2018年
7月
23日
月
「小さな黒い丘」という意味をもつノッカンドゥ蒸留所の創業は、1898年。
この蒸留所のキイ―ワードは、「ヴィンテージ・ウイスキー」。
「ヴィンテージ・ウイスキー」は、単一シーズンのモルトのみを瓶詰してつくられます。
ノッカンドゥ蒸留所でつくられるシングルモルトは、12年もののボトルであればきっちり12年熟成された原酒を使用しています。
そのため、ラベルには何年蒸溜の原酒を使っていることが明記されています。
ブレンデッドウイスキー「J&B」のメインモルトであるノッカンドゥは、最終的に出荷されるまでピートの香りが付きすぎないよう細心の注意を持って管理されています。
また、シングルモルトの味をカスクの味が覆い隠してしまわないように、シェリーカスク使用の割合も控えめとなっています。
「ノッカンドゥ12年」は、スペイサイドの中でも特にデリケートでフルーティで繊細な味わいを持つシングルモルト。
花のような香りやナッツのような香り、そしてかすかなスモーキーさ等が何層にも重なり複雑に絡み合っているシングルモルト。
ピート香も樽香もライトに仕上がっており、その味わいは「花の様なモルト」と評されています。
ライトなボディで心地よい甘さが口中に広がり、加水すると表情が変わり、酸味とビター感が薄れ代わりに甘さと香りが引き立ってきます。
飲み方一つでいろいろな表情やいろいろな味を楽しむことが出来る「ノッカンドゥ12年」は、隠れた逸品。
女性の方にも喜んでいただけるヴィンテージ・シングルモルトを是非一度ご賞味ください。
2018年
7月
23日
月
キルホーマン蒸溜所は、アイラ島に124年ぶりに誕生(2005年創業)した新しい蒸留所。
新しい蒸留所ではありますが、自社の畑を所有し、周辺で採れたピートを使用するという昔ながらのアイラ島の伝統的な農業型蒸留所にこだわって少量生産する蒸留所なんです。
マキヤーベイとは、キルホーマン蒸溜所から半マイルの距離に位置するアイラ島で最も美しいといわれるビーチで、観光客やアイラ島民がこぞって訪れる有名なスポット。
「キルホーマン マキヤーベイ」は、フェノール値50ppmのヘビーピート大麦麦芽を使用し、バーボンとオロロソシェリーの樽で3年から5年熟成した原酒をバランス良くヴァッティングしたモルトです。
フェノール値50ppmは、当店でも人気のあるアードベッグとほぼ同程度。
ヨードの乗ったアイラらしい力強いピートスモークでありながらアードベッグTEN同様に柑橘系の甘さもあります。
フレッシュで小気味良いピーティな余韻が全体をまとめ上げます。
「キルホーマン マキヤーベイ」は、ウイスキー評論家として世界的に有名なジム・マレー氏が発表するウイスキーバイブルにて94点を記録し、「素晴らしいウイスキーだ」と絶賛されたシングルモルトです。
2012年のインターナショナルワイン&スピリッツコンペティションで金賞を受賞しています。
アイラモルトファンの方は勿論、ガツンとくるピート香等の個性派シングルモルトがお好きな方は、是非一度ご賞味ください。
2018年
7月
17日
火
南ハイランド地方にあるアバフェルディ蒸溜所の創業は、1846年。
スコッチウイスキー「デュワーズ」のブレンドの核をなすシングルモルトとして有名で、現在も世界中のウイスキーファンに愛され続けています。
アバフェルディは、ゲール語で「神の水のプール」という意味で仕込み水に使っているピティリー川の純水のことを指しています。
蒸留所の近くの森には赤リスが生息していて、ボトルの蓋にも描かれています。
ピティリー川の純水で造られた「アバフェルディ12年」は、典型的な南ハイランドタイプのシングルモルトで濃厚な麦の甘みがあり、飲み口はとてもまろやか。
ヘザーハニーの香り、ソフト&マイルドでとても飲みやすく、食後のデザートと共に楽しめます。
ウイスキー専門家は、「アバフェルディ12年は、蜂蜜やナッツの風味とシルクのような滑らかな口当たりが素晴らしい。プレミアムモルトの特徴が長期間の熟成を経て見事に開花した傑作」と評しています。
是非御賞味ください。
2018年
7月
12日
木
当店初入荷の「アルバータ ダークバッチ」は、1946年創業の北米最大のライウイスキー蒸溜所「アルバータ蒸溜所」 がカナダで2012年に米国で2014年に発売したとてもユニークなブレンド内容のライウイスキーです。
どこがユニークかというと、ライウイスキー91%、バーボン「オールドグランダッド」8%、シェリー酒1%という比率でブレンドされたライウイスキーなんです。
カナダで2012年に新発売され、アメリカで2014年に発売されました。
これまでのアルバータのイメージを覆す新しいコンセプトのライウイスキーで、大胆でリッチな味わいを特長としています。
ライウイスキー91%の半分は6年熟成で残りの半分は12年の長期熟成ベースウイスキーをブレンド。
さらにそのライウイスキーにバーボンウイスキー「オールドグランダッド」とシェリー酒を加え後熟して生まれ“カナダの至宝"と称された「アルバータ ダークバッチ」は、伝統的なライウイスキーの風味にバーボンとシェリー酒が繊細に溶け込み、深く芳醇な香味に洗練された現代的なテイストになっています。
カナディアンウイスキーの名門が生み出すイノベーションブレンデッド 「アルバータ ダークバッチ」の溢れる香味は衝撃的とも言えるほどの重層感を感じさ、深みのある芳醇な香り、ドライフルーツやバニラを想わせる甘みのある味わいを是非ご賞味ください。
「アルバータ ダークバッチ」の香味、深い味わいをまずはオン・ザ・ロック、もしくはストレートで。
柔らかな飲み口ながら、じっくりと味わうほどに豊かな複雑味をお愉しみいただけます。
2018年
7月
11日
水
エヴァン・ウィリアムスは、世界第2位の販売量を誇るケンタッキー・ストレート・バーボン。
今回導入したのは、エヴァン・ウィリアムスのシングルバレル。
単一の樽の原酒のみから造られたシングルバレル・バーボンの8年熟成品。
発売は1990年で、その後発売のたびに数々の賞を受賞しているバーボン通が認めたヴィンテージ・バーボンなのです。
樽詰めした年を表のラベルに樽のナンバー、ボトリング・ナンバー、ボトル年月日を裏ラベルに記載してある唯一のバーボンでこだわりの少量限定生産品。
ウィスキー・ジャーナル誌において3年連続ウィスキー・オブ・ザ・イヤーに輝くだけでなく、発売されたすべてのヴィンテージが数々の賞を獲得しています。
シングルバレルは樽によって微妙に味が違うのも魅力ですが、度数は86.6プルーフ(43.3度)に調整されており、まろやかな口当たりが特徴。
まずは、ストレートかロックで。
【バーボン豆知識】
エヴァン・ウィリアムスは、1783年にケンタッキー州ルイヴィルで、ライムストーン(石灰岩)から湧き出る水を発見し、最初にトウモロコシを原料としたウィスキーを造ったとされる人物。