妻お薦めの映画。
マイケル・ダグラス、メラニー・グリフィス主演、デイヴィッド・セルツァー監督・脚本の1992年のアメリカ映画。
スパイになることを志願した女性が、ナチの台頭するドイツで愛する者のために生き抜く大河ロマン。
ドキュメント番組「戦時下の女性たち」収録のためBBCテレビのスタジオにやってきたリンダ・ボス(メラニー・グリフィス)の回顧録から始まります。
時は1940年、ナチス・ドイツがヨーロッパを席巻している時代。
ユダヤ人の父親を持つリンダは、ドイツ語が堪能だったため、弁護士のリーランド(マイケル・ダグラス)の事務所で秘書として働くことに。
お決まりですが、リンダとリーランドは会社の上下関係超え、互いに惹かれ合っていく。
しかし、第二次世界大戦が激化し、二人の関係に変化が・・・・。
と言うのも、リーランドの正体は「米軍戦略事務局(後のCIA)」の大佐であり、他国に潜入している諜報員の指揮を取っている身分。
大戦の影響でアメリカとドイツの対立が深まり、ドイツに潜伏させていた諜報員が殺害され代役を探す。
これを知り、リンダはドイツにいる伯母一家も救い出したく諜報員となることを志願。
ここからリンダの数奇な人生が始まります。
アメリカ諜報員としてドイツに潜入。
しかし、スパイとして何ら訓練を受けていないリンダ。
そんなリンダに様々な危機が迫ります。
彼女のスパイ活動が徐々に露見し始め、遂にゲシュタポの追跡に。
生命の危機に晒された彼女はリーランドと共にスイスへ向け脱出を試みるが、国境で身分が発覚。
リンダを抱えたリーランドは、ドイツ軍の国境警備隊に銃弾をあび・・・・・。
そして、カメラはBBCのスタジオに戻る。
そこに映し出されたのは、リンダの収録を息子とともに見守るリーランドの老いた姿が・・・。
結構泣けます。
この映画は、賛否両論。
日本では大変評価が高く、僕も大変面白く感じたし、感動もしました。
戦時下に素人の女性がスパイとして活躍するなんて、本当に素晴らしいテーマだと思いますが、アメリカでは「第13回ゴールデンラズベリー賞」の数々を受賞しちゃった映画。
皆さんも良くご存じだと思いますが、「ゴールデンラズベリー賞」とはアカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰するもの。
映画は「最低作品賞」受賞。
監督のデヴィッド・セルツァーは最低監督賞を主演のメラニー・グリフィスは最低女優賞を受賞。
マイケル・ダグラスは最低男優賞にノミネートされました。
また、「第15回スティンカーズ最悪映画賞」では、最悪作品賞を受賞。
「よくぞまあ~・・・」と言う感じですが、映画は観る人が面白く感じたり、感動したらそれで良いのではないかと思います・・・・、いかがでしょうか?
僕はとても面白く見せていただきました。
皆様にも推薦です!
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