米国のTV番組「エド・サリバン・ショー」に出演し大成功を収めたBeatles。
本国UKチャートにおいても「I Want to Hold Your Hand/邦題:抱きしめたい」が5週連続1位を驀進中!!
日本でも大ヒットでしたよね!!
当時、中学生だった僕は・・・・・、もう大興奮!!
ところが・・・、ところがです・・・、そんな凄いBeatlesの曲を蹴落としたバンドがいることを知ってびっくり・・・・・・。
ナッ、なんと言うバンドなんだ・・・・、と親に内緒で聴いていたラジオから流れてきたの
が1963年デビューしたDave Clark Fiveの「Glad All Over/邦題:グラッド・オール・オーバー」なんです・・・・。
Dave Clark Fiveは、ロンドン出身のバンド。
ドラムのデイヴ・クラークを中心に、キボード マイク・スミス、ギター レニー・デビッドソン、ベース リック・ハクスレー、 テナーサックス デニス・ペイトンのメンバーでロンドン北部の下町トッテナムで1962年に結成。
黒人音楽の影響が濃い同時代のロンドン一派とは一味違う洗練されたサウンド。
「Glad All Over」、「Do You Love Me」、「Anyway You Want It」等々大好きデ~ス!!
そんな洗練されたサウンドが、地元英国以上に米国で受け入れられ、1964年から1967年夏までは本国よりもアメリカでの人気が高かったようです。
前述のようにBeatlesの「抱きしめたい」を抜き、『Glad All Over』がUK1位に、続いて「Bits And Pieces」がUK2位になり・・・・・、ナント、ナント・・・、彼らはBeatlesより先に全米ツアーを実施しちゃっているんです・・・。
その甲斐あり1965年に「Over & Over/オーバー・アンド・オーバー」がビルボード・シングルチャートでNo.1を獲得。
ビートルズに続いて、「エド・サリバン・ショー」に出演したり、Beatlesに続いてカーネギーホールでコンサートを開くなど、アメリカでの人気が高まるばかりでした。
しかし、下記のようなヒット曲を連発していましたが・・・・・、Dave Clark Fiveの音楽性が徐々に変化しアメリカではアイドル・ポップ・バンドみたいなイメージが定着。
ビートルズの最大のライバルなんて云われた彼らも、遂に1970年に解散となってしまいました。
The Dave Clark Five は、2008年にロックの殿堂入りを果たしました。
授賞式でのプレゼンターはトム・ハンクスが務め、締めくくりとしてジョーン・ジェットが「Bits and Pieces」をカヴァーしたそうです・・・・。
●The Dave Clark 5の代表的な曲
・「Glad All Over」 / 1964年1月発表 UK1位 USA 6位
・「Bits & Pieces」 / 1964年3月発表 UK 2位 USA 4位
・「Do You Love Me」 /1964年発表 USA 11位
・Can’t You See That She‘s Mine/1964年発表 USA 4位
・「Anyway You Want It」 / 1964年発表 USA 14位
・「I Like It That」 / 1965年発表 USA 7位
・「Reelinn And Rockin’」/ 1965年3月発表 USA 7位
・「Because」 / 1965年発表 USA 3位
・「Catch Us If You Can/邦題:若さをつかもう」/1965年発表 USA 4位
・「Overe & Over」 / 1965年12月 UK 1位 USA 1位
・「Everbody Knows/邦題:青空が知っている」 / 1967年 USA 23位
・「Try Too Hard」 / 1967年発表 USA 12位
余談:
・「Glad All Over」は、Suzi Quatro、Bon Jovi、Quiet Riot等がカバーしています。
・「青空の恋」は、アイドル・グループのフォーリーブスが日本語でカヴァーしていたとか・・・・。
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