当店オープン時でも入手困難なウイスキーの1本であった「グレンスコシア」。
グレンスコシア蒸留所は、何回かの閉鎖と再開を繰り返し、2014年に大手ウイスキーメーカーであるロッホローモンド社に買収。
ボトルのデザイン等も一新し、新生グレンスコシア蒸留所が始動したため、今回久しぶりに入荷しました。
「グレンスコシア」は、「コクのあるスパイシーなフルーツと磯辺の波しぶきの見事なバランス」が表現された古き良きキャンベルタウンモル。
「グレンスコシア15年」は、もっともグレンスコシア蒸留所らしい風味が表現されたボトルと言われ、最上級のアメリカンオーク樽で15年以上熟成されたモルトです。
15年以上という長い熟成期間により樽由来の深みや味わい、甘いドライフルーツや潮香が感じられます。
味わいは非常に柔らかかつまろやかです。
是非一度お試しください。
「グレンスコシア15年」:シングル1,500円
《キャンベルタウン・モルト及びグレンスコシア蒸留所について》
キャンベルタウンでは19世紀〜20世紀初頭までウイスキー産業が盛んで、街には50を超える蒸溜所があったといいます。
1832年に操業開始したグレンスコシア蒸留所は、スコットランドの蒸留所の中でもかなり歴史のある蒸留所です。
1920年代に入りアメリカの禁酒法、その後の世界大恐慌の影響を受け、グレンスコシア蒸留所を含む多くの蒸留所が閉鎖します。
グレンスコシア蒸留所も何回かの閉鎖と再会を繰り返し、2014年に大手ウイスキーメーカーであるロッホローモンド社に買収されて経営は好転。
現在のキャンベルタウンには、スプリングバンクとグレンスコシア、グレンガイルの3つの蒸溜所しかないそうです。
余談ですが、キャンベルタウンはニッカウヰスキーの竹鶴政孝氏がウイスキー造りを学びに行ったことでも有名な地。
「ニッカの余市蒸溜所はスプリングバンク蒸溜所をお手本にして造られた」…と囁かれているように、ウイスキー党の間では聖地のひとつに挙げられます。
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