今朝の朝刊で知ったんですが、「銀座シネパトス」が3月31日をもって閉館したとか・・・。
閉館理由は、耐震性の問題で老朽化に伴う地下街の取り壊しだそうです。
そうだね、大きな地震が来たら確実に潰れる感じがしていましたからね。
この映画館には、サラリーマン時代に相当お世話になりましたよ。
毎晩の酒でいつも二日酔い。
その二日酔いを治すために寝に行ってたのがこの映画館。
3館あってね、寝に行く割りにはちゃんと映画を選別して入場するもんだから、映画が面白くてね、つい見入ってしまう。
いつも空いててね、僕と同じような寝不足気味のサラリーマンがちらほらの映画館。
今の若い方で「銀座シネパトス」を知っている人は、相当な映画通ぐらいだと思います。
「銀座シネパトス」は、銀座三越と三原橋交差点の丁度中間点ぐらいにあり、晴海通りを横切るような地下街にあります。
「エッ! こんなところに地下街?」という感じで、上は晴海通り、下が地下鉄日比谷線というサンドイッチ状態の地下街です。
地下に下りると、古い小さな飲み屋やアダルトショップ・理容店等が5・6軒あり、とても猥雑な雰囲気で昭和の匂いが色濃く残る不思議な空間。
その猥雑な雰囲気の空間に「銀座シネパトス」はあります。
資料によると、「銀座シネパトス」の前身は“銀座地球座”と“銀座名画座”という二つの劇場で、1968年頃にオープンしたとか・・。
当初は、成人映画中心だったそうだけど、1989年に現在の「銀座シネパトス」としてリニューアル・オープン。
僕が行き始めたのは、リニューアル後だけどね・・・。
「銀座シネパトス」にかかる映画は、古今東西関係なく、とにかく良い映画や面白い映画ばかり。
日本映画あり、ハリウッドの娯楽作品あり、芸術性の高いアート作品も・・・。
古い映画はもちろん、B級・C級の新作映画も公開してくれる夢の劇場と言ってもいいくらい・・・・。
ネッ、二日酔いでも疲れていても見ちゃうでしょ!
残念だな~。
でも、先の大地震を知った今、老朽化で閉館してしまうのはしょうがないね。
「銀座シネパトス」、お世話になりましたね。
ありがとう!
それにしても、早稲田松竹、池袋の文芸坐、飯田橋の佳作座などはどうなっているんだろうか・・・。
無くなってしまったかな?
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