●Wilko Johnson&Roger Daltrey「Going Back Home」
「Going Back Home」は、奇跡のアルバムと言っても過言ではありません。
末期膵臓癌のギタリストと70歳を超えた老ロッカーのコラボアルバムなんですから・・・。
末期膵臓癌のギタリストは、Dr.Feelgoodで活躍したWILKO JOHNSON。
70歳を超えた老ロッカーとは、60年代からブリティッシュロックの代表格The WhoのROGER DALTREY。
WILKO は、2013年1月に末期の膵臓癌と診断され、本人の意向で延命治療は行わず、残された数か月の人生を意義ある活動に専念。
それを知ったRogerが、”Wilkoが生きてるうちに…”と、2013年10月残された少ない時間でレコーディングし出来上がったのが「Going Back Home」(2014年発売)。
制作時間が短いのに、本当に素晴らしいアルバムに仕上がっています。
音の厚さとグルーヴ感が半端じゃないWilkoのギターと70歳を超え得たとは思えないソウルフルで力強いRogerの声量・・・・・。
も~、“凄い!”の一言です。
余談ですが、このレコードに参加しているドラマーは、YESやAsiaで活躍したギタリストSteve Howeの息子なんですって!