◆Asia 「1st/邦題:詠時感〜時へのロマン」
Asiaは、プログレの分野などから多くのアーティスト達が参加してできた「スーパーグループ」で、デビュー当初から注目を集めていました。
メンバー。
元King Crimson、Roxy Music、U.K.のジョン・ウェットン(vo.b)、
元Tomorrow、YESのスティーヴ・ハウ(g.vo)、
元Atomic Rooster、ELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)のカール・パーマー(ds)、
元Buggles、YESのジェフ・ダウンズ(kbd)
Asiaは、「プログレッシヴ・ロックのエッセンスをポップスとして鏤めた3分半の楽曲」というスタイルを確立。
そのスタイルに沿いロジャー・ディーンのイラストをジャケットに使った1stアルバムは、全米NO.1を9週キープ、全世界で1500万枚のセールスを達成。
シングルカットされた「Heat Of the Moment」は、USAロックチャート1位、USAポップチャートで4位。
◆Asia 「ALPHA」
1983年に発表されたAsiaの2ndアルバム。
メンバーはデビュー時と変わらず、音楽性も前作の成功を踏襲。
よりポップでキャッチーな作風が展開され、ほとんどプログレの面影はありません。
シングル・カットされた「Don’t Cry」と「偽りの微笑み」が大ヒット。
「Don’t Cry」は、USAシングル・チャートでNo.1を獲得し、80年代を代表するヒット曲になってます。
アルバムは、USAビルボードチャートで6位、UKオフィシャルチャートで5位、日本・オリコンチャートで4位を記録。
しかし、エイジアにとっては本作が最後のヒットになり、その後はメンバー・チェンジなどが激しくなり、バンドは不安定な状態に。
◆Asia 「Astra」
1985年に発表の3rdアルバム。
1984年にJohn Wettonが復帰したが、ウェットンとハウとの仲がうまくいかず。
スティーヴ・ハウは同アルバム制作中に脱退し、ハウの後任のギタリストとしてマンディ・メイヤーが参加。
メンバー。
カール・パーマー - ドラムス
マンディ・メイヤー - ギター
ジェフリー・ダウンズ - キーボード、ヴォーカル
ジョン・ウェットン - ヴォーカル、ベース
シングル・カットされた「Go」は、USAロックチャートで7位、USAポップチャート46位に。
アルバムは、USAビルボードチャートで67位、UKオフィシャルチャートで68位、日本・オリコンチャートで15位を記録。
これまでのように巨大な成功とはならなかった。