Jeff Beckに続いてDavid Crosbyが(2023年)1月18日に亡くなりました。
僕らの年齢を考えると「死」は当然かもしれないけれど、やはり悲しいし寂しい・・・・。
享年81歳。
合掌!
若い方はあまり知らないと思いますが、David Crosbyは凄い人なのです。
60年代70年代のアメリカのミュージックシーンで彼を抜きには語ることが出来ないアメリカを代表するアーチスト。
60年初頭、イギリスからBeatlesを筆頭にリバプールサウンドが入ってきて、日本の洋楽シーンはイギリス1色に。
この時にアメリカで頑張っていたのが、Ronettes、Little EvaやMotown soundのSupremes、Stevie Wonder等の黒人歌手や白人ではFour Seasons、Beach Boys、Byrds等。
余談ですが、この60年代の洋楽(Pops & Rock)シーンは最高‼
是非、聴いてくださいね!
中でも、Byrdsの「Mr. Tambourine Man」や次の「Turn! Turn! Turn!」が最高にかっこよくってね・・・。
この時点ではDavid CrosbyがByrdsの一員であること以外は知りません。
彼を本当に知ったのは、1969年8月のWoodstockと1971年封切りのイギリス映画「小さな恋のメロディ」の挿入歌で。
皆さんもご存知のようにWoodstockは、約40万人の観客を集めた1960年代アメリカのカウンターカルチャーを象徴する歴史的なイベント。
実施された3日間の観客動員が約40万人。
LIVE中に出産もあった等々の情報を聞いた時には、日本では考えられないことなので相当ショックを受けました。
このレコードも有りますよ!
この一大イベントとアルバム「DéjàVu/邦題:デジャ・ヴ」の爆発的ヒットでDavid CrosbyのCSN&Yが商業的にも知名度の点でも、CSN&Yは頂点を極めます。
映画「小さな恋のメロディ」の音楽は大好きなBee Geesが担当していたので見に行きました。
主演のマーク・レスター、トレイシー・ハイドが可愛くってね・・・。
で、映画の最後の場面、二人でトロッコに乗って逃げるシーンで流れたのがCSN&Yの「Teach Your Children」。
とても良い曲です。
と、言うことでDavid Crosbyは、1991年にザ・バーズで1997年にはクロスビー、スティルス&ナッシュで2度ロックの殿堂入りを果たしました。
「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第99位に選出。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第45位。
《David Crosbyが聞ける当店所有のアナログレコード紹介》
・1965年発表1stアルバム
「Mr. Tambourine Man」
アルバムは、ビルボード・トップLPチャートで6位、英国では7位を記録。
シングルカットされた「Mr. Tambourine Man」は、ビルボード・ホット100とUKシングル・チャートでNo.1に輝きました。
2枚目のシングル「All I Really Want to Do」もディランのカバーであり、イギリスでトップ10入り。
・1965年発表の2ndアルバム「Turn! Turn! Turn!」
前作同様、リッケンバッカーの12弦ギターを多用したフォークロックスタイルを継続。
1stシングルの「Turn! Turn! Turn!」は、ピート・シーガーの曲ですが、ビルボード・ホット100チャートで1位を獲得。
アルバムには、ボブ・ディランのカバー曲「The Times They Are a-Changin'」と当時の未発表曲「Lay Down Your Weary Tune」が含まれている。
アルバムは、ビルボード・トップLPチャートで17位、イギリスでは11位を記録。
・1966年発表の3rdアルバム
「Fifth Dimension」
評論家連中からサイケデリック・ロックの実験的なアルバムとみなされている。
アルバムは、ビルボード・トップLPチャートで24位、UKアルバム・チャートで27位を記録。
・1968年発表の5thアルバム「The Notorious Byrd Brothers/邦題:名うてのバード兄弟」
発表当時は商業的に伸びませんでしたが、現在ではバーズの最高のアルバムの1つであり、サイケデリア、フォークロック、カントリー、エレクトロニック・ミュージック、バロック・ポップ、ジャズ等など、あらゆる音楽要素を融合させた最も実験的で進歩的なアルバムでバーズの60年代後半の頂点となるアルバムと言われています。
ビルボード・トップLPチャートで47位、 UKアルバム・チャートで12位を記録。
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