日本でも大人気のTOTO。
当店でもリクエストの多い「TOTO」のベーシスト マイク・ポーカロが3月15日にお亡くなりになりました。
享年、59歳。
8年におよぶ闘病生活の末だそうです。
合掌!!
「TOTO」は、ご存知のようにロサンゼルスでスタジオミュージシャンをしていたデヴィッド・ペイチとジェフ・ポーカロ が中心に腕利きのスタジオミュージシャンが集まって1977年に結成されスーパー・バンド。
12枚のオリジナルアルバムの他にBEST盤やLIVE盤を発表しています。
マイクは1982年に2代目ベーシストとして「TOTO」に正式加入。
グラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞した「TOTO Ⅳ/邦題・聖なる剣」の世界ツアーに参加して以来、兄ジェフ(1992年に死亡)、弟スティーヴと合わせ、“ポーカロ3兄弟”として活躍。
「TOTO」として一時代を築き上げてきました。
しかし、2007年に全身の運動神経が衰える難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患い、07~08年ごろにバンドの活動から身を引いていたそうです。
「TOTO」は、2008年3月のボズ・スキャッグスとの来日公演を最後に解散しましたが、ALSを患ったマイク・ポーカロの救済を目的としたLIVEツアーを実施したそうです。
しかし、救済LIVE活動の甲斐なく、残念ながらお亡くなりになってしまいました。
マイク・ポーカロさん、8年間の闘病生活お疲れ様でした。
ゆっくりお休みください。
故マイク・ポーカロを偲びつつ、当店所有の「TOTO」のアルバムをご紹介します。
● 「TOTO/邦題:宇宙の騎士」
1978年発表の1stアルバム。
当店でもリクエストの多い「ホールド・ザ・ライン」、「愛する君に」、「ジョージ・ポージー」、「ロックメイカー」、「ふりだしの恋」(B面)、「ユー・アー・ザ・フラワー」(B面)、「子供の凱歌」(B面)がシングルカットされました。
中でも「ホールド・ザ・ライン」は、USAビルボード・シングル・チャートで5位を記録。
アルバム自体も9位を記録。」
「子供の凱歌」は、SUZUKI ワゴンRのCMに使用されましたね!!
● 「HYDRA/邦題:ハイドラ」
1979年に発表された2ndアルバム。
リクエストの多い「99」、「St.ジョージ&ザ・ドラゴン」、「ハイドラ」、「ホワイト・シスター」(B面)がシングルカットされました。
アルバム自体は、USAビルボード・アルバムチャートで37位を記録しています。
● 「TURN BACK/邦題:ターン・バック」
1981年発表の3rdアルバム。
スティーヴ・ルカサーが新たなギター・ヒーローとして注目を集めたアルバム。
収録曲のうち「グッドバイ・エリノア」、「ラスト・ナイト」、「ターン・バック」 (B面)がシングルカット。
アルバムは、USAビルボード・アルバムチャートで 41位を記録しています。
聴きどころ満載のアルバム。
● 「TOTO IV/邦題:TOTO IV〜聖なる剣」
このアルバムは、1982年に発表された4枚目のアルバムでTOTOにとって最大のヒットアルバムになりました。
シングルカットされた「アフリカ」がUSAビルボード・シングル・チャートで1位に、「ロザーナ」が同2位に、「ホールド・ユー・バック」が同10位を記録する大ヒットに!!
アルバムもUSAアルバム・チャートで4位を記録し、この年のグラミー賞で、レコード・オブ・ザ・イヤーやアルバム・オブ・ザ・イヤーといった主要部門も含む6部門を受賞するという驚異的なアルバムとなりました。
この作品の発表直後にデヴィッド・ハンゲイトが脱退し、その後任として故マイク・ポーカロが加入。
本作のプロモーション・ヴィデオではマイクが出演しています。
● 「ISOLATION/邦題:アイソレーション」
記念すべき故マイク・ポーカロが新メンバーとして参加した1984年発表の5枚目アルバム。
収録曲からシングルカットされた「カルメン」、「ストレンジャー・イン・タウン」がヒット。
アルバムは42位を記録。
● 「FAHRENHEIT/邦題:ファーレンハイト」
1986年発表の6枚目アルバム。
このアルバムのゲストが凄いんですよ。
コーラスにイーグルスのドン・ヘンリーやドゥービーのマイケル・マクドナルドが参加。
さらにトランペットでマイルス・デイヴィスが、サックスでデイヴィッド・サンボーンが参加しています。
シングルカットされた「アイル・ビー・オーヴァー・ユー」がUSAで11位を記録したのを始め、「ウィズアウト・ユア・ラヴ」などのロマンティックなバラードが次々とACチャートを上昇。
アルバム・チャートでは、USAで40位に、日本のオリコンLPチャートでは3位を記録する大ヒットアルバム。
TOTO中期の名盤として高い人気を誇っています。
●「TOTO XIV/邦題:TOTO XIV〜聖剣の絆」
ナント、ナント・・・・、今年2015年3月にTOTOが14枚目のスタジオアルバムを発売。
それもアナログ・レコードで・・・・・、思わず・・・購入!!
2006年発表の「Falling In Between」以来、約9年ぶりとなるオリジナル・スタジオ・アルバムです。
メンバーは、と言うと・・・・・・・
ギターは当然、スティーヴ・ルカサー。
1989年の脱退からの復帰したジョセフ・ウィリアムス。
全作品にサポートとして参加してはいたが正式メンバーとしては「ファーレンハイト」以来約30年振りに復帰したスティーヴ・ポーカロ。
「TOTO IV 〜聖なる剣〜」を最後に脱退したオリジナル・ベーシストのデヴィッド・ハンゲイト。
楽曲によってスティーヴ・ルカサーも演奏している。
ドラムは、ティーリー・ダンなどでプレイしているキース・カーロック。
TOTOが結成されたのが1979年。
もう、36年も経っているんですね~・・・・・。
でも、上記のメンバーで作った今回のアルバムの音は、全く古臭さを感じませんし、色褪せてもいません。
心に染みるメロディーと重厚なコーラスワーク・・・・・。
もう、何百回と聞いて体に沁み込んだTOTOサウンドは、もう・・・・本当に不変ですね。
如何にもTOTOらしいサウンド、2015年のTOTOサウンドを是非、ご一聴を!!
で、前のブログでもお知らせしたようにマイク・ポーカロの死去は、このアルバム発表の3日前だったんです。
改めて、心からご冥福をお祈りします