≪LOWLAND MALT(ローランドモルト)≫
★「グレンキンチー12年」
甘系/ローランド・モルト
UD社(ユナイテッド・ディスティラーズ)提唱のクラシック・モルト・シリーズのローランドを代表する銘酒。
1837年創業のグレンキンチー蒸留所は、ローランド地方に現存する数少ない蒸留所の一つ。
スコットランドの首都エジンバラからわずか20マイル(約32km)の所に位置した大麦畑に囲まれたのどかな風景の中にあり、生み出されるウイスキーは「エジンバラモルト」と呼ばれます。
グレンキンチー蒸留所では年間250万リットルものウイスキーが生産されており、その原酒ほとんどが「ジョニーウォーカー」、「ヘイグ」、「ディンプル」などのブレンデッドウイスキーのキーモルトとして使用。
シングルモルトとしてボトリングされるのはそのわずか10%と、希少なモルトです。
「グレンキンチー 12年」は、良質な大麦由来のやわらかな風味、スイートかつクリーミーな飲み口が特徴。
庭に咲き乱れる花々の優しい香りに満ちており、とても上品な印象です。
グレンフィデックやグレンモーレンジ等がお好きな方にオススメ!
★「オーヘントッシャン12年」
バーボン樽系/ローランド・モル
ゲール語で「野原の片隅」の意味を持つオーヘントッシャン蒸留所の創業は、1823年。
オーヘントッシャン蒸留所は、大都市グラスゴーに近い立地から、都会的でカジュアルなスタイリッシュ・シングルモルトとして有名。
特徴は、昔ながらの木桶発酵槽と伝統の3回蒸溜。
木桶は保温性に優れているので、発酵の段階で酵母が働きやすい
温度を保つのに役立つのと、また木桶を使うと乳酸菌が棲みつき、さまざまな香味が現わる効果があります。
それぞれ違うスチルポットを用いての3回蒸留は、蒸留回数が増えた分アルコール度数は高くなり、純粋なアルコールへと近づき舌触りがなめらかで癖のない飲みやすいウイスキーになります。
出来上がった原酒に水を加えて63.5%に下げた後、バーボン、シェリー、ポートなどの樽に詰めて熟成。
「オーヘントッシャン12年」は、アメリカンオークバーボン樽で12年以上熟成したモルトを使用。
軽やかで都会的な味わいと称されるオーヘントッシャン12年。
シングルモルト入門用としてもお薦めできるウイスキーです。