ドイツの映画監督ウォルフガング・ペーターゼン氏が、8月12日にお亡くなりになりました。
享年81歳。
お疲れさまでした。
合掌!
氏の作品を最初に観たのが「U・ボート」。
1970年代後半だったと思いますが、テレビで見た戦争映画でドイツ軍のU・ボートが出てくる場面が凄い迫力だったので圧倒されたのを覚えています。
機会があれば「U・ボート関連の映画を見たいな!」と思っていた時、1981年に氏の「U・ボート」が封切に。
これを機に氏の映画を結構見るようになりました。
●「U・ボート/原題:Das Boot、英題:The Boat」
1981年公開で氏の出世作となった作品。
以後アメリカに移住してハリウッドで活躍。
大西洋を席巻したドイツの潜水艦・Uボートの艦内を舞台として、極限状態における人間のありようをリアルに描写した戦争映画
国際的に高い評価を得、1982年にアカデミー賞6部門にノミネート(監督、撮影、視覚・音響効果、編集、音響、脚色)された作品。
実物大のUボートの中で当時無名の俳優たちが戦争末期に向かって演じた薄汚れ・髭だらけの疲弊感漂う乗組員の有り様が強烈な印象で残っています。
●「ネバーエンディング・ストーリー」
1984年公開でミヒャエル・エデンの「はてしない物語」が原作となったファンタジックSFX超大作映画。
いじめられっ子がいじめっ子から逃げるために飛び込んだ書店で不思議な本「ネバーエンディング・ストーリー」と出会う。
学校をサボって「ネバーエンディング・ストーリー」の世界に浸り、崩壊の危機に瀕した不思議な異世界「ファンタージェン」を救うために旅立つというもの。
「死にかけのファンタジーランドを創造力で救おうとする少年の不思議な旅を描いた同作品は、今でも多くの子供たちに愛されている作品」と高評価もありました。
この映画の主題歌を歌っているのは、UKロックバンドカジャ・グーグーの元ボーカリスト~リマール。
当店でも、リクエストが多い曲ですよ!
妻ともども、ファルコンのファンです❣
●「アウトブレイク/原題:Outbreak」
1995年制作のアメリカ映画。
大好きなダスティン・ホフマンやレネ・ルッソ、モーガン・フリーマン等が出演。
アフリカから持ち込まれた非常に致死性の高いウイルスの脅威とウイルスに立ち向かう人々を描いたサスペンス映画。
当時、ザイールでエボラ出血熱が流行している記事を読み、余計恐怖心がました映画。
ウイルスが徐々に民衆の間に広まっていく描写は、恐怖感を煽ります。
現在も新型コロナ感染ウイルスが猛威を振るっているので、皆さんもDVDを見ては・・・?!
●「エアフォース・ワン/原題:Air Force One」
1997年公開のアメリカ映画。
ハリソン・フォードが大統領を演じアカデミー賞の編集賞、音響賞にノミネート。
テロリストにハイジャックされたアメリカ合衆国大統領専用機「エアフォースワン」を取り戻すため、大統領や側近の議員、シークレットサービスのエージェントが狭く限られた機内で攻防を繰り広げるアクション映画。
とても面白い映画でした。
本来、大統領専用機「エアフォースワン」は非公開でですが、ハリソン・フォードと当時の大統領ビル・クリントンが友人であったため撮影が許されたとか・・・。
●「パーフェクト ストーム/原題:The Perfect Storm」
2000年公開のジョージ・クルーニーやマーク・ウォールバーグなどが出演するアメリカのパニック映画。
ノンフィクション小説「パーフェクトストーム -史上最悪の暴風に消えた漁船の運命」を映画化した作品。
「パーフェクト・ストーム」は複数の厄災が同時に起こって破滅的な事態に至ることを意味するとか・・。
同本は、1991年秋の大嵐で行方不明になったアンドレア・ゲイル号を巡る人々を描いた本。
不漁に悩む船長は、戻ったばかりの仲間達を説き伏せて再び漁に出る。
遠方の漁場で期待通りの大収穫を収めたが、船内の製氷機が故障するというアクシデントが発生。
帰途にノーイースターとハリケーンが融合した巨大な嵐“パーフェクト・ストーム”に遭い最悪の状況に・・・。
船長の悩み人生観、同乗の若い漁師らの人生なども描かれており、とても面白い映画。
第73回アカデミー賞で録音賞と視覚効果賞の2部門でノミネート。
「トロイのヘレン/原題:Helen of Troy」は、1956年に公開のアメリカ合衆国の叙事詩的映画。
モノクロの映画でしたが、迫力満点で大好きなアキレスやトロイの木馬に興奮しながら見た覚えがあります。
この映画でブラッド・ピットが演じたアキレスは、何とも不甲斐なく「弱点のアキレス腱」以外の部分に矢が刺さって倒れてしまう。
情けない!
でも、大好きな時代の映画化。
面白く拝見しました。
ジーン・ハックマン主演の「ポセイドン・アドベンチャー」と1975年公開のポール・ニューマン、スティーブ・マックイーン主演の「タワーリング・インフェルノ」。
画面は大きいし、内容は面白いし・・・、すべてにアメリカの凄さ偉大さを感じていた年齢でした。
後で知ったのですが、当時アメリカ・ハリウッド映画低迷期で、この2作の大ヒットにより低迷していたハリウッドの危機を救ったそうです。
そんな時代にもリアルタイムで接することが出来たのは幸せです。
で、「ポセイドン」は前作品では表現できなかった部分をCGにより表現されており、前作以上に迫力満点の映画に出来上がっています。
第79回アカデミー賞にて視覚効果賞にノミネート。
心よりご冥福を・・・・。
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太田雅之 (月曜日, 29 8月 2022 00:24)
1984年、東京国際音楽際の審査員を務めていたジョルジオ・モロダーがリマールに声を掛けた。