2019年
11月
26日
火
三途の川を渡る前に、何としてももう一度みたいLIVEと言えば、Pink Floyd!
でも、Pink Floydは・・・・、ほぼ不可能かも・・・。
とても寂しい・・・。
今回のピンクフロイド・フィルム・ライブは、僕の気持ちを察した妻が誘ってくれたもの。
心から感謝!!
この『光~PERFECT LIVE』は、1988年8月19日〜23日にニューヨーク州ナッソー・コロシアムで行われた5夜連続公演の中からのベストテイクと一部ベルサイユ宮殿前での映像を収録した作品だそうです。
この同じ年~1988年3月にPink Floydの日本武道館LIVEにも妻と一緒に行っているんです。
Roger Watersはいないけど、David Gilmour、Nick Mason、Richard Wrightの3人と彼ら3人をフォローするバックの演奏者達。
同じ年のPink FloydのLIVE映像。
曲目もほぼ同じ。
ピンクフロイドならではの光と音の大スペクタクル・ショー!
あの日本武道館の感動から、30年以上になるんですね!
1曲目の「Shine On You Crazy Diamond (Pts. 1-5)」からもう涙・・・。
その後は涙涙・・・の連続。
さらにOne Of These Days~Time~On The Run~The Great Gig In The Sky~Wish You Were Here~Us And Them~Money・・・・。
もう、完璧!
年を取ったせいもあるけど、涙もろくなったな~・・・・。
結局、最後まで当時の思い出とLIVE映像の感動で涙涙・・・。
でも、最高の夜でした。
妻に心より感謝です。
アッ!
ピンクの豚も飛んでましたよ!!
当時のSetlist?
1. Shine On You Crazy Diamond (Parts I-V)
2. Signs of Life
3. Learning to Fly
4. Yet Another Movie
5. Round and Around
6. A New Machine (Part 1)
7. Terminal Frost
8. A New Machine (Part 2)
9. Sorrow
10. The Dogs of War
11. On the Turning Away
12. One of These Days
13. Time
14. The Great Gig in the Sky
15. Wish You Were Here
16. Welcome to the Machine
17. Us and Them
18. Money
19. Another Brick in the Wall Part 2
20. Comfortably Numb
21. One Slip
22. Run Like Hell
2019年
11月
25日
月
しかし、シュワちゃんは1947年生れで今年72歳とか・・・。
僕より1歳年だけ年上なんですが・・・・・、素晴らしい体格、素晴らしい動き・・・。
僕より年上とは思えない。
この「ターミネーター」の初演は、1984年。
あのショックから35年も経っているんですね。
35年前の僕は36歳。
何をしていたのかな~・・・。
ほとんど記憶もない。
でも、現在のシュワちゃんを見ていると、「僕も頑張らなくっては!」・・・ネ!
元気なリンダ・ハミルトンもシュワちゃんもいいけど、もう一つこの映画で嬉しいのは、あのジェームス・キャメロンが復帰していること。
また、彼の作品が観たいと思っています。
「ターミネーター ニュー・フェイト」、本当に面白いので観てくださいネ!!
2019年
10月
22日
火
最近、20代の男性や女性達から「ラム酒を増やして!」のご要望が多数あります。
そこで、ご要望にお応えし今回3種類のラム酒を入荷しました。
「ラム酒」は、サトウキビの廃糖蜜または絞り汁が原料。
1970年代にウォッカと共に国際的な酒としての認められるようになりました。
イギリスの「サンデー・ミラー」紙によると、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの大ヒットにより、イギリスでラム酒が大ブームになり、パブやBarでラムベースのカクテルが好んで飲まれるようになったそうです。
また、3作目の「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」が公開された2007年には、ダーク・ラムの消費量が前年比31%増になったとか・・。
イギリスのテスコ(イギリス最大規模のマンモス・スーパーチェーン)では、ゴールデンラムの売上が前年比65%増になったそうです。
日本でも「ラム酒」が人気になっているのが分かりますね。
で、今回入荷した3種類をご紹介しますね。
◆「ハバナクラブ7年
/Havana Club」
「ハバナクラブ」は、1878年にキューバで誕生し、現在では世界180か国以上で年間380万ケース以上を販売されているとか。
「ハバナクラブ7年」は、キューバの灼熱の太陽をたっぷり浴びて育ったサトウキビの搾り汁を丁寧に蒸留し作られ7年熟成。
長期熟成の豊かで深く滑らかな味わい。
バランスの優れたラム酒として世界的にも評価の高いダークラムです。
甘みがあって飲みやすいく、女性の評価も高い。
2017年 SWSC サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション ダブルゴールド賞を受賞しています。
2019年
10月
08日
火
「グリーンスポット(Green Spot)」は、アイルランド・ダブリンにある有名なワイン商・ミッチェル&サン(Mitchell&Son)社のプライベートブランド。
現在はミドルトン蒸留所で造られていますが、年間2,000ケース限定発売のため、入手困難なウイスキーの1本。
スコットランドの「シングルモルトのパイオニア」でグレンモー
レンジィの前マーケティング部長イアン・バクストン氏は、自書「101 Whiskies to Try Before You Die(死ぬまでに試したい世界の101のウイスキー)」の中で「グリーンスポット」を挙げています。
「グリーンスポット」の特徴は、アイルランド伝統のシングルポットスチルウイスキー。
シングルポットスチルウイスキーとは、モルト(大麦麦芽)と未発芽の大麦両方の麦汁を伝統的な銅製のポットスチル(単式蒸留器)で3回蒸留しできたウイスキー。
これにより、フルーティーな香りとなめらかでクリーミーな味わいが生まれます。
熟成年は8年から12年でバーボン樽だけでなくシェリー樽、マラガ樽も使用。
樽香は控えめですが、シェリー樽とマラガ樽による青りんご系の風味、柔らかな麦の香り、コクのある味わいで長い余韻が楽しめます。
ストレートもしくはロックでじっくり味わっていただきたいウイスキーです。
「グリーンスポット(Green Spot)」:シングル 1,250円
※ミドルトン蒸留所(Midleton)は、アイルランドのコーク(Cork)郊外にある蒸留所。
コークという街はアイルランド最南部にあり、温和な気候な人口10万人強の国内第2の都市。
街の外れにあるコーク湾は大西洋航路の基点となっていて、映画で有名な「タイタニック号」が最後に寄港した港として有名だそうです。
2019年
9月
23日
月
しかし、役者というのは凄い!
サーの称号を持つ世界的なロック歌手エルトン・ジョンを演じるとはいえ、同性愛の姿をあんなに生々しく演じられるとは・・・・。
巨大な羽根、ツノがついたオレンジ色のジャンプスーツ、ハート型のサングラスという奇抜なコスチュームで現れたエルトン・ジョン。
そんな彼が、リハビリ施設の円陣に加わり自身の過去を語るというスタイルで映画は始まります。
両親に愛されることのなかった幼少時。
ミュージシャンとして成功してからのアルコール、ドラッグ、セックス、過食、同性愛等々・・・あらゆるモノへの依存症。
それらすべてに対する苦悩やスターになった自身への思い上がり、また両親への素直な思慕と同時に歪んだ悲しみ、怒りが等が語られていきます。
フレッチャー監督はインタビューの中で、「これはエルトン・ジョンの記憶を映像化したもの」とのこと。
だから、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」と同じように観てしまうと、つまらない映画になってしまいます。
僕等の年代が知っているエルトン・ジョンは、とにかくド派手にロックンロール歌うアーティスト。
記憶に残っているのは、1974年に映画化されたWHOのロックオペラ「Tommy」の一場面。
ド派手な衣装、これまたド派手ででかいサングラスにド派手なロンドンブーツで派手な動作でピアノを弾きながら「ピンボールの魔術師」を歌っているエルトン・ジョン。
また確か写真週刊誌のフライデーかフォーカスに掲載されていたエルトン・ジョン~男性のシンボルが印刷されたTシャツを着たエルトン・ジョンの写真のイメージしか有りません。
でも当時は、悩んでいたんですね・・・。
映画の中でエルトンらしいド派手な感じが出ている場面が、アメリカ初上陸の追加公園LIVE。
レオン・ラッセル、クイシー・ジョーンズ、ボブ・ディラン、ビーチボーイズのブライアン・ウイルソン、ザ・バンドの面々が来ていた会場でエルトンは「Crocodile Rock」を熱唱。
翌日の新聞には、「ロックンロールの救世主」と。
当時のアメリカは、ドン・マックリーン「アメリカン・パイ」が著しているようにのロックンロールが滅びた日が続いていた時代だからなおさらだよね。
エルトンの曲は大好きだな~。
「Your Song」、「Lady Samantha」、「It's Me That You Need/邦題:イエス・イッツ・ミー」、「Don't Shoot Me, I'm Only the Piano Player/邦題:ピアニストを撃つな」からの「Crocodile Rock」と「Daniel」、ライブ盤「17-11-70」からの名曲「Sixty Years On」、「Goodbye Yellow Brick Road」からの「Bennie and the Jets」、ダイアナ姫が大好きだったという「Candle in the Wind」、「Goodbye Yellow Brick Road」等々・・・、はよく聞いていました。
映画の中で流れていた曲の大半が、お店所有のアルバムからでした。
しかし、当時、彼が悩んでいるなんて本当に思わなかったので、映画を見て「う~ん、そうだったのか!」と・・・・。
妻と一緒に2007年に武道館でエルトンのLIVEに行くくらい好きなんですが、映画を見てますますエルトン・ジョンが好きになりました。
・「史上最も売れたアーティスト」で5位を記録。
・「グラミー賞」5回受賞(34回ノミネート)。
・「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第38位。
・「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第49位。
・「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第45位。
・ディズニー映画「ライオン・キング」(1994年)のテーマソングも歌っているんですね。
・1997年9月、自動車事故で亡くなったダイアナ元皇太子妃への追悼歌「キャンドル・イン・ザ・ウィンド 1997」は、アルバム『黄昏のレンガ路』に収録されていた楽曲を、歌詞を変えてリメイクしたこの曲は全世界で3700万枚以上のセールスを記録。
ビルボードのHOT 100とシングルセールスチャートで14週、カナダのシングルセールスチャート(Canadian Singles Chart)で46週、その他日本をはじめとする世界各国のヒットチャートで首位を獲得し、シングルとしては史上最も多くの枚数を売り上げたそうです。
1990年、薬物とアルコール依存症、過食症の治療のため入院しているんですね。
更生施設からカムバックしたエルトン・ジョンは、1992年以降シングルの全収益を自ら設立したエイズ患者救援者団体、「エルトン・ジョン・エイズ基金」に寄付。
音楽映画、エルトン・ジョンの半生等々、色々な角度から見るととても面白い映画です
●映画「トミー」
1969年に発表されたザ・フーのロック・オペラ「トミー」を、英国の鬼才監督ケン・ラッセルが完全映画化!
《あらすじ》
幼い時に目撃した事件のショックで心の内に閉じこもり、見ることも、聞くことも、話すこともできなくなってしまったトミー。
愛すら理解できず、外界から遮断されたまま成長した彼は、青春期の混沌としたエネルギーをピンボールにたたきつけたことで生まれ変わっていく。
自由な世界へと解き放たれたトミーは、やがて奇蹟の救世主にまつりあげられていく・・・。
■STSFF
監督:ケン・ラッセル
製作:ロバート・スティグウッド/ケン・ラッセル
原案:ピート・タウンゼント
脚本:ケン・ラッセル
音楽:ピート・タウンゼント
■CAST
ロジャー・ダルトリー 、アン・マーグレット 、オリヴァー・リード、エルトン・ジョン、
ロバート・パウエル、ジャック・ニコルソン、キース・ムーン、
ティナ・ターナー、エリック・クラプトン、ポール・ニコラス、
バリー・ウィンチ
ザ・フー(ピート・タウンゼント/ロジャー・ダルトリー/ジョン・エントウィッスル/キース・ムーン)
2019年
8月
26日
月
ゲール語で「川辺の大草原」という意味を持つダルモア蒸留所の創業は1839年。
「ダルモア蒸留所」は、原料の麦芽づくりやピート乾燥からはじまり、シェリー樽主体の貯蔵・熟成工程に至るまで昔ながらの伝統製法を守っています。
シェリー樽は、シェリーの名門「ゴンザレス・ビアス社」から、甘口オロロソのマツサレム30年などの熟成に使用した樽の提供を受けている数少ない蒸留所の1つ。
「ダルモア12年」は、バーボン樽(85%)と甘口のオロロソ・シェリー樽(15%)で熟成した原酒をヴァッテイングし、その後通常のシェリー樽にてさらに熟成。
潮風を受けながらゆっくり熟成した原酒は、甘くてフルーティな香りと柔らかい口当たりに仕上がりになっています。
色合いは、「これぞウイスキー!」と言いたくなるほど深みのある赤褐色。
香りは、シェリーの甘い樽香、オレンジを彷彿とさせるような柑橘系の甘い香り。
味わいは、フルーツ香豊かで柔らかい口当たり。
確かに甘みが強く多くの女性に支持されていますが、原酒の85%がバーボン樽なので、けっこう“男っぽさ”をも感じるウイスキーです。
後を引く味わいです。
「ダルモア12年」は、ブレンデッドスコッチウイスキー「ホワイトマッカイ」のメインモルトとしても知られています。
因みにホワイトマッカイ社のマスターブレンダー「リチャード・パターソン」は、スコットランドで最年少ブレンダーとして名を馳せ、国際競技会で様々な賞を受賞しています。
「ダルモア12年」は、少量の加水をすることで、華やかな香りが開いてくるのでトゥワイスアップもお薦めです。
●雄ジカの紋章
1263年にクラン・マッケンジーが、ハンティング中に雄ジカの角で負傷した当時のスコットランド国王アレキサンダー3世を救いました。
国王は謝意を表す為、マッケンジー家に雄ジカの紋章を与え、以来ダルモア蒸留所の製品メインラベルには、「雄ジカの紋章」が描き続けられています。
「ダルモア12年」:シングル 1,300円
2019年
8月
05日
月
酒屋さんより「バーボン需要が高まっており、今後品切れの商品が出てくるかも・・・・」と聞いたのが確か2017年の秋頃だったと思います。
「まさか山崎12年や竹鶴17年のように無くなることはないだろう」と高を括っていたら、市場から消えるバーボン続出!
消えたバーボンではありませんが、数量限定のクラフトバーボン「ブッカーズ」は、とても人気の高く売れ行きも好調で、毎回ほぼ終売状態となるほどです。
バーボン需要の高まりによる買い占めなどもあり、終売のような状況が続き、古い「ブッカーズ」は値段が高騰。
完璧に入手困難な商品となっていました。
しかし、しかしですぞ・・・・、遂に入手困難な数量限定2019年度版「ブッカーズ」を入手することが出来ました~~~~~!!!!!
「ブッカーズ」とは、ジム・ビーム社のビーム家6代目ブッカー・ノオ氏が生み出した最高傑作と言われるカスクストレングスタイプのクラフトバーボン(※)で、「バーボンの頂点に立つ逸品」とも称されています。
本来のバーボン~アメリカ禁酒法(1920~1933)以前に人々を魅了していたバーボンは、4年以上熟成させアルコール度数100プルーフ(50%)以上で瓶詰めされたものです。
ブッカー・ノウは、200年以上長い年月に渡りアメリカンウイスキー業界を牽引してきた名門ビーム家伝承の技術の粋を結集し、“本来あったバーボンの姿”禁酒法以前の力強いバーボンの姿を蘇らせることに情熱を注ぎ「ブッカーズ」を世に出しました。
最高級のバーボン原酒を樽からアルコール度数を下げることなく直接ボトリングする限定生産品「ブッカーズ」。
64度前後という高いアルコール度数ですが、アルコール度数の高さを感じさせない旨味が凝縮しています。
オーク樽とバニラの甘く芳醇な香り、フルーティで香ばしい味わいが特長です。
瓶にはシリアルナンバーが印され、オークの木箱に入って販売されています。
(※)クラフトバーボン:
選び抜かれた最上級の原料を使い、仕込みから貯蔵まで生産者の思想や意図が強く反映されたバーボンを指します。
最高品質にこだわるため、6~8年熟成樽のなかからブッカーズの名にふさわしい原酒だけをヴァッティング。
高品質な原料を使い丁寧にこだわり抜いて作られ、スモールバッチと言われる生産数量が限定された貴重なバーボンです。
2019年
7月
15日
月
ゲール語で「ギリーの谷」の意味を持ちスコットランドで最も古い蒸留所の一つであるグレンギリー蒸留所の創業は、1797年。
「グレンギリー」は、バーボン樽とシェリー樽を組み合わせて熟成。
バランスの良いコクのある味わいを生み出している古ハイランドスタイルのモルト。
余談ですが、「オーパ!」や「ベトナム戦記」等の代表作を持つ作家・開高健が銀座で好んで飲んでいたというシングルモルト。
また、漫画家わたせせいぞう著「北のライオン」でも登場人物のお気に入りの酒だそうです。
「グレンギリー12年 ファウンダーズリザーブ」は、同蒸留所が200年以上という長い間、伝統的な素晴らしいハイランド・シングル・モルトをつくり続けてきたことを記念して発表されました。
バーボンとシェリーの原酒をノンチルフィルタリングでブレンドした暖かい琥珀色の液体は、フレッシュな柑橘の香りの後に甘いバニラのフレーバーが押し寄せてきます。
シングル: 1,100円
2019年
7月
15日
月
ウイリアム グラント社が所有するスペイサイドの3つの蒸溜所から選ばれた27種類のモルト原酒がブレンドされバーボン樽で熟成した「モンキーショルダー」。
「SFWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)2013」で最高賞(ダブルゴールド)を受賞。
これは、ブレンデッド(バッティング)モルトとして初めてのことです。
ブレンデッド(バッティング)モルトとは、複数の蒸留所のシングルモルト・ウイスキーを大桶に入れて混ぜ合わせ瓶詰したモルトのことを言います。
≪3つの蒸溜所≫とは、
①販売量世界No.1のグレンフィデツク蒸留所
②現在でもフロアー・モルティング (床式製麦/文字通り床の上で大麦を発芽させる)している
バルヴェニー蒸留所
③幻のモルトとして有名な(オフィシャル・ボトラーズ共に発売されていない)キニンヴィー蒸溜所
それぞれ世界的に有名な蒸留所から集められたモルトをバッティングした「モンキーショルダー」。
絶対に美味いに決まってますよね!
クセがなくマイルドで優しい口あたり。
ほんのりと蜂蜜やバニラを思わせるような甘い香り。
口の中に広がるほのかな甘さとその後のスパイシーさ。
とてもノンエイジとは思えないクオリティの高さです。
「モンキーショルダー」 : シングル 900円
◆名前の由来:
フロアモルティングが盛んに行われていた頃、木製のシャベルを使い手作業で行っていた作業員の肩が痛くなる職業病の事を「モンキーショルダー」と呼び敬意を払いました
◆ 受賞歴:
・IWSC2015 トロフィー/ゴールドメダル
・SWSC2013 ダブルゴールドメダル
・ISC2013 ゴールドメダル
2019年
7月
15日
月
エドダラワー蒸留所で造られたヘヴィーピートタイプのシングルモルト。
ラフロイグ同様フェノール値は約50ppmでとてもピーティな味わい。
それもそのはず、元ラフロイグ蒸留所のイアン・ヘンダーソンがエドラダワー蒸留所のマネージャーを務めているからなのです。
「バレッヒェン」とは蒸留所の名前で1810年から1927年までエドラダワーと同じピトロッホリー村で操業していましたが、2002年にエドラダワーがその権利を獲得。
試行錯誤して出来た「バレッヒェン」は、バーボン樽70%、シェリー樽30%のブレンドの非常にピートの強い10年熟成品。
「バレッヒェン10年」は、とてもピーティな味わいに仕上がっていますので、個性豊かなラフロイグ等が大好きな方には是非一度お試しいただきたい逸品です。
加水すると、クリーミーな甘味とハチミツ、潮風の風味。
後味は、甘いスモークと磯の風味、潮辛さが残ります。
シングル: 1,300円
2019年
7月
15日
月
ゲール語で「「エドレッドの小川」を意味するエドラダワー蒸留所の創業は、1825年。
昔の古い建物を残した敷地は、夏目漱石も訪れたという有名な観光地。
スコットランド内で一番小さな蒸留所として有名で、一説ではたった3人で生産しているとか・・・。
現在でもその生産高は約10万リットルとグレンフィディックの1/100程度。
今でも家族的な小規模生産のようです。
「12年カレドニア」は、定番商品として発表。
最低42ヵ月はオロロソ・シェリー樽での仕上げ熟成を行った、深みのある風味が特徴。
シェリー樽由来の芳醇な香り、ミルキーでクリーミーな味わい。
どれをとっても愛される要素を十二分に持っています。
希少価値が高い少量生産なので、一度は飲んでほしい逸品!
因みにラベルデザインはスコットランド国旗、商品名のカレドニアは、スコットランドのシンガーソングライター“Dougie Maclean”の曲「カレドニア」に由来だそうです。
シングル: 1,200円
2019年
7月
08日
月
「天声人語」は毎日読んでいますが、コミック本をテーマにした記事は記憶にありません。
今年2019年6月1日付けの天声人語。
今年の手塚治虫文化賞(新生賞)を受賞した山田参助(著)「あれよ星屑」が紹介。
「中国大陸で死線をくぐり抜けた兵士2人が、東京の闇市で再会する。天地が入れ替わったかのような世間の急変に戸惑う元軍曹と一等兵。焼け跡の空気感を濃く伝える」と記載。
“焼け跡闇市”と聞いたら野坂が大好きな小生としては、読むしかないですよね!
急いで有隣堂にTEL。
しかし売り切れ!
そこで、アマゾンで調べてみたが全て売り切れ状態。
予約して全7巻が手元に来たのが約2週間後でした。
毎晩、就寝前に読む。
面白い。
作者の山田参助氏は、1972年生まれ。
当然、戦争を知らない世代ですが、「幼少期から松谷みよ子などの児童文学を通じて戦中戦後の様子に興味を持ち、その後、同時代を描いた映画や、野坂昭如や田中小実昌らの小説で戦後のイメージを膨らませていった」そうです。
「戦争を生き延びてしまった男」の元に豪放磊落な軍隊時代の部下が訪れるところから始まる。
加害者でもあり被害者でもある男二人の視点から描かれる世界~敗戦直後の焼け野原となった東京で暮らす慰安婦、パンパンガール、戦争で家族と引き離された浮浪児、命からがら日本へ戻った引揚者、出撃前に敗戦を迎えた元特攻隊・・・・、戦争に翻弄されながらも明るく、時に虚しく、それでも人は生きているという現実が描かれています。
Hな描写(とても明るく描いています!)も多いけど、“戦争を生き延びてしまった男の人生に対するケジメ”を真面目に描いた戦争作品であり、中沢啓治の「はだしのゲン」や水木しげるの「総員玉砕せよ!」に匹敵するコミック本だと思います。
お薦めコミック本です。
2019年
7月
04日
木
野村証券社webマガジン「閑中忙あり」とは、「人生100年時代」を粋でお洒落にするための情報を発信の場だそうです。
「粋」で「お洒落」かどうかわかりませんが、ご一読いただければ幸いです。
どんな人間でも人生は一度だけ。
皆さん、お互いに悔いのない人生を送りましょうね。
◆野村証券webマガジン「閑中忙あり」
https://www.nomura.co.jp/wp/kcba/iv002/
2019年
7月
01日
月
「グレンキンチー12年」は、UD社(ユナイテッド・ディスティラーズ)提唱のクラシック・モルト・シリーズのローランドを代表する銘酒。
1837年創業のグレンキンチー蒸留所は、ローランド地方に現存する数少ない蒸留所の一つ。
スコットランドの首都エジンバラからわずか20マイル(約32km)の所に位置した大麦畑に囲まれたのどかな風景の中にあり、生み出されるウイスキーは「エジンバラモルト」と呼ばれます。
グレンキンチー蒸留所では年間250万リットルものウイスキーが生産されており、その原酒ほとんどが「ジョニーウォーカー」、「ヘイグ」、「ディンプル」などのブレンデッドウイスキーのキーモルトとして使用。
シングルモルトとしてボトリングされるのはそのわずか10%と、希少なモルトです。
「グレンキンチー 12年」は、良質な大麦由来のやわらかな風味、スイートかつクリーミーな飲み口が特徴。
庭に咲き乱れる花々の優しい香りに満ちており、とても上品な印象です。
グレンフィデックやグレンモーレンジ等がお好きな方にオススメ!
2019年
7月
01日
月
スペイサイド地区の内陸で山深いトミントール村にある「トミントール蒸留所」の創業は、1964年。
ウイスキーの長い歴史から見ると新星ですが、この蒸留所で造られる原酒(トミントール)は、日本でも人気高いブレンデットウイスキー「ホワイト&マッカイ」のキーモルトとして有名。
本来のスペイサイド・モルトの特長は、華やかな香りと、ほのかな甘味ですが、今回ご紹介する「オールド・バランテュラン10年」は、本来のスペイサイド・モルトの特長とは正反対の異端児的モルト。
何故異端児かと言うと、とても個性的でヘビーピートのスペイサイドモルトなのです。
土屋守「シングルモルトウイスキー大全」によると、麦芽のフェノール値はアードベッグやラフロイグを上回る88ppmとかなりのヘビーピート。
しかし、アイラ・モルトのように塩気やヨード香が無く、りんごやパイナップルの様なフルーティな甘みや香りのバランスが良いため、予想したほどピート感はありません。
スペイサイドでありながらも強いピートからのスモーキーさが堪能できるので、アイラ・モルト好きにはもってこいのヘビーモルト。
個性派シングルモルトやアイラ・モルト好きは是非お試しください。
☆ 受 賞 歴 ☆
アジアン スピリッツ マスターズ 2013 シングルモルト 金賞
ザ・スピリッツ ビジネス 2012 デザイン&パッケージング 金賞
インターナショナル スピリッツ コンペティション 2011 銅賞
「オールド・バランテュラン10年」:シングル1,300円
2019年
7月
01日
月
創業1885年の「スキャパ蒸溜所」は、スコットランド最北部の蒸溜所の1つでオークニー諸島にあります。
「スキャパ」は、「バランタイン17年」の「魔法の七柱」の一つとして広く知られています。
ほとんどの原酒がバランタイン17年に使用されており、シングルモルトとしての流通は非常に少なかったそうです。
「スキャパ蒸溜所」のオフィシャルボトルであった「スキャパ16年」は、 2015年に供給不足で終売。
これに代わって発表されたのが「スキャパ レスキン」。
ノルウェー語で「スキャパ」は「ボート」、「スキレン」は「輝き」や「明るい空」を意味するそうで、オークニー諸島の美しい海や青い空をイメージしたネーミング。
「スキャパ スキレン」は、今では珍しいユニークな樽型のローモンドスチルで蒸溜しバーボン樽で熟成させた原酒を100%使用。
海の近くにある樽貯蔵庫は磯の香りが充満しており、熟成の間に潮の風味やオークニー諸島特有のヘザー(花)の香りや麦の味も重なり複雑で個性的なウイスキーに仕上がります。
洋ナシやパイナップルのようなトロピカルフルーツと花のような甘い香り。
メロンやバニラのような甘さが感じられる味わいのためデザートモルトと評されています。
一度口にすると、フレッシュさと優しい甘味の虜になること間違いなし!
ウイスキー初心者や女性も楽しめるシングルモルトです。
加水するとよく開くので、トワイスアップもおすすめ。
「スキャパ スキレン」:シングル1,200円
2019年
6月
03日
月
「何を今さら・・・」と言われてしまうかもしれませんが、今とてもUD社の「花と動物シリーズ」が気になっています。
当店ではこのシリーズの「クライヌリッシュ14年」をご提供していますが、このシリーズを知れば知るほどお店に置きたくなるシングルモルトがイッパイ。
そこで今回はUD社「花と動物シリーズ」の中から一気に5種のシングルモルトを入れましたのでご紹介しますね。
UD社(ユナイテッド・ディスティラリーズ社)は、スコットランドで多くの蒸留所を所有しているウイスキー関連会社で、ブレンデッドスコッチ「ジョニーウォーカー」や有名なシングルモルト「タリスカー」、「グレンキンチー」、「ラガヴーリン」、「カリラ」等を販売しています。
現在は経営統合がなされてMHD ディアジオモエへネシー㈱。
UD社は、これまで経営不振に陥っていた小さいけれどユニークなシングルモルトを造っている蒸留所を積極的に保護・所有してきました。
そこで、所有している各蒸留所の個性を広く認知・理解してもらうために、オフィシャルボトルとしてラベルに花や動物のイラストをあしらったシングルモルトを発売したのが「花と動物シリーズ」です。
ボトラーズではなくあくまでも自社所有蒸留所のシングルモルトであるため各蒸留所の特徴がとても顕著に現れています。
またオフィシャルだと桁が1つ違うような高価なレアモルトが、気楽に飲めるようになったのが大変魅力的。
特徴的なのはラベルで、各蒸留所に関係する花や動物をあしらったデザインとなっています。
どれも綺麗なデザインばかりなので見ているだけで楽しくなりますよ!
このシリーズは、1992年のリリース以来全部で26種類あるそうですが、現在では全種類を揃えるのはほぼ不可能とか・・・・。
今回当店でご提供できるUD社「花と動物シリーズ」は、既存の「クライヌリッシュ14年」を含め下記の6本となります。
◆「マノックモア12年」
SPYSIDE MALT(スペイサイド・モルト)
ラベルに描かれているのはグレイト・スポッテッド・ウッドペッカー(キツツキの一種)。
ゲール語で「大きな丘」の意味を持つマノックモア蒸留所の創業は、1971年。
同蒸留所の原酒は、「ヘイグ」や「ディンプル」のキーモルトとして有名。
「マノックモア12年」は、アルコールの刺激はほとんど無く、花のようにフレッシュな香りとフルーティな味わい。
ウイスキーとは思えないほど飲みやすくて華やかな香りが最高!
余談:酒、グルメコミックスである古谷三敏「BARレモン・ハート」でも紹介されています。
シングル:1,100円
◆「インチガワー 14年」
SPYSIDE MALT(スペイサイド・モルト)
ラベルに描かれているのはハイランドでよく見かけられるオイスター・キャッチャー(ミヤコ鳥)。
ブレンデッドウイスキー「BELL」「ホワイトホース」や「ジョニーウォーカー」の原酒としても使用されています。
シングルモルトとしてボトリングされるのは総生産量のわずか1パーセントで、一時終売になった希少性の高いモルト。
「インチガワー 14年」の特長は、個性的な塩辛さ。
と言うのも、インチガワー蒸留所はスペイ川の河口からさほど遠くない土地に位置しており、海の影響を受けているからと言われています。
口に含んだ香り、グラスの残り香・・・、ドライで塩っぽく、いつまでも舌の上で余韻を放つ。
複雑でコクがありスペイサイドの隠れた銘酒の一つ。
シングル:1,400円
◆「グレンエルギン12年」
SPYSIDE MALT(スペイサイド・モルト)
有名な評論家達から「グレンエルギンは将来的にシングルモルトで栄えていくだろう」、「あまりにも長い間隠されていたすばらしいモルト」と評された「グレンエルギン12年」。
グレンエルギン蒸溜所は、1898年創業。
ここで造られるグレンエルギンは、「ホワイトホース」のキーモルトの一つとしても有名。
「グレンエルギン12年」の特長は、蜂蜜を思わせる甘い味わいとスペイサイド特有のフルーティで甘く飲みやすいモルトに仕上がっていることです。
口にすると、蜂蜜のように甘い味と柑橘系のほのかな香りが広がり、絶妙なコクと心地よい味わいを堪能できます。
香りも味わいもとても優しく、全ての工程が手作業で造られた「グレンエルギン12年」。美味しいです!
シングル:1,100円
◆「ストラスミル12年」
SPYSIDE MALT(スペイサイド・モルト)
1823年創業の製粉所が前身のグレンアイラ蒸留所が、ロンドンジンで有名なギルビー社に買収されストラスミル蒸留所に改名。
現在はディアジオ社傘下に。
ストラスミル蒸留所は、全世界で2番目の販売量を誇るブレンデットウイスキー「J&B」等のブレンデッド用の原酒を造る為の蒸留所であり、シングルモルトとしては殆どボトリングされていません。
オフィシャルやボトラーズもほぼ出回っていないので、幻のボトルと言われていました。
1992年にスタートしたUD社の「花と動物」シリーズの一つとしてシングルモルト「ストラスミル12年」が2001年に発表。
地区特有の熟した濃厚な果実のような芳香、スパイシーさもあるキリっとした味わいが特徴。
シングル: 1,200円
◆「グレンスペイ12年」
SPYSIDE MALT(スペイサイド・モルト)
このラベルの鳥が何なのかは調べてもわかりませんでした・・
グレンスペイ蒸留所は、元オートミール工場を改造して作られた蒸留所で1887年グレン・スペイに改名。
ジャパニーズ・ウイスキーの祖 竹鶴政孝が修行した蒸留所としても有名。
グレンスペイ蒸留所で造られる原酒のほとんどは、ブレンデッドウイスキー「J&B」に使用されており、オフィシャルはもちろんシングルモルトとしてもほとんど出回らず極めて入手困難なシングルモルト。
「グレンスペイ12年」の味わいは、上品で爽やかなシトラスとスッキリとしたハーブの香りが心地よい比較的ドライな味わいです。
希少シングルモルトです。
シングル:1,100円
◆「クライヌリオッシュ14年」
ハイランド・モルト
長いウイスキーの歴史の中で常に高い評価を得てきた「クライヌリオッシュ14年」。
1819年創業の「クライヌリオッシュ蒸留所」は北海に面したリゾート地ブローラに位置しているため、海沿いのモルトウイスキーとハイランドのモルトウイスキーの両方の性質を兼ね備え 「本土のモルトの中で最も海岸の味わい」と評されています。
口に含むとクライヌリオッシュ特有のスパイシーな香りとクリーミーで蜜のような甘さやフルーティーで洋梨の様な魅惑的な味わいが口中に広がります。
土屋守(著)「モルトウィスキー大全」によると、クライヌリオッシュは「知る人ぞ知る通好みの一本」であり、「昔から銘酒の誉れが高く、スペイサイドのグレンリベットと比肩しうるといわれてきた」と言っています。
14年間という長い熟成期間を経た「クライヌリオッシュ14年」は、「深く静かな余韻が残る」と評され、2015年のSFWSダブルゴールドを受賞。
余談:古谷三敏の漫画「BARレモン・ハート」にも出てきます。
2019年
5月
21日
火
10周年記念ウィークに多数ご来店下さり、心より感謝申し上げます。
さて表題のプレゼントですが、10周年記念ウィークに多くの方にエントリーしていただきました。
ありがとうございます。
厳選なる抽選の結果、下記の12名様がご当選されましたので発表させていただきます。
●「グレンフィディック12年」:6名
・東京都の山田様
・川崎市の三堀様
・川崎市の川口様
・川崎市の吉永様
・東京都の高橋様
・川崎市の山岸様
●「バッファロートレース」:6名
・川崎市の平塚様
・川崎市の村山様
・川崎市の薬師寺様
・東京都の㈱セガ様
・川崎市の池野様
・横浜市の吉清様
以上12名です。
今後もTears Dropを宜しくお願い申しあげます。
2019年
5月
14日
火
皆様の温かいご支援ご愛顧により、Pops & Rock Bar 「Tears Drop」は10周年を迎えることができました。
心より感謝申し上げます。
洋酒とアナログレコードが大好きと言うだけで、今まで経験したことのない飲食業界に60歳でデビュー。
お客さまからいろいろなアドバイスを頂きながらの10年間でした。
本当に本当に感謝しております。
そこで10周年を迎えられた感謝の気持ちとして、若干ではございますが下記のプレゼントをご用意しました。
少しでも皆様にお礼ができれば幸いです。
●プレゼント内容
① 「Tears Drop特製オリジナルミニポーチ」先着100名様プレゼント。
② 大人気のシングルモルト「グレンフィディック」又はバーボン「バッファロートレース」を抽選で合計12名の方にプレゼント。
●期間・対象・発表
期間:本日5/14(火)~18(土)
対象:上記期間にご来店くださいましたお客様すべて。
発表:洋酒プレゼントの結果発表は、5月21日 (月)に当店のホームページにて。URL:http//www.tearsdrop.net/
これからも夫婦二人で一日一日を大事にTears Dropと歩んでいきたいと思っております。
今後も益々のご支援ご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
2019年
5月
08日
水
嬉し~い!
戻ってきましたよ~~~~!(涙・涙・涙・・・・)
一時、原酒不足で市場から消えていた「ベンリアック12年シェリーウッド」が戻ってきました。
もう何年になるんだろうか・・・・。
多分、3~4年になるかのな~?
親しくお付き合いさせていただいてる酒屋さんから「ベンリアック12年シェリーウッドが終売で~す」と聞いて、凄いショックを受けたのを昨日のように覚えています。
だって、この「ベンリアック12年シェリーウッド」は、シェリー樽系が大好きなお客様から絶大な支持を受けていたんですから・・・・・!!
「ベンリアック12年シェリーウッド」は、創業1898年ゲール語で「灰色がかった山」という意味を持つベンリアック蒸留所の大人気モルト。
「Distiller Of The Year 2009」を受賞したシェリー樽スペイサイド・モルトの決定版!
12年以上シェリー樽で熟成した原酒を100%使用。
特に後熟にはオロロソシェリー樽とペドロヒメネス樽を使用しており、香り豊かでコクの深い仕上がりになっています。
シェリー樽由来の芳醇な甘みとスペイサイドの特徴であるフルーティーな味わいが共存する逸品。
最高のシェリー樽熟成スペイサイド・モルトを是非お楽しみください!!
でも、何時消えるか分かりませんから、お店にある時に飲みに来てくださいネ!!
と言うのも、現在、シェリーの空樽価格がバーボン樽の10倍になっているそうな・・・。
「ベンリアック12年シェリーウッド」に限らず、今後ますますシェリー樽系モルトは入手困難になるかも・・・・。
「ベンリアック12年シェリーウッド」 : シングル 1,200円
2019年
5月
08日
水
恥ずかしながら「ボトラーズブランド」と言うのを今回初めて知りました。
皆さんは、「ボトラーズブランド」を知っていました?
「ボトラーズ」とは瓶詰業者のことで、様々な蒸留所で造られている原酒を樽ごと買い、独自に熟成・瓶詰し販売されるモルト。
中には、瓶詰めできない蒸留所のモルトやオフィシャルでない年数のモルトもあるそうな?!
「大丈夫なのかな?」と疑問符がついてしまうような、ちょっと怖い感じがしますよネ!
しかし、そんなボトラーズブランドの中でもこの“スモークヘッド"は海外でとても評価の高いモルトなのです。
「スモークヘッド・ハイヴォルテージ」は、“スモークヘッド"のハイストレングスタイプ。
でも、でも・・・・、相変わらず秘密だらけで・・・・秘密イッパイの「覆面アイラ・モルト」。
蒸留所名は?・・・・・・・・・・・・ハイッ! 完全シークレット!
原酒の出拠は?・・・・・・・・・・ハイッ! 完全シークレット!
熟成年数は?・・・・・・・・・・・・ハイッ! 完全シークレット!
何から何まで・・・・シークレットだらけ・・・・・!!
その割には結構なお値段!
「本当に大丈夫?」と思いつつ・・・・・・味わってみると、アルコール度数58%で高めなのですが、かなり優しい香りと味わい。
良いじゃないですか!!
リッチなスモーキーフレーバーは、ノンビンテージでありながら平均熟成年数5年~6年のアイラ・モルトを飲んだような気分に。
また、どこか甘く軽やかさも感じられるので、シェリー樽熟成モルトのヴァッティングも?
アイラモルト等個性の強いモルトがお好きな方、このシークレットだらけのボトラーズブランドの個性派アイラ系スモーキーモルト「スモークヘッド・ハイヴォルテージ」を是非一度お試しください。
「スモークヘッド・ハイヴォルテージ」の秘密を談義しながら飲むのも一興かと・・・ハイッ?!
シングル: 1,450円
2019年
4月
22日
月
サントリーが、2019年4月16日に発表した新ウイスキー「碧 Ao」が入りましたよ~!!
このウイスキーは、とても贅沢なウイスキーなのです。
「世界5大ウイスキー」を知ってますよね。
そう、「世界5大ウイスキー」とは、スコッチ、アイリッシュ、カナディアン、アメリカン、ジャパニーズのウイスキーをいいます。
この「世界5大ウイスキー」すべてをブレンドした本当に贅沢なウイスキーなのです。
サントリーグループは世界5大ウイスキーの産地すべてに蒸溜所を所有しており、歴史・風土が異なるそれぞれの蒸溜所でつくられた個性豊かなウイスキー原酒を活かし、サントリーの各蒸溜所でつくられた原酒のみをブレンドした世界初の試みとなるウイスキー。
因みに、サントリーが所有している5大ウイスキー(2019年1月現在)。
・スコッチ : ラフロイグ / ボウモア / オーヘントッシャン / グレン・ギリー /
アードモア
・アイリッシュ: クーリー / キルベガン
・カナダ : アルバータ / カナディアンクラブ
・アメリカ : ジム・ビーム / メーカーズマーク
・日本 : 山崎 / 白州 / 知多
ネッ!ネッ!
凄いブランドを所有しているでしょ!
これら各国の原酒が「碧 Ao」を構成していると考えただけでも、垂涎もの・・・・・。
当店は、落涙(Tears Drop・・・・な~んてね・・・・)。
・スコッチウイスキーの厚みやスモーキー&スパイシーさ。
・アイリッシュウイスキーの複雑さ。
・アメリカンウイスキーのバニラ系の華やかな香り。
・カナディアンウイスキーの柔らかさ。
・上記全体のまとめ役としてブレンドされているのがジャパニーズウイスキー・・・・・。
甘く華やかな香りとまろやかな口当たりながら厚みのある味わい。
後に心地よいスモーキーさ。
本当にさまざまな表情を持ったウイスキーです。
世界5大ウイスキーの個性が織り成す、複雑で豊かな香味の変化をお楽しみいただければ幸いです。
是非ご賞味ください。
● SUNTORY WORLD WHISKY「碧 Ao」:シングル 1,200円
・パッケージ:世界をつなぐ雄大で美しい海の色“碧(あお)”をブランドカラーとし、世界5大ウイスキー産地の原酒をブレンドしたことにちなみ、五角形のボトルを採用。
ラベルは、書家・荻野丹雪氏による英語の「Ao」の墨文字で世界の原酒と日本の匠の技の融合を表現している。
2019年
4月
16日
火
Scott Walkerが日本で大人気だったのは、年代的には1960年代後半。
当時は、今のように洋楽の情報入手は、ラジオと雑誌のみでね・・。
TVでやっていた洋楽番組は、中尾ミエ、伊東ゆかり、雪村いずみ、坂本九、パラダイスキング、尾藤イサオなどが日本語でカヴァーしていた洋楽ばかりで、本当の洋楽は無かった時代。
そんな1960年代後半、CX-TVに画期的な音楽番組ができました。
「ビート・ポップス」は、司会の大橋巨泉と当時の「ミュージック・ライフ」編集長の星加ルミ子、そしてステップ振付師のオヒョイこと藤村俊二の3人が、「ビルボード」や「キャッシュボックス」など、アメリカやイギリスのチャート雑誌を元にしたヒット・チャート番組。
当時一番驚いたのが、アーチストのプロモーションフィルム。
音楽情報の中心がラジオ・雑誌だった時代に、憧れのアーチストがTVの中で動いているのですから・・・・。
初めて見た時は驚きましたね。
当時の中学生・高校生は、この番組を見て深夜放送を聞くというのがステータスだったんですよ!
この番組を通して知ったのがWalker BrothersのScott Walkerであり、その他沢山のアーチスト・楽曲を知りました。
ヴァニラ・ファッジ、オーティス・レディング、スコット・マッケンジー、ビージーズ、カウシルズ等々・・・・。
このカウシルズに関しての大橋巨泉の最高のギャグが「牛も知ってるカウシルズ、ウッシシ」。
当店ご来店のお爺さんたちは、今でも言ってます!
その他にも、R&B界の大物オーティス・レディング、テンプテーションズ、フランスのアイドル歌手シルヴィー・ヴァルタン・・・・
今や伝説となっているビートルズや大御所ローリング・ストーンズは、この頃はまだ現役だったんですよ。
大御所ローリング・ストーンズのShe's A Rainbowを聴いたのもこの番組。
その後、この曲はアップルがi-MacのTVコマーシャルで使われていましたよね。
今でも、たまにかけます。
そんな凄いアーチストの中で記憶に残っているのがビージーズとWalker Brothers。
特にWalker Brothersは、かっこよかったな~!!
ビートルズ風に髪が長く、しかも大ヒット曲「ダンス天国」を歌っているWalker Brothersが日本のスタジオにいる、自分と同じ日本の空気を吸っている。
もうそれだけで興奮したものです。
「ダンス天国」「孤独の太陽/In My Room」「 ジャッキー」等々。
Scott Walkerは、ゲイリー・リーズ(後のゲイリー・ウォーカー)やジョン・ウォーカーと共にWalker Brothersを結成。
イギリスのフィリップス・レコードと契約し、1965年にシングル「Pretty Girls Everywhere」でデビュー。
2ndシングル「Love Her」がUKチャート20位を記録。
3rdシングル「涙でさようなら」が、UKチャート1位のヒットを記録。
以降、UKチャート1位、USAチャート13位を記録した「太陽はもう輝かない」や「孤独の太陽」、「ダンス天国」等のヒットを放ち、イギリスのみならず日本、ヨーロッパ、オセアニア諸国で大人気に。
しかし、1967年に突然解散。
Scott Walkerは、解散後もイギリスに活動拠点を置き、1967年にソロアルバム「Scott」を発表。
ベルギーのシャンソン歌手ジャック・ブレルの「Jackie」をカヴァーしUKチャート22位を記録。
日本では、「ダンス天国」や日本独自発売の「孤独の太陽」が大ヒットし、不二家チョコレートのCMに出演するなど日本列島に旋風を巻き起こし、1967年2月に初来日となります。
この時、日本武道館でLIVEを行っているんです。
この日本武道館LIVEは、ビートルズに続いての2番目のLIVEになりました。
当時Walker Brothersの人気が凄かったのが分かりますよね!!
1968年、キャリア最大のヒット(UKチャート7位)となるシングル「Joanna」発表。
アルバム「Scott 2」は全英チャート1位を記録。
僕らが知っているWalker BrothersのScott Walkerは、ここまで。
2007年、ドキュメンタリー映画「スコット・ウォーカー 30世紀の男」が全英公開された。
「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第39位。
これだけでは、80年代以降のScott Walkerのことは分かりませんよね。
どうしてあのデビット・ボーイやU2のボノ達が尊敬する人物になったのか?
このことを理解するためには、デイヴィッド・ボウイをエグゼクティブ・プロデューサーに迎え制作・公開されたドキュメンタリー映画「スコット・ウォーカー 30世紀の男」を見ないと分からない感じです。
80年代以降のScott Walkerに関しては、後日また記述しますね
●所有アルバム
Best Of The
1. In My Room
2. First Love Never Die
3. My Ship Is Coming In
4. There Goes My Baby
5. Love Minus Zero
6. The Sun Ain't Gonna Shine Anymore
B面
7. Land Of A Thousand Dances
8. I Will Waite For You
9. Everything Under The Sun
10. Turn Out The Moon
11. Make It Easy On Yourself
12. Walking In The Raine
《Scotti 2》
1. ジャッキー/Jsckie
2. ふたつの世界/Best Of Both Worlds
3. 黒羊の少年/Black Sheep Boy
4. 恋するハンフリー・プラグ/The Amorous Humphrey Plugg
5. ネクスト/Next
6. 街の乙女/The Girl From The Streets
7. ザ・プレイグ/The Plague
8. ジョアンナ/Joanna
9. 王宮の人々/Plastic Palace People
10. 暗くなるまで待ってWait Unyil Dark
11. 犬と少女/The Girl And The Dogs
12. 世界の窓は雨に濡れて/Windows Of The World
13. 橋/The Bridge
14. 春来りなば/Come Next Soring
2019年
4月
01日
月
最高に素晴らしい映画。
是非見てください。
ご存知のように2019年度アカデミ-賞作品賞・助演男優賞・脚本賞、第76回ゴールデングローブ賞3部門受賞、BAFTA(英国アカデミー賞)4部門受賞、トロント国際映画祭観客賞受賞、他46受賞83ノミネート。
昨年末から上映されている驚異のロングラン映画「ボフェミアン・ラプソディ」と同様に素晴らしい映画です。
「グリーンブック」とは、黒人差別が色濃く残る南部等を旅行する黒人専用の旅行ガイドブック。
この二人、実在する人物。
ドクター・シャーリーは、本名ドナルド・ウォルブリッジ・シャーリーと言い、9歳でレニングラード音楽院の生徒となり、18歳でボストン・ポップス・オーケストラにてコンサートデビュー。
複数の博士号を取得し複数の言語を話し1955年にアルバム・デビュー。
エスクァイア誌は「おそらく業界で最も才能の有るピアニスト。他と比較するのが馬鹿げているほど上手い」と評し、同じ時代に生きた伝説のピアニストトであり日本では「火の鳥」等でも有名なイーゴリ・フョードロヴィチ・ストラヴィンスキーが「彼の技巧は神の域だ」と絶賛したほどの男。
一時期、カーネギーホールの上にある高級マンションで暮らしていたそうです。
ドクター・シャーリーの用心棒として雇われたトニー・バレロンガは、ニューヨーク・ブロンクス生れのイタリア系アメリカ人(マフィア)。
世界的に有名なニューヨークのナイトクラブ「コカパガーナ」に努め(用心棒として?)その間に培った人脈から1972年「ゴット・ファーザー」で俳優デビューしているそうです。
前述したように1960年代、アメリカ南部の州法(ジム・クロウ法)で公立学校、公衆トイレ、バス、レストラン、ホテル等すべて白人用と黒人用に分かれており、黒人は食事や宿泊、買い物する場所、座ったり歩いたりする場所まで制限されていたそうです。
また、南部のいくつかの街では、黒人が日没後に外出することさえ違法とされてたとか・・・。当時小学生だった僕は「日本人は黄色人種だから黒人と同様差別される」ということを聞いてビックリ。
映画の中でもおじさん二人がパトカーに車を止められ留置されてしまう場面があり、本当の事だったんだと改めて感じた次第です。
また、白人の前で初めて歌った黒人歌手で「月光値千金」「アン・フォーゲッタブル」「モナリザ」等で日本でも有名なナットキングコールが、故郷のアラバマの公演でステージから引きづり降ろされリンチを受けるという事件もあったそうです。
映画の中でもドクター・シャーリーが白人専用のBarでリンチをうける場面があります。
そんな時代背景の中、白人でもなく一般的な黒人とも違う~音楽・人種・セクシュアリティ等様々な面でマイノリティの黒人天才ピアニストドクター・シャーリーが用心棒として雇ったイタリア系アメリカ人でマフィアの生き証人というトニー・バレロンガと一緒に自分の居場所を探すために自分探しの旅に出た際生まれた友情を描いた映画なのです。
この映画を見ていて、いろいろな事が頭を過ります。
① 1962年という時代。
② 1962年にデビューしたフォー・シーズンズ。ミュージカルでトニー賞を獲得し2014年クリント・イーストウッド監督により映画化された「ジャージー・ボーイズ」。
③ J.Fケネディの娘~スィート・キャロライン/ニール・ダイアモンド
④ 人種差別。KKK
⑤ フライドチキンが黒人のソウル・フードだったとは・・・・、知らなかった。
⑥ Neil Young vs. Lynyrd Skynyrd。
⑦ ジョン・ウエイン主演の映画「リバティバランスを撃った男」
⑧ ナットキング・コールが1963年来日~東京・赤坂の高級キャバレー「ニューラテンクォーター」Live。
⑨ ドクター・シャーリーがフレディー・マーキュリー同様同性愛者であったこと、等々・・・・。
最期に黒人専門のバーでロックンロールを楽しそうに演奏し歌うドクター・シャーリー、ニューヨークに戻ってから用心棒トニー・バレロンガの家にクリスマスで招待され嬉しそうにしているドクター・シャーリーを見て涙が出ました。
因みに、人種隔離と戦っていたマーティン・ルーサー・キング牧師の非暴力闘争は国政を動かし、1964年に公民権法が成立し南部の人種隔離が憲法違反とされ撤廃。
1966年にグリーンブックも役割を終えたそうです。
しかし、現実にはまだまだ人種差別は残っており複雑な気持ちですが、映画は最高なのでまだ見ていない方は、是非是非!!
2019年
3月
18日
月
本の帯に「いま読まれるべき3.10東京大空襲の物語~父の国の大空襲から母を守り、炎の夜を生き延びろ!」と。
戦後の1960年生まれの作家が著した「東京大空襲」の小説。
「東京大空襲」を身をもって体験した方々は、最低80歳前後の方々だと思います。
当然、作者は「東京大空襲」どころか「戦争を知らない子供たち」。
終戦前後の日本の状況をテーマにした小説は、大好きなジャンルの1つなので結構読んでいるつもりでしたが、この小説の主人公の立場のような少年は珍しい。
主人公は、アメリカ名をアルバート(アンディ)モリソンといい、アメリカ人の父と日本人の母を持つ時田武という少年。
文中によると、当時彼のような日系人少年は2万人位いたそうです。
当時の日本の状況を考えると、とても苦しい(いじめの対象)立場にいる少年ですよね。
むずかしい立場にいる少年の戦争体験を戦後生まれの作家が書いた本。
思わず購入。
東京都は、1944年(昭和19年)11月24日以降、106回の空襲を受けた。
特に1945年3月10日、4月13日、4月15日、5月24日未明、5月25日-26日の5回は、大規模空襲だったそうです。
その中でも「東京大空襲」と言った場合、特に一番甚大な被害を出したのが小説に書かれている3月10日の夜間空襲(下町空襲)。
3月10日未明、米軍によって投下された焼夷弾と当夜の強い季節風(空っ風)により、東京市街地の東半部、実に東京35区の3分の1以上の面積にあたる約41平方キロメートルが焦土となり、10万人以上の方々が亡くなったそうです。
作者の母は都立第七高女(現・小松川高校)に通っている時に東京大空襲にあったそうですが、母から「その夜」のことを聞いたのは高校生の時に一度だけとか。
それでも作者は、「太平洋戦争」「東京大空襲」を風化させないように「愚かな戦争」を忘れないように40歳の時に「東京大空襲」を書いておきたいと思うようになってそうです。
「あとがき」にも「願わくば、この作品が主人公のと同じ14歳の少年少女に読まれますように。心に焼き印を押されたように、東京大空襲を忘れませんように。」と書いているよう現在の少年少女に読んでいただきたくて同書を著したとか。
気持は十分に分かるのですが・・・・、でも、でも・・・・、14歳前後の子供たちに読ませるには、とても面白く良い本だと思うのですが・・・・、残念なことに最後でコケてしまいました。
もったいないな~・・・・。
同書は、3月7日から4日間の出来事を書いています。
戦時下の下町の日常生活、学生の勤労奉仕、配給制による慢性的な物資不足・食糧不足、学童疎開、戦時下のファッション、憲兵の怖さ、学徒動員、鬼畜米英、B29、焼夷弾や3月10日の大空襲等々、現在の若い人たちが理解できるようにとてもうまく文中で説明しています。
しかし、何故最後の最後に主人公を3回も生き返らせてしまったのだろうか?
前述のように作者は、「愚かな戦争を風化させないように~願わくば、この作品が主人公のと同じ14歳の少年少女に読まれますように。心に焼き印を押されたように、東京大空襲を忘れませんように。」と書いているのに・・・・・・。
人の命は、ゲームではないんです。
人の命はリセットできないのです。
一度失った命は、元には戻れません。
しかし、同書では数回生き返ってしまうというSF的な仕掛けを入れているようですが、必要無いのでは・・・。
折角「東京大空襲」の中で生きた、当時2万人ぐらいしかいなかった珍しい日系人少年の戦時下の生き方・リアリティが失せた小説となってしまいました。
これを考えると、野坂昭如の「火垂るの墓」は素晴らしい小説ですね。
でも、単なる戦争小説として読めば面白いで、お勧めです。
2019年
2月
21日
木
少しお休みをいただき、大変ご迷惑をおかけしました。
誠に申し訳ございません。
本日より、また妻と一緒に頑張りますので、宜しくお願い申し上げます。
さて、昨日嬉しいことが・・・。
注文しておいた映画 「Bohemian Rhapsody」 オリジナル・サウンドトラックのアナログ・レコード盤が届きました~~~~!!!!!
このアナログ盤、2019年2月8日発売予定でしたが、3月に延期の連絡。
気持は3月になっていたのが、遅くなっても2月中に入手できるの・・・、こういうのって嬉しいですよね!
開封前にいろいろと調べなくちゃ。
と言うことで、調べていたらいろいろと嬉しいことが沢山ありそうですよ。
例えば・・・・
① 映画を見た時には不覚にも気が付かなかったのですが、冒頭の「20世紀フォックス映画のファンファーレ」は、ブライアン・メイとロジャー・テイラーが再録とのこと。
「0:25」のドラマが、この映画のすべてを語っているので、再度聞かなくては!
② 3曲目の「Doing All Right...revisited」は、Queen前の「スマイル」時代のオリジナル・ヴァージョンを当時の3人で再現したとか・・・、本当?
③ 6曲目の「Fat Bottomed Girls」は、1979年2月27日フランス・パリでのLIVE盤だそうで、完全未発表の貴重なトラックを収録していとか・・・・。
④ 《Side Three》の11曲目「We Will Rock You (Movie Mix)は、スタジオとライヴをミックスした新ヴァージョンとか・・・・。
⑤ 未発表音源だった1985年のライヴ・エイドが収録されているとか・・・・・。
等々・・・、その他にもいろいろと有りそうですが、従来のヒット曲に加えて11トラックの未公開音源が収録されているようです。
針を落とすのが楽しみ!
本日の1曲目・・・、否、1枚目ですね!
●収録曲
《Side One》
1. 「20th Century Fox Fanfare/邦題:20世紀フォックス・ファンファーレ*」
2. 「Somebody To Love/邦題:愛にすべてを」
3. 「Doing All Right...revisited/邦題:ドゥーイング・オール・ライト...リヴィジテッド*」
4. 「Keep Yourself Alive (Live at the Rainbow Theatre, London, 31 March 1974)/邦題:炎のロックンロール」
5. 「Killer Queen/邦題:キラー・クイーン」
6. 「Fat Bottomed Girls (Live in Paris, France, 27 February 1979)/邦題:ファット・ボトムド・ガールズ (ライヴ・イン・パリ)*」
《Side Two》
7. 「Bohemian Rhapsody/邦題:ボヘミアン・ラプソディ」
8. 「Now I'm Here (Live at Hammersmith Odeon, London, 24 December 1975)/邦題:ナウ・アイム・ヒア」
9. 「Crazy Little Thing Called Love/邦題:愛という名の欲望」
10. 「Love of My Life (Live at Rock in Rio festival, 18 January 1985)/邦題:ラヴ・オブ・マイ・ライフ
《Side Three》
11. 「We Will Rock You (Movie Mix)/邦題:ウィ・ウィル・ロック・ユー (ムービー・ミックス)」
12. 「Another One Bites the Dust/邦題:地獄へ道づれ」
13. 「I Want To Break Free/邦題:ブレイク・フリー (自由への旅立ち)」
14. 「Under Pressure/邦題:アンダー・プレッシャー」(歌: クイーン & デヴィッド・ボウイ)
15. 「Who Wants To Live Forever/邦題:リヴ・フォーエヴァー」
《Side Four》
16. 「Bohemian Rhapsody」 Live Aid, Wembley Stadium, London, 13 July 1985)
17. 「Radio Ga Ga」 Live Aid, Wembley Stadium, London, 13 July 1985
18. 「AY-OH」Live Aid, Wembley Stadium, London, 13 July 1985)
19. 「Hammer To Fall」 Live Aid, Wembley Stadium, London, 13 July 1985)」
20. 「We Are the Champion」 Live Aid, Wembley Stadium, London, 13 July 1985
21. 「Don't Stop Me Now...revisited」
22. 「The Show Must Go On」
2019年
2月
19日
火
先般「2月20日(水)より通常営に戻ります」とご案内申し上げましたが、「21日(木)から」となります。
色々とご迷惑を言おかけし、誠に申し訳ございません。
Tears Dropを今後とも宜しくお願い申し上げます。
2019年
2月
18日
月
イヤ~、このような時代小説は初めてかも・・・。
でも、とても面白い本です。
定年まで銀座に通っていたけど、東京の原点~江戸の始まりを考えたことなかった。
改めて、家康と言う人物は凄い男だと思いました。
と言うのも、この小説のテーマは、家康が江戸幕府を開くまでに行った大規模なインフラ整備なのです。
教科書的な知識だけど、北条氏降伏後、家康は秀吉の命令により駿河国・遠江国・三河国・甲斐国・信濃国の5ヶ国を召し上げられ、北条氏の旧領である武蔵国・伊豆国・相模国・上野国・上総国・下総国・下野国の一部・常陸国の一部の関八州に移封されたのが天正18年(1590年)。
秀吉没後、1600年「関ケ原の戦い」で石田三成らに勝利し、慶長8 年/1603年に家康は征夷大将軍に任じられ江戸に幕府を開く。
関東に移封されて以来、400年以上と言う長い年月時間をかけ、現在のような政治・経済・文化等を世界に発信する巨大都市~東京が出来上がったのは、ひとえに家康の都市設計(インフラ整備)のお陰。
家康は、ある程度発展していた小田原に幕府を開かず、敢えて未開発の江戸に本拠を定め、市井の職人を起用し、どうやって現在の東京につながる街づくりの基盤を作り上げたかを描いたスケールの大きな小説。
とても面白いです。
そして、ここに登場する市井の職人たち~家康の命を受け活躍する職人達とても魅力的なのです。
当時の江戸は、海と利根川等多くの河川により水浸しで低湿地ばかりが広がる関東平野。
この低湿地帯を現在のように人間が住めるような街にすべく頑張った伊奈忠次と父の遺志を継ぎその治水工事を推し進めた熊蔵・忠治兄弟、忠治の息子忠克。
江戸が経済発展の中心になるように慶長小判を鋳造させた家康の意図。
その意図を組み奮闘する橋本庄三郎と太閤の貨幣鋳造役・後藤長乗の戦い。
江戸に住む人間が生きるために必要な「水」を確保するために奔走し、赤坂の「溜池」や「神田明神」の名水を発見した大久保藤五郎や今の「井の頭」から江戸に水を引いた六次郎等々。
江戸城構築のための基盤となる石垣を確保するために命を張った伊豆の石切りの親方吾平達と江戸の石積みの親方喜三太。
これまでの天守閣の壁の色は「黒」が常識だったが、家康は何故に「白」に拘ったのか?
家康の命で漆喰造りの石灰石を探し回る江戸城の大工頭中井正清。
父家康から城築を引き継いだ2代目秀忠の苦悩等々。
江戸という街を作った無名の職人・技術者に光を当てた珍しい歴史小説です。
ピンチをチャンスに変えた家康とその命を受け専門分野で活躍するプロの職人達・・・・。泣けます。
でも、とても面白い本です。
お勧めします。
●門井 慶喜(著) 「家康、江戸を建てる」
出版社:祥伝社
値段:860円+消費税(文庫本)
第155回直木賞候補作
2019年1月1日~2日/NHK正月時代劇On Air
2019年
1月
21日
月
どうも最近、筆不精ならぬパソコン不精になってしまい、ブログが進まず申し訳ございません。
お正月の映画の話です。
お正月に観た映画の1本に「「ディア・ハンター/The Deer Hunter」があります。
ある年代の方には「オ~、懐かしい映画だな~」と言われる映画。
「この映画、名作なので是非見に行ってくださいね!」と言いたいところですが、最近は直ぐに終了してしまうので今は見られません。
でも、機会があったら是非ご覧になってください。
「ディア・ハンター/The Deer Hunter」は、1978年公開のアメリカ映画。
監督マイケル・チミノ、脚本デリック・ウォッシュバーン、主演ロバート・デ・ニーロ。
1960年代末期におけるベトナム戦争を扱った映画。
ベトナム戦争での過酷な体験が原因で心身共に深く傷を負った若き3人のベトナム帰還兵の生と死、仲間たちの友情を描いています。
上映時間は、約3時間。
ベトナム戦争を扱った映画なのですが、「ランボー」のような派手な戦闘場面はほとんどありません。
ですが、3時間と言う長さが感じられない内容。
ベトナム戦争の怖さは、ロシアン・ルーレットの有名なシーンで表現しています。
というのも、この映画が企画された1970年代半ばのハリウッドではベトナム戦争がタブーで、誰もお金を出してくれないため派手な戦闘場面ができなかったとか・・・。
しかし、この凄く恐怖心をあおるロシアン・ル-レットの場面が、後半にじわじわとボディー・ブローのように効いてきます。
派手な戦闘場面をロシアン・ルーレットに置き換えることよって、“戦争の恐怖”を表現することに成功した映画。
この映画が封切されたときには全く気にも留めなかったのですが、何とデビュー間もない若きメリル・ストリープも出演しているんです!
音楽もFrankie Valliが1967年5月に発表した「君の瞳に恋してる」やグラディス・ナイト&ザ・ピップスの「夜汽車よ! ジョージアへ」等が使用されおり最高です。
●「ディア・ハンター/The Deer Hunter」の評価
・アメリカ映画ベスト100で 79位
・スリルを感じる映画ベスト100 で30位
・アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)で53位
・第53回キネマ旬報ベスト・テンで委員選出外国語映画部門第3位
・読者選出外国語映画部門第1位
●「ディア・ハンター/The Deer Hunter」の受賞
・第51回アカデミー賞 受賞・・・作品賞/監督賞/助演男優賞/音響賞/編集賞の5部門で受賞
・第33回英国アカデミー賞 受賞・・・撮影賞/編集賞
・第36回ゴールデングローブ賞 監督賞
・第44回ニューヨーク映画批評家協会賞 作品賞/助演男優賞
・第13回全米映画批評家協会賞 助演女優賞
・第4回ロサンゼルス映画批評家協会賞 監督賞
・第22回ブルーリボン賞 外国作品賞
・第3回日本アカデミー賞 最優秀外国作品賞
●その他見てほしいベトナム戦争を扱った映画
◆「地獄の黙示録」/1979年
フランシス・コッポラの戦争映画。
・第52回 アカデミー賞の撮影賞/音響賞受賞
・第37回 ゴールデングローブ賞の監督賞/助演男優賞/作曲賞
・第14回 全米映画批評家協会賞の助演男優賞
・第33回 英国アカデミー賞の監督賞/助演男優賞
・第32回 カンヌ国際映画祭のパルム・ドール
・国際映画批評家連盟賞
◆「ヘアー」/1979年
アメリカ合衆国のミュージカル・戦争・コメディ・ドラマ映画。
1968年のブロードウェイの同名ミュージカルが原作。
ベトナム戦争に徴兵された田舎の青年とニューヨークのヒッピーたちの交流を描いている。
ミュージカルでは、5th ディメンションによる「フレッシュ・フェイリュア〜レット・ザ・サンシャイン・イン」が大ヒット。
当店にシングル盤あります。
◆「プラトーン」/1986年
監督・脚本オリバー・ストーン、主演チャーリー・シーンのベトナム戦争映画。
最高に面白いですよ
◆「グッドモーニング・ベトナム」/ 1987年
一人のDJが、兵士達を笑いとロックで癒し、ベトナム人と触れ、戦争の冷酷さに翻弄される5ヶ月を描いたベトナム戦争映画の中でも異色の作品。
主演のロビン・ウィリアムズはアカデミー主演男優賞とゴールデングローブ賞主演男優賞に推され、ゴールデングローブ賞を受賞。
◆「フルメタル・ジャケット」/1987年
スタンリー・キューブリック監督によるベトナム戦争を描いた作品。
BGMで流れる音楽が最高です。
ディキシー・カップスの「愛のチャペル」
サム・ザ・シャム・アンド・ザ・ファラオスの「ウーリー・ブーリー」
ナンシー・シナトラの「にくい貴方」
クリス・ケナーの「アイ・ライク・イット・ライク・ザット」
ローリング・ストーンズの「黒くぬれ!」
他、ミッキーマウス・マーチなどが流れています。
◆「7月4日に生まれて」(原題: Born on the Fourth of July)/1989年
オリバー・ストーン監督、トム・クルーズ主演のアメリカ映画。
・第62回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、監督賞、編集賞の2部門を受賞。
・アカデミー賞の 監督賞/編集賞
・ゴールデングローブ賞の男優賞(トム・クルーズ)/監督賞脚本賞:
2019年
1月
16日
水
2019年最初のLIVE。
1月13日(日)にクラブチッタでのY&Tに行ってきました。
Y&TのLIVEは、2017年3月以来2度目。
彼らのLIVEを観ていると、つくづく「音楽は理屈じゃないな~」と思います。
彼等のオーソドックスでストレートな音を聞いていると、とても気持ち良く素直に乗れるハードロックなのです。
Y&Tを最初に聞いたのが1981年にA&Mレーベルに移籍した第1弾の「earthshaker」。
「何とま~、ダサいジャケットなの?」と思い針を落とす勇気がなかったのですが、勇気を振り絞って目を閉じて「エイッ、ヤ~」と・・・そんなに大袈裟ではありませんが、針を落としました。
しかし、ビックリ!
ダサく決してジャケ買いしないだろうジャケットから素晴らしい音が・・・。
それ以来のファン。
音楽に対し一家言あるお方に言わせると、“どうでもよい”的なバンドらしいですが、彼等もプロのロック・アーチスト。
LIVEでは、素晴らしい演奏を魅せてくれました。
元のメンバーの内3人が亡くなっており、現在のメンバーは、
Dave Meniketti :ヴォーカル/リードギター
John Nymann :リズムギター
Aaron Leigh :ベース
Mike Vanderhule:ドラム
今回はセットリストを入手できませんでしたが、2回のアンコールを含め約2時間30分のLIVEは最高でした!
因みに、会場のチラシで知ったのですが、TY&T(東京Y&T)という日本のカヴァーバンドができているんですね。
とても良いことですね!
当店所有のY&Tアナログレコード。
2017年
10月
09日
月
アメリカを代表するロック・アーティストTom Pettyが、10/2に亡くなりましたね。
同世代の死、とても残念です。
享年66歳。
トム・ペティを知ったのは、約35年ぐらい前。
友達とレコード交換をした中に1979年発表の「Damn The Torpedoes/邦題:破壊」と1986年発表のLIVE盤「Pack Up The Plantation: Live!」があってね、LIVE盤が結構気に入っていたのですが・・・・・。
アメリカでは、ロックの殿堂の常連で受賞者の演奏時にバック演奏で毎回出演するぐらい人気のあるロッウ・アーチストなんですが、日本での評価は今一。
何となく“通好み”のロックなんでしょうね。
1950年生れのトム・ペティ、幼いころはエルビス・プレスリーに憧れて音楽の道を志したそうです。
1976年にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ/ Tom Petty & The Heartbreakersを結成し、1stアルバム「アメリカン・ガール」を発表。
このアルバムは、本国アメリカではあまり評価が得られなかったが(全米55位)、ニルス・ロフグレン(英語版)のイギリス・ツアーでオープニングアクトを務めるとイギリスで人気が高まり、1977年6月にはデビュー・アルバムが全英アルバムチャートで24位と大ヒット。
そして1979年に発表した3rdアルバム「Damn The Torpedoes/邦題:破壊」が2ヶ月以上に亘って全米アルバム・チャートで2位を記録する大ヒットに。
このアルバム以降現在まで、彼のアルバムは全米チャートのトップ10に食い込むほどの人気で、アメリカを代表するロック・アーティストとして君臨し続けます。
1988年には、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、ロイ・オービソンと共に結成した「トラヴェリング・ウィルベリーズ」でも高い評価を得、多くのミュージシャンからリスペクトされています。
1994年、リック・ルービンのプロデュースによるソロ2作目「ワイルドフラワーズ」を発表。
同アルバムからのシングル曲「ユー・ドント・ノウ・ハウ・イット・フィールズ」でグラミー賞最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞。
2002年、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズとしてロックの殿堂入り。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第91位。
活躍している同世代が亡くなるのは、本当にショックで悲しいことです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
改めて合掌!
トム・ペティの訃報を受け、様々なミュージシャンが追悼コメントを発表しています。ボブ・ ディラン、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、キャロル・キング、ブライアン・ ウィルソン、リンゴ・スターほか。
当店所有のTom Pettyアナログレコード紹介。
●「Damn The Torpedoes/邦題:破壊」
1979年発表の3rdアルバム。
全米アルバム・チャートで2位となる大ヒットアルバム。
2ヶ月以上に亘って米チャート2位に留まるロング・セラーを記録しプラチナ・ディスクに認定されたバンドの出世作。
初のトップ10シングル「危険な噂」、代表曲「逃亡者」「ヒア・カムズ・マイ・ガール」などが収録されています。