ご幼少の頃、母に「お腹すいたよ~!」というと、買い物籠の中から「酢昆布」を取り出し食べさせてもらってしました。
これが、いつ言っても必ず「酢昆布」なんです。
当時は不思議に思いませんでしたが、今思うと何で酢昆布ばかりだったんだろう・・・・・か?
理由はともかく・・・、母の酢昆布好きのお陰で、今でも酢と海藻類は大好き!!
昨年10月ごろだったと思いますが、アゼリア地下街で乾燥めかぶの細切「とろとろ めかぶ」なるものを購入。
乾燥している「めかぶ」にお湯を注ぐと、10分くらいで柔らかい「めかぶ」に戻ります。
これが、とても美味しくてね・・・。
それ以来毎朝食べています。
「めかぶ」って言うのはね、わかめの根元部分。
この「めかぶ」は、古来より健康に良い海藻として知られていたようですが、処理が面倒ということもあり、多くはそのまま捨てられていたようです。
しかし、大宝律令が出来た時代の養老律令の賦役令(ぶやくりょう)によると、貢納する海藻の中に「マナカシ(当時のメカブの呼び方)」の記述があり、8世紀初頭にはすでにワカメの葉状体と同様に食用されていたようです。
四方が海に囲まれた日本では海の恵みとして重宝され、古くから民間薬としても使用されていたようですね。
最近では、「めかぶ」には葉状体よりも多量に健康上有効な成分が含まれていることがわかってきました。
「めかぶ」の最大の特徴は、練るとネバネバ・ヌルヌル状態になります。
このネバネバ・ヌルヌル成分には、フコイダン、アルギン酸という水溶性の食物繊維が豊富に含まれているようです。
この「フコイダン」は、1913年、ウプサラ大学所属のスウェーデン人科学者 H・Z・キリンによって発見され、ヒバマタ属の学名 genus Fucus にちなんで命名されたそうです。
1970年代以降盛んに研究されるようになり、1996年第46回日本ガン学会で、名古屋大学の舟橋講師より「“めかぶ”にガン細胞の増殖を抑える効果がある」との研究成果が発表されています。
ラットによる実験結果ではガン細胞が56.5%消滅し、人間のガン細胞では75.7%もガン細胞が消滅したそうです。
「フコイダン」効果をまとめると・・・・
・動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞の予防
・血液中の中性脂肪濃度を低下させ、血管を拡張する作用/血液のサラサラにする効果
・高血圧の予防
・糖尿病の予防
・がん細胞への攻撃力を増やす作用。
・二日酔い予防
・悪玉コレステロール値の低下
・便秘の予防
・口臭・体臭を防ぐ‥等があるそうです。
でも、僕が現時点で実感しているのは・・・・、便秘の予防。
小生便秘ではありません・・・、というより毎日快便なのですが・・・・、「めかぶ」を食してからは・・・・、恥ずかしいくらいに・・・・、出ちゃってます・・・・。
汚い話でごめんなさい・・・・。
体に良いこと尽くめの「めかぶ」ですが、独立行政法人国立健康・栄養研究所によると・・・・・、「フコイダンは俗に・血圧の上昇を抑える・抗ウイルス、抗菌作用がある・アレルギーをおさえる・肝機能をよくする・コレステロールを下げる・癌に良い‥といわれていますが、フコイダンに関する研究論文は主として培養細胞または実験動物を使った基礎研究で、人間に対する臨床的な研究はほとんど発表されていません」とのこと。
食べる時は、自己責任で食べましょうね!!
でも、「めかぶ」は、本当に美味しい!!
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