就寝前の本は、簡単・単純な本が良いので、有隣堂に。
僕は料理するのも好きなので、タイトルが気に入り購入。
「男」ではなく「(任)侠」で、「おとこめし」。
面白いタイトルだね~。
小説とグルメ本が合体した本は、僕個人としては初めてなので、とても面白く読めました。
小説自体は他愛のない小説ですが、料理部分がとても素晴らしい。
意外と知らない料理の基本を、楽しく教えてくれます。
ヤクザ小説なのに目次が面白い。
・プロローグ~就活と抗争
① オイルサーディンとカマボコとリンゴとネギで何を作るか
② チャーハンはパラパラじゃないほうが旨い
③ クリスマスイブにチキンはいらない 等々
就職活動に悩む主人公の学生が、ヤクザどうしの銃撃戦に巻きこまれ、組長とその部
下が「命の恩人」として学生の部屋に居座ってしまう。
ところが、居候者は「礼儀」と「食」に関してとてもウルサイ組長で部屋のキッチンを占領
して料理を作るのだけど、これがとても旨そうなんです。
居候の組長に対する恐怖と組長が作る料理の旨さに混乱する主人公に彼の同級生たちも加わって事態は予想外の方向へ・・・・。
組長との共同生活で、主人公が人間として成長していくストーリー。
料理に興味がある方は、ぜひ読んでみてください。
とてもお面白い本でした。
(追)お客さんに聞いた話では、この本はドラマ化されTVでやっていたとか・・・・。
また、侠飯2、侠飯3 も文庫本で出ているそうです。
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