このところブログが絶不調!
大変遅くなりましたが、6月入手のレコード紹介です。
●The Dick Dale & His Deltones / Singles Collection '61-65
梅雨明けはしていないけど、夏らしくなってきましたね。
この季節になると僕らの年代は、サーフィン・サウンドが恋しくなります。
誰が何と言おうが、僕らの年代が最初に聞いたロックは、Venturesなんだから!
だから「青春デン・デケ・デケ・デケ」が直木賞を取ったんだからね。
当時Astronautsの「Movin'/邦題: 太陽のの彼方に」が日本で大ヒットしていてね。
このレコードが欲しくってダダをこねて母に購入してもらいました。
そのアルバムの中に「Misirlou(ミザルー)」、「Let's Go Trippin'」という曲が入っていてネ、とてもカッコイイな曲だったんです。
ライナー・ノートを読んだら、オリジナルはディック.ディルで1962年にUSAで大ヒットしたとか・・。
このレコードも欲しくなったけど、当時は貧乏でね・・・、残念だけど諦めてしまいました。
でも、Astronauts版「Misirlou」は何回も聞き直したね。
それから数十年・・・、TVで映画「TAXi(タクシー)」を観ていたら、何とこの「Misirlou」が流れたではありませんか!
ナッ、ナッ・・ナンダ、この胸のときめきは!
恥ずかしながら、数十年ぶりに初恋の娘に再会したウブな男のようになっているボク!
イカン、この時を逃したら・・・、もう二度と会えない気がする!
ということで、直にレコード屋にいったんですが・・・。
時すでに遅し・・・・、アナログ・レコードでは無いという。
ウ~ッ、残念至極!!
帰宅後、改めてディック.ディルを調べてみると、ジミヘンやパープル、クラプトン等が師と仰いでいた伝説の左利きギタリストだったんです。
また、「ミザルー」も1994年のクエンティン・タランティーノ監督「Pulp Fiction(パルプ・フィクション)」と1998年のリュック・ベッソン製作・脚本、ジェラール・ピレス監督「TAXi(タクシー)」に使用。
ア~、会いたいと思っていたら、会えるもんですね。
一途な気持ちは大切ですゾ!!
伝説のサウスポー・ギタリスト デック・ディル 是非聴いてみてくださいね
●Amazing Grace /Judy Collins盤
ガラッと変わって、心が洗われる曲です。
「Amazing Grace/すばらしき恩寵」は、ジョン・ニュートンが1772年に作詞による賛美歌ですが、作曲者は不明だそうです。
ジョン・ニュートンの父は商船の指揮官で、彼は父に付いて船乗りとなりさまざまな船を渡り歩くうちに黒人奴隷を輸送するいわゆる「奴隷貿易」に手を染め巨万の富を得たとか。
その後、彼は病気を理由に船を下り、牧師となって1772年に「アメイジング・グレイス」を作詞。
この曲には、黒人奴隷貿易に関わったことに対する深い悔恨と、それにも関わらず赦しを与えた神の愛に対する感謝が込められているといわれています。
Judy Collinsは、アメリカのフォークソング歌手で「青春の光と影」、「時代は変わる」、「風に吹かれて」、「カントリーロード」などを歌っています。
もともと彼女の「Amazing Grace」はシングル盤B面の曲だったんですが、1970年にセント・ポール教会にてアカペラで歌ってから、あれよあれよという間にビルボードのヒットチャートを駆け上り、最終的には1971年1月9日付ビルボード・ホット100で最高15位を記録。
イギリスでは67週チャートインを達成したそうです。
この名曲「Amazing Grace」は、その他にもアレサ・フランクリン、ジェフ・ベック始め、日本でも綾戸智絵、中島美嘉、白鳥英美子、さだまさし、本田美奈子なども歌っているそうですよ。
余談ですが、CSNの「青い瞳のジュディ」は、当時スティルスの恋人だった彼女をモデルにした曲だということは有名な話!
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