同映画に出演した当時無名のロン・ハワード、チャールズ・マーティン・スミス、ハリソン・フォード、リチャード・ドレイファス等、後にアメリカ映画を代表する大スター・売れっ子監督になったのは有名ですよね。
ハリソン・フォードなんか、主役にもなっていない単なる脇役です。
この映画の良いところは、単なるノーテンキなアメリカ映画と言うだけでなく、アメリカが抱える暗く重い世相・時代背景をも描いていることです。
ケネディ大統領暗殺、マリリン・モンローの怪死、キューバ危機、ベトナム戦争に突入する前の「アメリカの最も楽しい最後の時代」を青春時代に過ごした主役たち後年の人生をも紹介しています。
中には、ベトナム戦争で戦死する人も・・・・。
僕らが憧れた古き良き時代のアメリカとその後の暗く思いアメリカを描いており、1995年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録に認定されました。
その他、1973年に第31回ゴールデン・グローブ賞の作品賞、ニューヨーク映画批評家協会賞受賞脚本賞を受章。
当然、あらすじも車も素晴らしいのですが、音楽がも~う最高!!
同映画とサントラ盤は世界的に大ヒットし、日本でもオールディズが大流行。
僕の記憶によるとKENTO'Sもこの流れの中でできたと思います。
で、1962年と言えば僕は中学生。
ラジオから流れてきた曲を聴きながらどれだけアメリカに憧れただろうか・・・。
アメリカの全てがかっこ良かったな~・・・・。
「Sherry」、「The LocoMotion」、「Vacation」、「Rhythm Of The Rain/悲しき雨音」、「Pipeline」、「Blue Hawaii」、「Hey Paula」、「Live Young/恋のパームスプリングス」、「The End Of The World」・・・・。
ウ~ン、こうやって活字にするとあの曲もこの曲も・・・と考えるだけでも興奮しちゃう!
「Let's Twist Again」、「You Don't Know/悲しき片思い」、「Please Mr. Postman」、「Can't Help Falling In Love/好きにならずにいられない」、「Stand By Me」、「The Lion Sleeps Tonight」、「Puff」、「Surfin' USA」、「I Will Follow Him」、「It's My Party/涙のバースデイ・パーティー」、「Blowin' In The Wind」、「Surf City」、「Be My Baby」、「Little Darlin‘」…。
最高~~!!(上記のアナログレコードありますよ~~~!!)
映画も見て欲しいけど、サントラ盤も是非聴いてくださいネ。
オリジナル曲の宝庫なんですから。
例えば・・・。
●「Barbara Ann」
妻がネットでミニオンズ「バナナの歌」を探し出した時は興奮しましたよ!
僕が最初に聞いたのはBeach Boys。
当時は彼らがオリジナルとばかり思っていましたが、オリジナル曲はRegents。
Regentsは、1961年に発表され、Billboard Hot 100 チャートで最高13位を記録。
1965年のBeach Boys版はBillboard Hot 100 で最高2位に、UKでは3位になるなど世界的な大ヒットとなりました。
●「Ain't That A Shame」
お店に遊びに来てくださるMさんが大好きな曲でFats Dominoが1955年に発表。
R&Bチャート第1位/ポップチャート第10位を記録
John Lennon盤は、1975年に発表したアルバム「Rock 'n' Roll」に収録。
アルバム自体は、USAで6位、UKで10位を記録。
●「Johnny B. Goode」
Chuck Berry が1958年に発表したシングル盤。
ビルボードHot 100で最高8位、R&Bシングル・チャートで最高2位を記録。
1958年ビルボード誌の年間ランキングで第60位。
「Rolling Stone」誌が選んだ「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」と「オールタイム・グレイテスト・ギター・ソングス100」で7位と1位に。
この曲は世界中のミュージシャンにカバーされていますが、ここでは有名な映画「Back to the Future」からマイケル・J・フォックス盤とKさんがお持ちくださいましたヘヴィメタルのJudas Priest盤を紹介しますね。
●「Do You Wanna Dance/踊ろよベイビー」
Bobby Freemanが1958年に発表したデビュー・シングル曲で、ビルボードのポップ・チャートで5位、R&Bチャートで2位を記録。
Beach Boys 盤は1965年発表でビルボード・Hot 100の12位を記録。
●「Love Potion No.9/ 恋の特効薬」
この曲の最初は、Searchers。
当然彼らのオリジナル曲だと思っていましたが、数年後に「何やら黒人グループの曲」と聞いてレコードを探しましたが見つからず。
「アメ・グラ」のアルバムで初めて聞きました。
1959年にCloversが発表し、全米23位を記録。
Searchers 盤は、1964年に発表し全米第3位を記録。
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