ロックンロール草創期の大スター エディ・コクランをこよなく敬愛するブライアン・セッツァー。
彼が率いるネオ・ロカビリーバンドが、Stray Cats(ストレイ・キャッツ)。
でねお恥ずかしい話し、そのネオ・ロカビリーって語彙・・・・・。
僕らの年代にはなかったので、お客様から教わりました。
そもそもロカビリーというのは、1950年代初頭、アメリカ南部メンフィスでブルースから生まれたロックンロールと初期のカントリー&ウエスタンが融合してできた言葉であり音楽スタイル。
このロカビリーは一世を風靡したんだけど、50年代後半に色々な事が起こり滅びてしまったんです。
58年、エルヴィス・プレスリーの兵役、バディ・ホリー等の飛行機墜落死、チャック・ベリーの薬物使用による刑務所入り、エディ・コクランのタクシー事故死、ジーン・ヴィンセントの過度アルコール摂取死やさらにロックンロールの生みの親アラン・フリードのアルコール溺死・・・によりスター不在が続き、ロカビリー&ロックンロールは滅びてしまった。
だから59年は「ロックンロールが死んだ日」とも言われています。
Don Mcleanの「 American Pie」は、飛行機事故で死んだバディ・ホリーに捧げた作品で、1972年にUSA・No1ヒットソングになり、マドンナもこの曲をカバーしているそうですね。
で、1970年代のパンク・ニュー・ウェイヴなど他のジャンルに影響を受け、1980年代に登場した新生ロカビリーをネ・オロカビリー(Neo Rockabilly)と呼び、その旗頭がブライアン・セッツァーが率いるストレイ・キャッツ。
ネオロカビリーブームの火付け役として一世を風靡しました。
●「STRAY CATS/涙のラナウェイ・ボーイ」
1981年発表の1stアルバム。
シングルカットされた「涙のラナウェイ・ボーイ」UK9位に、「ロック・タウンは恋の街」同9位に、「気取りやキャット」同11位となり、アルバムもUK6位を記録。
●「GONNA BALL/ごーいんDOWN TOWN」
1981年発表の2ndアルバム。
シングルカットされた「冷たい仕打ち」がUK57位と前作ほどの成功しなかったけど、後年の成功つながるブライアン・セッツァーが垣間見える内容。
●Rant N' Rave With The Stray Cats/セクシー&セヴンティーン」
1983年発表の3rdアルバム。
シングルカットされた「セクシー&セヴンティーン」USA5位・UK29位、「涙のリトル・ガール」USA35位、「あこがれのブラック・キャデラック」USA68位)とアメリカで大人気に。
多彩なゲストが参加し、プラチナ・ディスクに輝いたアルバム。
ロカビリー、ロックンロールは、最高です!!
スロー・バラードは涙もんですよ!!
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