現在、世界的にレコードブームが起きており、そのブームの主役はアナログにひかれる若者だそうです。
今年4月22日、東京・渋谷のアナログレコード専門店「HMVレコードショップ」の店頭は開店前から約200人の若者でいっぱいだったとか。
お目当ては、「レコード・ストア・デイ」という年に1度のイベントに合わせて発売されるレコード。
レコード・ストア・デイはレコード店に足を運び、レコードやCDなどを手にし、店やアーティストと音楽の楽しみを共有しようという祭典。
2008年に米国で始まった。日本では12年にスタートし、今年は約200のレコード店が参加したそうです。
日本レコード協会によると、16年の国内生産枚数は79万枚と過去10年間で最多となり、10年間で最も落ち込んだ09年(10万枚)と比べると約8倍に増えたとそうです。
世界でのレコード売上も、06年から15年までの10年間に12倍以上増加したそうです。
これまで国内で唯一レコードの生産を続けてきたのは東洋化成のレコード生産枚数も、震災の影響もあって11年が底だったが、16年は11年の5倍になり、プレス機も日中フル稼働しているそうです。
そこに今回、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は国内でのレコードの自社生産を29年ぶりに再開しレコード生産にはいる。
SMEの広報担当者は、「若いミュージシャンもレコードを発売しており、新譜が増えている。洋楽は復刻盤も多く、発売当時の帯を再現したものが人気」であり、HMV担当者は、「バイヤーが海外で直接買い付けたレア盤や名盤を専門店に豊富にそろえる一方、若いバンドのレコードも積極的に企画・販売しています」とのこと。
レコードの購買年齢層は30代が一番多く、40代、20代が続いており、意外なことにレコードにノスタルジーを感じる50代がメインではないそうです。
売上は、年率130%で伸びているという。
レコード・ストア・デイ・ジャパン事務局の吉川さやか局長によると、日本でレコード人気が再燃した理由は三つだそうです。
① まず、海外で始まったレコード・ストア・デイの活動をいち早く察知した若い人がいたこと。
② 次に、アジアン・カンフー・ジェネレーションの後藤正文さんはじめ、レコード・ストア・デイに協力する有名アーティストに若い人が影響を受けたこと。
③ そして、LPレコードは約30センチ四方とパッケージが大きく、ビジュアルとして魅力的で、レコードを聴く行為は手間がかかるが、若い人はそれに愛着を覚えているということ。
嬉しいね~。
LPレコードに針を乗せて聴くという手間のかかる行為を惜しまず音楽に向き合うリスナーがいるということは、本当にうれしい限りです。
当店もアナログレコードで頑張りますので今後とも宜しくお願いします。
コメントをお書きください