Eric Carmenが今年2024年3月12日に亡くなりましたネ。
享年74歳。
合掌!
僕より1歳下。
寂しいね・・・。
Eric Carmenを知ったのは大学時代。
1972年、Raspberries(ラズベリーズ)の「Go All the Way」が全米5位の大ヒット。
続いて「I Wanna Be with You/邦題:明日を生きよう」が全米16位、さらに「Let's Pretend」が全米35位を記録。
この可愛らしいRaspberries(ラズベリーズ)と言う名前のリーダーが、Eric Carmen。
ラジオから流れてくる彼らの曲が凄く新鮮に聞こえてね、確か社会人になってから最初の給料で彼らのBest盤を購入した記憶があります。
「I Wanna Be with You/邦題:明日を生きよう」が日本でも大ヒットした時、この曲と似た邦題の有名な曲との比較が良くされていました。
その後、Raspberriesは日本でのヒット曲も無く、1975年に解散。
Eric Carmenはソロとなり、シンガーソングライターとして活躍。
そしてソロ1stアルバムから記念すべき大ヒットが生まれます。
それがBillboard シングルチャートで2位、キャッシュボックスやレコードワールドのチャートでは1位となった「All By Myself」。
同アルバムから更に「恋にノータッチ」(11位)や「サンライズ」(34位)のヒット曲も生まれました。
「All By Myself」は、自分のことしか見えず、気がついた時には大切なものを失くし、一人ぼっちになってしまった自分の心の葛藤を描いた曲。
映画「ブリジット・ジョーンズの日記」(2001年)の冒頭で、主人公のブリジット・ジョーンズ(レネー・ゼルウィガー)が歌手になりきったように陶酔して、夜中に一人で曲に合わせて絶唱するシーンがあります。
30歳を過ぎても彼氏もいない自分の身の上を嘆いているブリジット・ジョーンズの心境にピッタリなんですね。
当店に良く遊びに来て下さるY氏がこの曲をこの上なく愛しており・・・・、理由はわかりませんが・・・・・・・。
後に「20世紀に残したい歌・ベスト100」にも選ばれたことがある名曲。
なので、多くのアーティストが同曲をカヴァーしています。
セリーヌ・ディオン、シェリル・クロウ、シャーリー・バッシー、カーメン・マクレエ、日本では中村あゆみ‥など。
中でも一番有名なのがセリーヌ・ディオンで、1996年にU.S. Billboard Hot 100で4位を記録。
また、映画やCMにも使用されていましたね。
1995年の映画「誘う女」(ニコール・キッドマン主演)や、自動車メーカーのCM(ダイハツCopen)等。
その後しばらくソ低迷が続きますが、1980年代に大復活!
要因の一つが、ミュージック・ビデオと映画がドッキングしたサントラ盤。
当時、「トップ・ガン」、「バック・トゥー・ザ・ヒューチャー」等々が次から次にビルボードでNo,1に。
その波に乗ったかどうか知りませんが、ビルボードNo.1輝いた映画「フットルース」のサントラ盤に書き下ろした「en:Almost Paradise/邦題:愛のテーマ」が大ヒット‼
2000年に入ってからは、「リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド」としてリンゴ・スターと共にワールド・ツアーで活躍。
2004年には、31年ぶりにオリジナル・メンバーでRaspberriesを再結成。
元祖パワー・ポップとして再評価され、ニューヨーク・デイリー・ニュースで年間ベスト・コンサートに選ばれています。
60年代、70年代80年代に活躍したアーチストは、本当に凄いですね。
お疲れさまでした。
余談ですが、ラズベリーズのウォーリー・ブライソン(1970年 - 1975年)は、1978年にラスカルズのディノ・ダネリ、ジーン・コーニッシュらと5人組バンド「Fotomaker」を結成しています。
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