本当に訃報ばかりで、すみません。
「カンタベリー・ロック(*)」の最重要バンド GONGやSoft Machineの最重要人物デイヴィッド・アレン(Daevid Allen)が3月13日にお亡くなりになりました。
デイヴィッドは、今年2月に「手術不可能な癌のため、医師より余命6か月を宣告」されたそうです。
癌は当初、首に出現し、それは手術によって除去されたものの、新たに肺にも転移。すでに手術不可能な状態になってしまっているため、アレンは新たな手術を望まず、このまま残りの人生を過ごす考えだったようですが・・・・、予定よりも早く神に召されてしまいました。
享年77歳。
合掌!!
オーストラリア生まれで世界を放浪するヒッピーだったデイヴィッド・アレンが1966年イギリスのカンタベリーで結成したのがSoft Machine。
Soft Machineは、ロンドンのUFOクラブを根城にヨーロッパ各地で精力的に演奏活動を行いつつ独自の音楽を模索していたそうです。
デイヴィッドはこのUFOクラブ当時、ロンドンのサイケデリック・シーンで注目を浴びていたピンク・フロイドやジミ・ヘンドリックスらとも交流を持つようになり、ステージを共にする事もあったそうです。
1967年Soft Machineは、パリ公演からの帰途、麻薬所持などのトラブルによりイギリスへの入国許可が下りず、アレンはそのままパリに留まり、プログレッシブ/サイケデリック・ロック・バンド~英米ではスペース・ロックというジャンルに入る「GONG」を結成。
この「GONG」には、アラン・ホールズワース、スティーヴ・ヒレッジなどが在籍したことでも有名なバンドです。
Soft MachineやGONGのリクエストにお応えするのは、難しいですが、近々所有アルバムはご紹介しますからね!
(*)カンタベリー・ロック(Canterbury rock):
イギリスのカンタベリー出身者を中心とするプログレッシブ・ロック系のバンド、ミュージシャンの一群による音楽を指す用語。
1960年代後半から1970年代にかけて活動。
当初はサイケデリック・ロックの影響が強く、後に即興演奏を中心としたジャズ・ロック色が濃くなっていきます。
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