第2期Animalsの正式バンド名は、「Eric Burdon & The Animals(エリック・バードン&ジ・アニマルズ)」。
後に Policeで活躍するギタリストAndy Summersが在籍していたことは有名。
第2期Animalsの最大のヒット曲は、ベトナム戦争に対する痛烈な反戦歌「Sky Pilot(従軍牧師)」。
で、その時のベーシストが、Danny McCullochで今年2015年1月29日にお亡くなりになったそうです。
享年69歳。
合掌!
Animalsは、知ってますよね!
BEATLESから始まったリバプール・サウンドの一つ。
メンバーは、リーダーでキーボードのアラン・プライス、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」で第57位にランクインしているヴォーカルのエリック・バードン、ギターのヒルトン・ヴァレンタイン、ベースのチャス・チャンドラー、ドラムのジョン・スティールの5人。
チャス・チャンドラーは第1期Animals解散後、Jimi HendrixやSLADEのマネージャーとして大成功しています。
Animalsと言えば、1964年の大ヒットした曲「朝日の当たる家/原題:The House Of The Rising Sun」ですよね。
この曲は、アメリカの伝統的なフォーク・ソングをブルース的な解釈でカバーしUKでNo.1に輝き、USAビルボード・シングルチャートでは三週連続1位に、その他スウェーデン、カナダのチャートでも1位を記録。
その他の曲。
1964年「キング・オブ・ブギ」の異名を持つJohn Lee Hooker(ジョン・リー・フッカー)の「Boom Boom」を発表し、USAで43位を記録。
日本では、GSモップスの鈴木ヒロミツがカバー。
1965年発表の「悲しき願い/原題:Don’t Let Me Be Misunderstood」は、USAで4位を記録。日本では、尾藤イサオがカバー。
1965年発表のサムクックがオリジナル「悲しき叫び/原題:Bring It Oh Home To Me」は、USAで4位を記録。
また、1965年の「朝日のない街/原題:We’ve Gotta Get Out This Place」は、UKで2位に輝き、Van Halenなどもカバーしているとか・・・・。
1966年発表の大ヒット曲「孤独の叫び/原題:Inside Looking Out」は、スパイダースやゴールデンカップスがカバー。
中でも1969年に発表されたGRAND FUNK RAILROADの「Inside Looking Out」は、圧巻!!
因みに、「朝日のあたる家」は、日本でダニー飯田とパラダイス・キングをはじめ浅川マキいろいろな日本人アーチストがカバーしていますが、ちあきなおみも歌っているんですって・・・・。
ビックリだよね~~~!!
で、Animalsは、約2年後の1966年に解散。
その後、エリック。バートンは、活動の本拠地をサンフランシスコへ移し「エリック・バードン&ジ・アニマルズ」として再始動。
GRATEFUL DEADやJefferson Airplane、Quicksilver Messenger Service、Big Brother & The Holding Companyなどと“シスコ・サウンド”と呼ばれるようになり、1968年のヒット曲「スカイ・パイロット」を生みます。
第2期Animalsは、アメリカのブルースに根ざした作風が特徴的ですが、60年代後半にはサイケデリックな作品も多く発表し、ロックシーンに大きな影響をもたらしたバンドといえます。
しかし、第2期Animals 「Eric Burdon & The Animals」は、1968年に解散。
その後のDanny McCullochの活動はほとんど日本に入ってきていませんが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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