最近の本屋さんで特に目立つのが、「時代小説」と「リビングウイル(生前に発効される遺書)」関連の本。
だから、新聞を読んでいても両方のジャンルに目が行ってしまう。
特に「リビングウイル」関連の本には、年齢的にも関心があるしね・・・・。
新最近知った近藤 誠 著 「医者に殺されない47の心得」を読み終えました。
とても「目からうろこ」の本です。
僕らの年齢になると若い頃に比べ、葬式に出席する方がはるかに多くなる。
当然だよね。
だから、「死」と言うのがとても身近に感じられし、現実味を帯びている。
現に学生時代の仲間の一人は定年退職直後に肺癌(煙草を吸わないのに)で逝ってしまったし、現在二人の友が癌の治療をしています。
当店にレコードを寄付してくださった紋谷さんも癌で亡くなりました。
生あるものは、遅から早かれ必ず死を迎えます。
「同じ死ぬのであれば、苦しまずに楽に死にたい」と考えるのは当然だよね。
自分がどのような状況で終焉を迎えるのか、とても興味があります。
長生きして眠るように死ぬのか、それとも事故なのか、はたまた病気なのか・・・。
どんな形にしろ、僕にも死が訪れます。
この本は、特に病気になってからの心得を記しています。
著者の近藤誠先生は、現役の慶応大学医学部放射線講師で癌の放射線治療を専門に行っている先生でありながら、「医者はヤクザや強盗よりタチが悪い」、「一度に3種類以上の薬を出す医者を信用するな」、「CT1回でも発癌リスクあり」‥等、過激な発言により日本の医学界からパッシングされている、いわば異端児的(?)な先生。
だけど、乳癌の乳房温存療法を勧めているし、「がんもどき理論(癌には正式な癌と癌もどきなガンがある)」を提唱し、安易な手術に警鐘を鳴らしている。
2012年に第60回菊池寛賞を受賞した面白い先生です。
この異端児先生は、日本の医学界からパッシングを受けるような過激な発言をしていますが、この本で病気を恐れず、死を恐れないで老いていく方法を説いています。
また、自分が意識を失い自分で説明できなくなった時、「どう死にたいか」を希望するリビングウイルも必要だと言っています。
この先生の言っていることを信じるか、大病院の先生の事を信じて抗がん剤の副作用で苦しんでも生きていたいかは・・・・・・、貴方次第!
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