「小さな黒い丘」という意味をもつノッカンドゥ蒸留所の創業は、1898年。
この蒸留所のキイ―ワードは、「ヴィンテージ・ウイスキー」。
「ヴィンテージ・ウイスキー」は、単一シーズンのモルトのみを瓶詰してつくられます。
ノッカンドゥ蒸留所でつくられるシングルモルトは、12年もののボトルであればきっちり12年熟成された原酒を使用しています。
そのため、ラベルには何年蒸溜の原酒を使っていることが明記されています。
ブレンデッドウイスキー「J&B」のメインモルトであるノッカンドゥは、最終的に出荷されるまでピートの香りが付きすぎないよう細心の注意を持って管理されています。
また、シングルモルトの味をカスクの味が覆い隠してしまわないように、シェリーカスク使用の割合も控えめとなっています。
「ノッカンドゥ12年」は、スペイサイドの中でも特にデリケートでフルーティで繊細な味わいを持つシングルモルト。
花のような香りやナッツのような香り、そしてかすかなスモーキーさ等が何層にも重なり複雑に絡み合っているシングルモルト。
ピート香も樽香もライトに仕上がっており、その味わいは「花の様なモルト」と評されています。
ライトなボディで心地よい甘さが口中に広がり、加水すると表情が変わり、酸味とビター感が薄れ代わりに甘さと香りが引き立ってきます。
飲み方一つでいろいろな表情やいろいろな味を楽しむことが出来る「ノッカンドゥ12年」は、隠れた逸品。
女性の方にも喜んでいただけるヴィンテージ・シングルモルトを是非一度ご賞味ください。
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