どうも最近、筆不精ならぬパソコン不精になってしまい、ブログが進まず申し訳ございません。
お正月の映画の話です。
お正月に観た映画の1本に「「ディア・ハンター/The Deer Hunter」があります。
ある年代の方には「オ~、懐かしい映画だな~」と言われる映画。
「この映画、名作なので是非見に行ってくださいね!」と言いたいところですが、最近は直ぐに終了してしまうので今は見られません。
でも、機会があったら是非ご覧になってください。
「ディア・ハンター/The Deer Hunter」は、1978年公開のアメリカ映画。
監督マイケル・チミノ、脚本デリック・ウォッシュバーン、主演ロバート・デ・ニーロ。
1960年代末期におけるベトナム戦争を扱った映画。
ベトナム戦争での過酷な体験が原因で心身共に深く傷を負った若き3人のベトナム帰還兵の生と死、仲間たちの友情を描いています。
上映時間は、約3時間。
ベトナム戦争を扱った映画なのですが、「ランボー」のような派手な戦闘場面はほとんどありません。
ですが、3時間と言う長さが感じられない内容。
ベトナム戦争の怖さは、ロシアン・ルーレットの有名なシーンで表現しています。
というのも、この映画が企画された1970年代半ばのハリウッドではベトナム戦争がタブーで、誰もお金を出してくれないため派手な戦闘場面ができなかったとか・・・。
しかし、この凄く恐怖心をあおるロシアン・ル-レットの場面が、後半にじわじわとボディー・ブローのように効いてきます。
派手な戦闘場面をロシアン・ルーレットに置き換えることよって、“戦争の恐怖”を表現することに成功した映画。
この映画が封切されたときには全く気にも留めなかったのですが、何とデビュー間もない若きメリル・ストリープも出演しているんです!
音楽もFrankie Valliが1967年5月に発表した「君の瞳に恋してる」やグラディス・ナイト&ザ・ピップスの「夜汽車よ! ジョージアへ」等が使用されおり最高です。
●「ディア・ハンター/The Deer Hunter」の評価
・アメリカ映画ベスト100で 79位
・スリルを感じる映画ベスト100 で30位
・アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)で53位
・第53回キネマ旬報ベスト・テンで委員選出外国語映画部門第3位
・読者選出外国語映画部門第1位
●「ディア・ハンター/The Deer Hunter」の受賞
・第51回アカデミー賞 受賞・・・作品賞/監督賞/助演男優賞/音響賞/編集賞の5部門で受賞
・第33回英国アカデミー賞 受賞・・・撮影賞/編集賞
・第36回ゴールデングローブ賞 監督賞
・第44回ニューヨーク映画批評家協会賞 作品賞/助演男優賞
・第13回全米映画批評家協会賞 助演女優賞
・第4回ロサンゼルス映画批評家協会賞 監督賞
・第22回ブルーリボン賞 外国作品賞
・第3回日本アカデミー賞 最優秀外国作品賞
●その他見てほしいベトナム戦争を扱った映画
◆「地獄の黙示録」/1979年
フランシス・コッポラの戦争映画。
・第52回 アカデミー賞の撮影賞/音響賞受賞
・第37回 ゴールデングローブ賞の監督賞/助演男優賞/作曲賞
・第14回 全米映画批評家協会賞の助演男優賞
・第33回 英国アカデミー賞の監督賞/助演男優賞
・第32回 カンヌ国際映画祭のパルム・ドール
・国際映画批評家連盟賞
◆「ヘアー」/1979年
アメリカ合衆国のミュージカル・戦争・コメディ・ドラマ映画。
1968年のブロードウェイの同名ミュージカルが原作。
ベトナム戦争に徴兵された田舎の青年とニューヨークのヒッピーたちの交流を描いている。
ミュージカルでは、5th ディメンションによる「フレッシュ・フェイリュア〜レット・ザ・サンシャイン・イン」が大ヒット。
当店にシングル盤あります。
◆「プラトーン」/1986年
監督・脚本オリバー・ストーン、主演チャーリー・シーンのベトナム戦争映画。
最高に面白いですよ
◆「グッドモーニング・ベトナム」/ 1987年
一人のDJが、兵士達を笑いとロックで癒し、ベトナム人と触れ、戦争の冷酷さに翻弄される5ヶ月を描いたベトナム戦争映画の中でも異色の作品。
主演のロビン・ウィリアムズはアカデミー主演男優賞とゴールデングローブ賞主演男優賞に推され、ゴールデングローブ賞を受賞。
◆「フルメタル・ジャケット」/1987年
スタンリー・キューブリック監督によるベトナム戦争を描いた作品。
BGMで流れる音楽が最高です。
ディキシー・カップスの「愛のチャペル」
サム・ザ・シャム・アンド・ザ・ファラオスの「ウーリー・ブーリー」
ナンシー・シナトラの「にくい貴方」
クリス・ケナーの「アイ・ライク・イット・ライク・ザット」
ローリング・ストーンズの「黒くぬれ!」
他、ミッキーマウス・マーチなどが流れています。
◆「7月4日に生まれて」(原題: Born on the Fourth of July)/1989年
オリバー・ストーン監督、トム・クルーズ主演のアメリカ映画。
・第62回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、監督賞、編集賞の2部門を受賞。
・アカデミー賞の 監督賞/編集賞
・ゴールデングローブ賞の男優賞(トム・クルーズ)/監督賞脚本賞:
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