今年2016年7月2日から日本科学未来館で「The NINJA~忍者って何だ!?」展が開催されます。
http://www.fujitv.co.jp/events/ninjaten/
忍者という集団が歴史上実在していたことは周知の事実で、伊賀・甲賀・風魔なんかが有名ですよね。
忍者と言うと、何となく映画・漫画・TVドラマ(※参照)のだけの存在というきがしますよね。
1962年に始まり忍者ブームの火付け役ともなったテレビシリーズ『隠密剣士』は、面白かったな~!
内容は、江戸幕府11代将軍・徳川家斉の腹違いの兄である松平信千代(大瀬康一)が、秋草新太郎と名乗って公儀隠密として旅をしながら世の平和を乱す忍者集団と戦いを繰り広げるというもの。
隠密剣士を助ける牧冬吉演じる霧の遁兵衛がとてもかっこよくってね・・・・、憧れました。
この忍者を真剣に研究している大学があるんです。
それが三重大学で山田勇司教授。
三重大学では2012年から本格的な忍者研究が始まり、歴史や文学という文系の学問だけではなく、体育や食品科学、薬学などの理科系観点からも忍者に関する知恵を実証していく研究だそうです。
教授によると「忍者は当時の最先端の技術を持った人達」。
忍者と言えば、黒装束で戦っているイメージばかり先行していますが、実際の忍者は戦いをなるべく避け、他国の忍者とネットワークを構築し情報戦に秀でコミュニケーション能力に優れた集団だそうです。
忍者第1のモットーは、「生き抜く」ということ。
地道なトレーニングを積み重ね、自然や周囲の環境に応じて創意工夫しながら臨機応変に対応できる能力をもったとてもたくましい人達です。
今回開催される「The NINJA~忍者って何だ!? 展」は、特に若い人達に見に来ていただきたいとの事。
三重大学の山田勇司教授は、「自分の頭で考え、未来を切り開いていく上で、たくましく生きてきた忍者に学ぶのは価値有ることではないでしょうか!」とのことです。
※ 面白かった忍者もの
・村山知義 : 「忍びの者」~市川雷蔵主演で映画にもなりました。
・柴田錬三郎 : 「赤い影法師」、「真田十勇士」他「柴錬文庫/猿飛佐助、霧隠才蔵など」
・池波正太郎 : 「真田太平記」、「忍びの風」、「火の国の城」
・山田風太郎 : 「甲賀忍法帖」、「伊賀忍法帖」、「くノ一忍法帖」等の一連の忍法もの
・五味康祐 : 「柳生武芸帖」
・司馬遼太郎 : 「梟の城」、「風神の門」、「最後の伊賀者」
・白土三平 : 「忍者武芸帳」、「カムイ伝」、「サスケ」、「ワタリ」
・横山光輝 :「伊賀の影丸」、「闇の土鬼」、「仮面の忍者 赤影」
・石森章太郎 :「忍法十番勝負」
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