漫画も大好きでね・・・・。
中でも、手塚治虫、白土三平、ちばてつや、石森章太郎、横山光輝、つげ義春、水木しげる‥等が大好きです。
で、好きな漫画家の一人で漫画家生活約60年になる“ちばてつや先生” が自身の生い立ち、自作について語った自叙伝が本書。
ちばてつや先生の漫画で単行本になったものも何作か持っています。
「ちかいの魔球」、「紫電改のタカ」、「ハリスの旋風」、「あしたのジョー」、「おれは鉄兵」等。
自叙伝の中では、上記の一つ一つの作品等に込めた自らの熱い思いや執筆当時の制作秘話、知られざるエピソードが綴られています。
自叙伝の中では、上記の一つ一つの作品等に込めた自らの熱い思いや執筆当時の制作秘話、知られざるエピソードが綴られています。
余談ですが、先生の作品の中に必ず三頭身ぐらいのかわいい人物が登場するんですが、三頭身の人物が他人とは思えなくってね・・・・、大好きなんです。
同書を読んで初めて知ったんですが、ちば先生もこの三頭身の人物がとても好きで、何時か主人公にしたいと考えていたようです。
それが「ハリスの旋風」の石田国松なんですって・・・。
このことを知ってとても感激しました!!
ちば先生は、1939年1/11、東京築地生まれ。
父親の仕事の関係で、満州奉天に移住し、当地で終戦を迎えています。
終戦後、満州からの悲惨な逃避行等の諸体験が、作品のバック・ボーンとなっているようです。
ちょっと長いけど、最後に先生の言葉から~
「私が普段気を付けているのは、そうした法規制(漫画やアニメの表現規制)を求める人間の論法が、必ず「あなたの子供を守るために」というフレーズから始まることだ。
すぐ「子供のために」と言い出す人には気を付けた方がいい。
その言葉の陰には、必ず歪んだ権力志向や支配欲のようなものが見え隠れしている。
そうやって戦争も始まったのだ。
一部の人間の過剰な権力志向に乗せられると、人間はいとも簡単に危うい方に舵を切ってしまう。
それを、やなせ(たかし)さんが一番心配しているのだ」
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