この映画、2009年8月に公開されたようなので観ている方も多いかと思いますが、小生は先日録画で・・・・。
感激!!
実に面白い映画!
まだ見ていない洋楽好きには、必見の映画だとおもいます。
1950年代から60年代に活動し、のちの音楽シーンに多大な影響を与えたシカゴの伝説的ブルース・レーベル“チェス・レコード”の盛衰を描いたアメリカ音楽史ドラマ。
“チェス・レコード”は、デビュー前のビートルズやローリング・ストーンズたちが憧れていたマディ・ウォーターズやチャック・ベリーが所属していたレコード会社なんですから・・・・。
1947年のシカゴ。
若くて野心家のポーランド系移民 レナード・チェス。
彼は、サウスサイドでバーを経営。
そこで、物静かなギタリスト マディ・ウォーターズと凄いテクで派手好きなハーモニカ奏者 リトル・ウォルターに出会う。
チェスは彼らのブルースサウンドに魅了され、急激に発展しつつあるレコードビジネスに目をつけレコード会社を設立。
発売された彼等のアルバムは、徐々にR&Bチャートを上昇し、ラジオでも繰り返し流され、ヒット曲となっていく。
1955年には、“ダック・ウォーク”でロックンロールの創始者となったチャック・ベリーや、才能豊かな若い女性アーティストのエタ・ジェイムズなどの所属アーティストが続々とアメリカの音楽業界の中心に躍り出ていく。
彼らの音楽はロックンロール誕生の礎となっていくんだけどネ・・・。
チェスは、彼ら所属アーティストを家族同様に扱い、ヒットのご褒美として車を買い与えていました。
その車が“キャデラック”。
この“キャデラック”は歴代のアメリカ大統領や各国の王侯貴族、ベーブ・ルースやジョー・ルイスなどのスポーツ選手等が愛用している高級車の代名詞的存在。
だから、ステータスの象徴としてこの車をご褒美にしていたんだね。
この映画は、50年~60年代にかけてブルースからロックへと変貌していくアメリカ音楽に大きく貢献したレーベル「チェス・レコード」をジックリと描いているんだけど・・・・・・、チョット残念なところもあります。
と言うのは、当時黒人音楽はレイス・ミュージックと呼ばれ差別されていた時代。
それなのに、何故レナード・チェスは人種差別をせずに黒人音楽に目を付けたんだろうか・・・。
レナード・チェスの価値観や背景がもう少しわかると、もっと面白くなっていたかも・・・・ね!!
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