最近のTV-CMで一番見かけるのが「ローン・レンジャー」と「スーパーマン」の映画のスポット。
両方とも僕の小さいころテレビでやっていたアメリカもの。
もちろん白黒画面・・・・、懐かしいよね。
僕が8歳か9歳ぐらいだったのですが、結構覚えています。
当時、金沢文庫にあった父が勤める会社の社員用集合住宅に住んでいてね・・・、とにかく古くて汚い!
畳にビーダマを置くとすぐにコロコロと転がり始めるし、雨が降ると壁の裏側で滝のような音がしていました。
冷蔵庫はありましたが、今の若い人は信じられないと思うけど氷を一貫目買ってきて入れて冷やすという代物。
夏場は、その氷の上にトマトを置いといてね、オヤツとして齧り付いていました。
当然、クーラーなんてものはない。
着ている服は、上からのお下がりばかり。
ズボンのお尻はキャッチャーミット、膝の部分はもちろん継ぎはぎだらけ。
でも、何故かテレビ導入だけは早くってね・・・・。
「ローン・レンジャー」は、もともとアメリカのコミックだったのが1949年にテレビ化されたもので、日本では1958年から放送開始されたようです。
冒頭の部分が印象的でしたね。
ローン・レンジャーが愛馬シルバーに跨り「ハイヨー、シルバー!」という掛け声とともに今回の映画でも使用されている「ウィリアム・テル序曲」にのって渓谷を疾駆する姿がとても恰好よかった。
相棒はもちろんインディアンの青年トント。
彼の「白人嘘つき。インディアン嘘つかない」の台詞は、随分真似をしたものです。
スーパーマンは、記憶を辿ると最初はアニメで放送されていました。
日本では1956年から現TBSで放映開始。
続いてテレビドラマ化されたようです。
大平透の声で・・・・
「弾丸(タマ)よりも速く、力は機関車よりも強く、高いビルディングも一っ飛び!
空を見ろ・・・、鳥だ・・・、飛行機だ・・・、あっ、スーパーマン!
そうです、スーパーマンです!
遠い星からやってきた奇跡の男……。
彼はクラーク・ケントと名のり、メトロポリスの新聞社デイリープラネットの記者となって、正義と真実を守るため、日夜闘い続けているのです」
この台詞、当時の子供は皆覚えて居ましたね。
それにしても、今何故アメリカは「ローン・レンジャー」と「スーパーマン」なんだろうか?
モノの本によると・・・
「ヒーローとは、普通の人を超える力・知識・技術を持ち、それらを用いて一般社会にとって有益とされる行為、いわゆる救世主としての行為を行う。多くの物語では、これを阻止しようとする悪役・敵役が共演することになる。また、突出した能力を持っていない場合でも、何らかの形で英雄的行為をすることがある」
とあります。
ある研究者によると・・・
「ヒーローを求める世相とは、社会情勢が不安定になったり、国家の行く先が不安になったときに、模範的人物としてヒーローが求められるようになる。特に若い人の中でこの傾向は顕著であるとしている」と。
アメリカに限らず、どこの国もヒーローを求めているということは、社会情勢が不安定なんだろうね・・・・。
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