幼稚園から高校までキリスト教の学校で育ったのですが、聖書の時間がとても退屈でね・・・。
同映画1を観た時、「(デロリスのような)元気に歌い踊れ、愉快でユーモアのある先生だったら、もっと面白い学生生活を過ごすことが出来たのでは・・・」と。
「天使にラブ・ソングを2」は、前年に大ヒットした「天使にラブ・ソングを…」の続編で1993年の作品。
ラスベガスで売れっ子スターとなっていたデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)が、教区で廃校寸前のハイスクール建て直しを頼まれる。
彼女は、音楽教師として悪ガキどものクラスを担当するが、生徒達は全くやる気なし・・・。
そこでデロリスは悪童達に手を焼きながらも、やる気を持たせようと聖歌隊を作る。
少しづつ彼女の熱意が伝わり、嫌がっていた彼等も音楽の素晴らしさに触れ徐々に更生していく。
デロリスの厳しいが愛ある心優しい言葉に励まされ、反抗的だった悪童たちが勇気を出して歌い踊り、そして権威あるカリフォルニア州の合唱コンクールに出場することに・・・。
エンディングはお決まりのストーリーですが、フィクションとは思えないほど悪ガキ達の表情が素晴らしい笑顔に変わり・・・、泣けます・・・。
後述しますが、登場する生徒役は1000人以上の応募者からオーディションで選ばれたそうで、歌も芝居もとてもうまく、表情も最高!
● この映画で観てほしいポイントは3つ。
① ジェームズ・コバーン/James Coburn
デロリス赴任先の高校の理事役が、何とジェームズ・コバーンなんです。
若い方は殆ど知らないと思いますが、僕らの年代ではとても偉大な俳優なのです。
ジェームズ・ボンドのパロディ映画「電撃フリントGO!GO作戦」の主役でスターの仲間入り。
その後、「荒野の七人」や「大脱走」、サム・ペキンパー監督西部劇映画「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯/Pat Garrett and Billy the Kid」でビリー・ザ・キッド(クリス・クリストファーソン)の友人で保安官でもあるパット・ギャレットを演じた。
1997年の「白い刻印」でアカデミー賞を受賞、全米映画俳優組合賞、インディペンデント・スピリット賞にノミネート。
で、彼を調べていたら何と本当に懐かしいTVドラマ「ボナンザ」にも出演したことがあったんです!
① 「Oh Happy Day」
今回の映画でもMartha & The Vandellas:「Dancing in the Street」、
The Supremes:「Stop! In the Name of Love」等々・・・素敵な音楽が使われ
ています。
でも、一番大事な曲はアレサ・フランクリン等もカヴァーした「Oh Happy Day」。
映画最後のコンテストで歌われていますが、もう~最高です!!
この曲は、1969年発表されたエドウィン・ホーキンズが18世紀の賛美歌をもとに
した楽曲。
Billboard Hot 100チャートで4位(1969年5月31日~6月7日)、R&Bチャートで2
位を記録。
ゴスペル界初のミリオンセラーとなり、全世界で700万枚を売り上げ、1969年に
はグラミー賞を受賞。
① コーラス隊他生徒役
登場する生徒役は1,000人以上の応募者からオーディションで選ばれたそうですが、中にはローリン・ヒル(Lauryn Hill)やジェニファー・ラブ・ヒューイット(Jennifer Love Hewitt)、ライアン・トビーなど同作品を契機に活躍の場を広げたアーチストがいます。
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