この連休を利用し、約1年ぶりに釣り行ってきました。
目指すは、高級魚のアコウダイ。
葉山 鐙摺漁港から朝6時出船。
船長が「ハイ、前から順番に下して~! 水深は、430mだからね~」。
期待に胸を震わせ、第1投。
300号の錘でグングン糸が出ていく・・・・はずが、・・・・・アララッツ・・・・、180mぐらいで錘が止まってしまった。
船長「シマガツオだ! 至急巻き上げて!!」
クソ~ッ、と思いながら周りを見たら船中全員リールを巻き上げている。
「でも、シマガツオってカツオの名前が付いているぐらいだから、おかずにはなるかな?」と独り言をいっていたら、隣の釣り人がハリスごと切って捨てているではありませんか!
「これ食えないの?」
「煮ても焼いても美味くない・・・・・。フライぐらいかな」と、船長。
僕の友達にも「煮ても焼いても食えないヤツ」がいるけど、魚の世界でもいるんだね~。
その後もほとんどシマガツオに邪魔され、底まで錘が行かない。
4投目でやっと底に錘が到着。
糸ふけをとり、錘が底をトントンと叩くのを肌で感じ・・・・一安心。
10分後くらいに竿先がグッグッと引き込まれた。
来たよ! 来ましたよ~!
追い食いさせるためにハリス分の糸を出し、もうしばらく待ってから期待膨らませ満を持して巻上げる。
アコウダイはね、アコウ提灯行列と言って、途中から水圧に負けプカリと浮いてくるんです。
だから最後まで抵抗しないんだけど・・・・、ガンガン引いてくるな~。
「こりゃ~、キンメかもね?!」
「キンメ! 最高です!」なんて与太を飛ばし、挙げてみて・・・・・ア~ッ! ガックシ。
スミヤキ。 底釣りの最大の外道。
10数年前、初めて底釣りをやった時、船長から「美味いから、持って帰りな」といわれ調理したんだけど・・・・、小骨ばかりでエライ苦労した魚。
そういえば、学生の頃、倉橋由美子の「スミヤキストQの冒険」という小説に苦戦したな~。
「スミヤキは、苦戦するんだ」なんて思い出しながら再度アコウダイに挑戦・・・・・。
しかし、何度やっても赤い魚影が上がらず、シマガツオとスミヤキ・・・黒いのばかり・・・・。
結果、船中全員討ち死に・・・・、惨敗です。
でも、久々の釣、天気も最高だしベタ凪の広い海は最高!
本当に気持ちが良い1日でした。
これで赤い魚が釣れればもっと最高なんだけどね・・・。
悔しさと気持ち良さが半々の一日でした。
赤い魚見たかったな~!!
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