金沢文庫時代、我家には戦火を免れた父のクラシック・レコードが結構ありました。
このレコードは、78回転。
結構分厚く重いので、一度円盤投げのように飛ばしたことがあります。
ビックリするほど飛ぶんですが、このレコードはとにかく割れやすい。
この時代、レコードはとても貴重なものでしたが、当時の僕(小学生)には価値を知りませんので、友人と公民館横の公演で飛ばしっこ・・・。
後日、父親に烈火のごとく叱られた記憶があります。
残りのレコードもいつの間にか紛失してしまいましたが、今あのレコードを持っていたらかなり貴重だったろうね・・・・・・残念!
記憶にある最初のポピュラー音楽では、やはり父が持ってきたハリー・ベラフォンテのLP。
若い方でも、ベラフォンテの名前は聞いたことはありますよね・・・!?
そう! 1985年に世界的な大ヒットとなった「USAフォー・アフリカ」の「We Are The World」の提唱者なんだから!!
で、ハリー・ベラフォンテの「バナナ・ボート」が世界的な大ヒットし、アルバム自体も当時としては珍しいミリオンセラーを記録したとか。
この歌はトリニダードの労働者がバナナを船に積み込むときに歌う労働歌なんだけど、日本でも浜村美智子のカバーバージョンが大ヒットしました。
歌い出しの「♪デーオ、イデデ、イデデ、イデデ…♪」という掛け声が特徴的で、遊んで転んだ時に「♪痛てーよ、痛てて、痛てて、痛てて~~よ♪」などと叫んでいたな~・・・。
ハリー・ベラフォンテは、その後も「マティルダ」や「ダニー・ボーイ」など、世界的なヒット曲を連発。
この時代の私の年齢といえば、・・・小学生3・4年生だったようで・・・・・、ハイ!
また当時、人気だったのがカントリー・ウエスタン。
特に好きだったのが、「ライダーズ・イン・ザ・スカイ」という曲。
正式には「ゴースト・ライダーズ・イン・ザ・スカイ」と言うらしいのだけ、何故かもの凄く気に入ってしまい、年がら年中デタラメ英語で歌っていました。
この曲は、1948年、スタン・ジョーンズという人によって発表されましたが、名曲故いろいろなアーチストがカバーしています。
ビング・クロスビー、ペギー・リー、スパイク・ジョーンズ、ブラザーズ・フォー、フランキー・レイン、エルビス・プレスリー、ジョニー・キャッシュ、ブルース・ブラザーズ・・・・。
何と、あのベンチャーズまでがインストで演奏しています。
お店で聴けるのは、ジョニー・キャシュ盤。
その他のカントリー・ウエスタン、西部劇主題歌としてハンク・ウイリアムス、フランキー・レインなどもありますよ!
このような音楽とR&B、ジャズ、ブルース、ゴスペル等の黒人音楽との融合によって、ロックン・ロールやロカビリーが生まれ・・・・・・、70年代のハード・ロックなどにつながっていくんだけど、・・・・・まだまだ60年には届きませんね!
この続きは・・・・・「ザ・パンチ・パンチ・パンチ」のモコ・ビーバー・オリーブのように・・・・・・・・今日の続きは、また明日!
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