●坂本竜馬は強かった!!の記事
皆さんも良くご存知の坂本竜馬。
暗殺されてしまいましたが、実は剣術に長けていた証拠が今回見つかりましたね。
竜馬は、19歳の時に土佐から江戸に出、北辰一刀流の開祖 千葉周作の弟 定吉の道場で修業したお墨付き「北辰一刀流長刀兵法目録」を頂戴しています。
この目録は、一時行方不明となっていたらしいのですが、高知県の某氏がもっていたらしく、本物かどうか鑑定。
この度、同じく千葉道場で目録を頂戴している清河 八郎(新撰組の元となる浪士組を結成した人物)の「北辰一刀流兵法免許」と酷似していたことから本物と判断されました。
江戸幕末の慶応3年(1867年12月10日)、坂本龍馬と中岡慎太郎等は、江戸幕府京都見廻組によって暗殺(近江屋事件)されちゃったけど、やはり強かったんですね。
ますます、惚れてしまいます。
●むのたけじ先生~80年目の卒業証書の記事
当ブログでも何回か登場している100歳のジャーナリスト むのたけじ先生が、この程卒業してから80年目に卒業証書をいただいたそうです。
先生は1932年4月に当時の東京外国学校(現・東京外国語大学)に入学し、1936年に卒業する予定でした。
しかし、卒業試験期間中の1932年2月26日に陸軍の一部青年将校等によるクーデター(2.26事件)があり、学校内に入れず卒業式は見送られたとか・・・・。
卒業後、先生は報知新聞記者を経て朝日新聞に入社し、中国、東南アジア特派員となる。
しかし、敗戦を機に戦争責任を感じて退社し、1948年秋田県で週刊新聞「たいまつ」を創刊。
反戦の立場から言論活動を続けています。
東京外大は戦後70年の今年、卒業証書が授与されていなかった卒業生に「遅れた授与式」を行ったそうです。
卒業証書を頂いた先生は「渡すべき証書を80年経とうが100年経つがきちっと渡すという態度が、人間を正しい道に導く」と思う。
また、大学に対して「第3次世界大戦を起こさせないよう・・・、人類の新しい生き方の土台を耕す大事な仕事を担う人々を育てて欲しい」と期待。
むのたけじ先生、本当におめでとうございます!
心より祝福!
●水木しげる先生~20歳の手記発見の記事
「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる先生(93歳)の若かりし頃の手記が見つかったそうです。
ご本人は、完全に忘れていたようですが・・・。
この手記、73年前、太平洋戦争への出征直前に書き連ねたもので、徴兵検査の合格通知が届いた直後の昭和42年10月~11月と推測されるようです。
水木先生は、1946年春に入隊。
入隊時に持込が禁止されている「ゲーテとの対話」全3巻とデッサン用の鉛筆を持って・・・・。
その後、ラバウル(パブアニューニア)の激戦で多くの仲間と自分の左腕を失うことになります。
発見された手記には、キリスト教、宗教、ゲーテやニーチェの言葉を引用し、生と死の意味について分析・反論。
戦地へ赴かなければならない不安の中で絵画への情熱への情熱を失うことなく、「どこへ行こうと、自分は自分の道を行く」という決意が記述されているようです。
この時代「お国のためと言う言葉の元に、まともにものを考えることを封じられている時代」。
「殴られても、低能と言われても、自分の頭で考えることだけは止めなかった」先生。
徴兵され出征することへの死の恐怖のおののき、哲学や宗教に救いを求めつつも自分を貫こうとする20歳の青年の姿に、発見した長女は、「時代に立ち向かう魂の叫びのようにあふれ出て来て、圧倒された」とか・・・。
この手記は現在、角川新書「戦争と読書~水木しげる出征前手記~」というタイトルで荒俣宏の解説で発売されています。
近いうちにまたご紹介する予定です。
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