ジョージ・ハリスン、ビー・ジーズ、ビリー・アイドル、スティーヴィー・ワンダー、エリック・クラプトン、カーズの面々、デュアン・エディ、ガンズ&ローゼス、リンゴ・スター等々。
(※3)西部劇でよく使用される曲
大好きな西部劇や戦争映画を見ていると、よく流れる曲です。
調べてみると、元歌はアイルランド出身の作曲家パトリック・ギルモア(Patrick Sarsfield Gilmore/1829-1892)が、北軍で歌われていた酒宴の歌「Johnny Fill Up the Bowl」のメロディに新たな歌詞をつけた楽曲だそうです。
「ダイ・ハード3」、「風と共に去りぬ」、「西部開拓史」、「7月4日に生まれて」などのアメリカ映画の挿入歌やサウンドトラックなどでもよく用いられるので聞いた方もいらっしゃるかと思います。
日本映画でも「塀の中の懲りない面々」やアニメ「ガールズ&パンツァー」劇場版等で使用されているそうです。
また、子供向けの英語の歌「アリの行進 The Ants Go Marching」も擬人化されたアリが列を組んで行進をしていく様子がシンプルに描写されており、とてもかわいく心弾むつくりになっていますよ。
アメリカの子供向けテレビ番組「バーニー&フレンズ Barney & Friends」などでも放映。
その他にも、カントリー歌手のDolly Partonなどもカヴァー。
◆ 「Johnny Fill Up the Bowl」
◆ Dolly Parton
◆ 蟻の行進曲
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