1798年に設立されたスコットランド最古の蒸留所の一つと言われているブレアソール蒸留所。
その蒸留所から生まれた「ブレアソール」の年間生産量の99%がブレンデッド・ウイスキー「ベル」の原酒として使用されているので、シングルモルトとしてボトリングされるのはごく少数。
「ブレアソール」は、本当に超希少シングル・モルトなのです。
以前から入手したかったのですが、ごく少数の限定品なので入手はとても難しいモルトでした。
しかし、最近になってディアジオ社の「花と動物シリーズ」で、相変わらず数は少ないのですが入手が可能になりました。
「花と動物シリーズ」では、「カワウソ」。
蒸留所内を流れるクリスタルのように輝く小川は「アルト・ダワー・バーン」という小川でゲール語で「カワウソの小川」と言うそうです。
綺麗な小川にしか住まないカワウソ。
それほどに美しい小川の水で造られる「ブレアソール12年」の色は、深い琥珀色。
グラスから立ち上る香りはリッチで甘く、フルーティでトフィー(※)を感じさせる芳醇な香り。
口いっぱいに広がるフルーツとトフィーの味わい。
最後にちょっとスパイシーさのある余韻・・・・。
とてもゆったりとした優雅さ、優しい幸福に満ち溢れます・・・・。
この幸福感を是非一度体験してください。
(※)トフィー:英国の伝統的なお菓子~バターと砂糖を高温で熱し、冷やして作る甘いお菓子
「ブレアソール12年」:シングル 1,600円
≪余談≫
「ブレアソール」の名称は、近くのブレア城と城主アソール公にちなんでつけられたそうです。
かつてこの町周辺には30近い蒸留所があったそうですが、現在ではブレアソールの他にエドラダワー蒸留所、アバァフェルディ蒸留所のわずか3ヶ所しか残っていないとか。
ブレア城には、昭和天皇(皇太子時代)や夏目漱石も訪れたそうです。
また、美しいブレアソール蒸留所には、毎年多くの観光客が訪れるそうですよ。
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