新聞のコラムで毎週楽しみにしているのが朝日新聞土曜版「be on saturday」の「うたの旅人」。
多分、読んでいらっしゃる方も多いと思いますけど・・・ネ!
このコラムは、有名な楽曲を主題にし、その作品の時代背景、完成するまでの作詞・作曲者の考え方・苦悩、その曲に係る人たちの人間関係や周辺事情を等を織り込みながら紹介していくコラムです。
今回は、イーグルスの「呪われた夜」。
米国・LA、かの有名なビバリーヒルズから1区画入ったところにあるライブハウス「トルバドール」。
このライブハウス、ディランが飛び入りでセッションしたり、ジョン・レノンが泥酔し叩き出されたという伝説的なライブハウスとか(行ってみたいよね~!!)。
時は1970年代初頭。
このライブハウスには、成功を夢みる若者たちが多数おり、その中に若き日のドン・ヘンリーもいた。
彼に注目し声をかけたのが、リンダ・ロンシュタットのマネジャー ジョン・ボイラン。
彼は、まずドン・ヘンリーに声をかけ、その後他のバンドにいたグレン・フライ、ランディー・マイズナー、バーニー・レドンを誘いリンダのバックバンドとした。
その後すぐに独立し1972年にデビューしたのがイーグルス。
デビューアルバムもヒット。
75年に発表した「呪われた夜」は、全米ヒットチャート初登場1位。
76年に発表しあ「ホテル・カリフォルニア」は、皆さんご存知のように全米チャート8週連続1位となり、グラミー賞も獲得し、全世界的な大ヒットとなった。
イーグルスは順風満帆とみえていたが、実はグループ内ではそれぞれの不満・葛藤が渦を巻き、グループの存続も難しくなりついに82年に解散となる。
音楽性が変わって大ヒットした「呪われた夜」のアルバムを通して、イーグルスの結成~崩壊~再生という人生のドラマを紹介してくれている。
世界的に有名になっても一般人には計り知れない人間関係やドラマがあるんだね。
でも年とともにそれぞれの葛藤も薄れ、純粋に音楽を楽しむことを教えてくれる。
「~まだ自分の中に吐き出すもべきものがたくさんあるし、新しい作品を生み出すことに満足感がある~」 と、まだまだ作品に対する情熱が衰えていないことがすごい!!
ドン・ヘンリー、65歳でこの情熱・・・見習わねば!!
3月の日本公演が楽しみですね!!
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