●サウンド・トラック盤「RENALDO & CLARA/邦題:レナルド&クララ」
同アルバムは1978年発表の映画『レナルド&クララ』のサウンド・トラック盤ですが、とても貴重なアルバムです。
と言うのは、映画封切りに先立ち放送局のプロモーション専用に制作され、一般には発売されていませんので・・・・。
サウンドトラック盤からの抜粋ですが、オリジナル盤は公式発表されていないアルバムなんです。
映画自体は4時間弱あり、内容が難解すぎると不評で興行的には失敗。
後に2時間の短縮版が編集され再度公開となりましたが、評価は変わらずじまいで終了とか。
●「Street Legal/邦題:ストリート・リーガル」
1978年に発表だれた18枚目のスタジオ・アルバム。
日本、オーストラリア、ニュージーランドを廻ったツアーの後、ツアー・バンドと共にスタジオ入りし、完成。
一緒にツアーしたバンドだけに息の合った演奏を随所で聴かせる一方、サックスや女性コーラスによりポップなサウンドに仕上げ音楽的に新たなる試みの出発点となったアルバム。
日本武道館公演で初めて披露された名曲「イズ・ユア・ラブ・イン・ヴェイン」や「チェンジンク・オブ・ザ・ガード」と「イズ・ユア・ラブ・イン・ヴェイン」を収録。
USAビルボード200チャートで11位、UKアルバム・チャートでは、過去8年間で最も高い2位を記録。
RIAAよりゴールド・ディスクに、BPIより30万枚以上のプラチナ・ディスクに認定。
このアルバムに対してある人曰く、「これくらい作れないでどうする!吹き荒れるパンクに対するディラン流の回答だ!」
●「Slow Train Coming/邦題:スロー・トレイン・カミング」
1979年発表のスタジオ・アルバム。
ユダヤ教の教えで育ってきたディランが、1978年末にボーン・アゲイン・クリスチャンになったことを反映したゴスペル色の強いアルバムで、当時かなり批判されています。
ディランに対する批判的な意見が多数噴出しましたが、ダイア・ストレイツのギタリスト マーク・ノップラーをゲストに迎えてのタイトな音作り歌がマッチし、後に傑作といわれるようになった作品。
同アルバムからシングル・カットされた「ガッタ・サーヴ・サムバディ」はUSA24位を記録。同曲はグラミー賞ベスト・ロック・ボーカル(男性)部門を受賞。
ディランの個人名義として初のグラミー賞受賞となった。
USAビルボード200チャートで3位、UKアルバム・チャートで2位を記録。
RIAAによりプラチナ・ディスクに認定。
●「Infidels/邦題:インフィデル」
1983年発表の22枚目のスタジオ・アルバム。
プロデュースは、当初マーク・ノップラーが手掛けていましたが途中からダイア・ストレイツのツアーにより抜けたため、残されたテープをディラン自身が仕上げた作品。
タイトルのInfidelsは、無神論者、異教徒の意で、発売当時は「真のディランが戻ってきた」と騒がれた作品でもあります。
「ジョーカーマン」「ライセンス・トゥ・キル」「アイ・アンド・アイ」など収録。
スライ&ロビー,ミック・テイラーらがバックで参加。
USAビルボード200チャートで20位、UKアルバム・チャートで9位を記録。
RIAAによりゴールド・ディスク認定。
余談ですが、マーク・ノップラーは後に「あのアルバムは自分が最後まで手掛けていればもっとよいものになった」と発言したとか・・・・・。
●「Greatest Hits」 Best盤
1967年に8枚目のアルバムとして発表したベスト盤ですが、実はディランがバイク事故を起こしたのを境に、活動のペースと方向性を変える中で急遽発表されたアルバム。
ボブ・ディランの原点であり、フォークからフォーク・ロックに進む頃の初期の名曲が多数収録。
ディラン初心者のための入門編としてお薦めアルバムです。
●「Greatest Hits Vol2」 Best盤Vol2
1971年発表。
「Greatest Hits」との重複曲は無く、2枚組になったことでより幅広く選曲。
フォークシンガーとして脚光を浴びるようになったディランが、自身の音楽スタイルを柔軟で革新的に変遷させ、ロックミュージックに多大な影響を与えた60年代を包括する内容となっています。
ブルースあり、世界が驚いたディランの美声あり、独特の投げやりで叩きつけるような歌唱法、ディラン風ロックンロール、スリーフィンガーとハーモニカでのフォークありと、ディランの軌跡とロックの歴史が見えてくるアルバムで単なるベストとは異なり高い評価を得たアルバム。
●「BEFORE THE FLOOD/邦題:偉大なる復活」
1974年発表の2枚組ライブ盤。
ザ・バンドとの共演で、「クリップル・クリーク」「アイ・シャル・ビー・リリースト」「エンドレス・ハイウェイ」「オールド・ディキシー・ダウン」「ステージ・フライト」「ザ・シェイプ・アイム・イン」「ホエン・ユー・アウェイク」「ザ・ウェイト」はザ・バンドだけでの演奏。
「くよくよするなよ」「女の如く」「イッツ・オールライト・マ」はボブ・ディランが1人で演奏。
「ザ・ウェイト」以降の5曲は圧巻!
USAビルボード200チャートで3位を記録。
●その他
1988年、ディランはは、凄いメンバーとバンドを結成します。。
そのバンドは覆面インスタントユニット名が、、「トラヴェリング・ウィルベリーズ」。
そのメンバーとは・・・・、
・ロイ・オービソン
・ジョージ・ハリスン
・ジェフ・リン
・トム・ペティ
凄いメンバーですよね!
そして、アルバム「トラヴェリング・ウィルベリーズ Vol.1」を発表。
売れたかどうか知らないけど・・・・。
当店のは、シングル盤。
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