久々に考えさせられる映画・・・。
レイシスト(人種差別する人)の父を死後も受け入れられないアル中の薄汚れた白人刑事(オーランド・ブルーム)と子供の頃アパルトヘイト時代の人種差別を体験した黒人刑事(フォレスト・ウィテカー)が、南アフリカの大都会ケープタウンを舞台にアパルトヘイトとドラッグが絡んだ深い闇の世界をあぶり出す社会派サスペンス。
R15指定の映画なので、残酷な部分も結構ありかなり重め・・・。
この映画全編が南アフリカの現地で撮影されたそうで主人公二人以外のスタッフやキャストも現地の方々を使用。
場面にスラム街が多く出てきますが、その危険地域にカメラが入ったのは初めてだそうです。
アパルトヘイト消滅後の南アフリカの現状を垣間見ることもできる作品です。
この作品の原作は、フランス推理小説大賞ほか、7つの賞を受賞したキャリル・フェリーのクライム小説「ZULU」というそうです。
「ZULU」はアフリカの最大部族。
思い出すのが1964年制作のイギリス映画「ズール戦争」で、僕が好きな映画の1本。
イギリスの支配に抵抗したズール族の戦いを描いた映画なんですが、「ケープタウン」は現代の「ズール戦争」かもしれませんね・・・・・。
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