2018年

1月

24日

★映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」

 世界的ヒットを記録したイギリス製スパイアクション「キングスマン」の続編。

 

いや~、実に面白い映画です。

 

もはや、「007」超えたかも。

 

「キングスマン」の楽しみ方は、ストーリーだけでなく、イギリス紳士のたしなみや音楽といろいろあります。

 

今回は、イギリス然とした紳士とコテコテのアメリカン・チームが組んで、麻薬組織に挑むというもの。

 

相変わらず過激なのに笑ってしまう暴力描写。

007さながらの小道具。

 

そして、音楽が最高!

 

1作はDire Straitsの「Money For Nothing」やLynyrd SkynyrdFree Bird」等、最高でした。

 

今回は、John Denverで有名な「Country Road」から突然Prince and The RevolutionLet's Go Crazy」に。

 

その他にゲスト出演しているElton Johnの「Daniel」、「Saturday Night's Alright for Fighting」、「Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time)」等々、本当に楽しめます。

 

観てない方は、キャラクター、音楽、アクション、ぶっ飛んだ演出や魅力的な俳優たちによるエンタメ感最高の「キングスマン:ゴールデン・サークル」を是非見てくださいネ。

 

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2018年

1月

18日

★レコード紹介「Moody Blues」

Moody Bluesは、ジミー・ペイジが「本当にプログレッシブなバンドは、ピンク・フロイドとムーディー・ブルースだけだ」と言っているようにプログレの草分け的存在。

 

ムーディー・ブルースを初めて聞いたのは、高校3年の時。

 

ラジオの洋楽ベスト10番組で紹介されたのが「サテンの夜/Nights in White Satin」。

 

「何と綺麗な曲なんだろう」と一発で好きになりましたが、当時リバープール・サウンドのレコードばかり購入していたので資金無し。

 

友達から借りた「サテンの夜」のシングル盤を聞いていました。

 

当時、ムーディー・ブルースに関しての情報は本当に少なくってね、イギリスといえばビートルズ、ストーンズ、アニマルズ、キンクス、フー、クリーム、キンクリ、ピンク・フロイド等々の情報ばかりで、ムーディー・ブルース=「サテンの夜」しか無かったんです。

だから、当然ムーディー・ブルースがプログレ・バンドとは知りませんでした。

 

しかし、後年購入したアルバム「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」に針を落として・・・・・・、ビックリ!

きれいな曲を作るロック・バンドとばかり思っていたら、このアルバムは切れ目なしのコンセプト・アルバム。

オーケストラとの競演で、今まで聞いたことのない全く新しいロックのスタイル~シンフォニック・ロックには驚きました。

 

目を閉じ聞いていると、もう映画。

頭の中に映像が現れる完璧なサウンド・トラック。

慌ててその他のアルバムを購入しました。

 

ということで、当店所有のMoody Bluesアナログ・レコードをご紹介しますね。

Moody Blues(ムーディー・ブルース)は、イングランド出身のプログレッシブ・ロックバンド。

 

音楽にいち早くメロトロンを取り入れ、シンフォニック・ロックの礎を築いたプログレの草分け的存在。

 

1964年に結成。

 

当時のメンバーはレイ・トーマス(先日亡くなりましたね!)、マイク・ピンダー、グレアム・エッジ、デニー・レイン、クリント・ワーウィックの5人。

 

ビュー当時は、R&B系グループとして活動。

1965年に発表した1stシングル「ゴー・ナウ!」は、全英1位・全米10位の大ヒットを記録。

 

1966年にクリント・ワーウィックとリード・ボーカル・ギターを担当していたデニー・レインが脱退。

 

余談ですが、脱退したデニー・レインは、後にポール・マッカートニー率いるWingsに加入します。

2人の脱退に伴い、ジョン・ロッジとジャスティン・ヘイワードが参加し、ムーディー・ブルース最強のゴールデンメンバー5人が揃います。

 

この頃、マイク・ピンダーが購入したメロトロンにより愁いを帯びたそのサウンドが生れ、「制服を脱ぎ、古いナンバーを捨て、古いムーディー・ブルースを捨て(ジャスティン・ヘイワード)」、新しいロックへと進みます。

 

そこで出来上がったのが、1967年発表の2ndアルバム「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」

オーケストラとの競演で新しいロックのスタイルを築き上げたこのアルバムは大ヒット。

 

その後、1968年「失われたコードを求めて」、1969年「夢幻」、1971年「童夢」等のアルバムが英米で大ヒットを記録しています。

 

ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエス、EL&P、ジェネシス等と共に196070年代のプログレ・ムーブメントを支えたバンドの一つとなりました。

 

80年代に入り、マイク・ピンダーが脱退し、代わりに元イエスのパトリック・モラーツが加入し音楽性がかなり変わって来ますが、1981に発表した「Long Distance Voyager」からシングルカットされた「Gemini Dream」が大ヒット。

全米で3週連続1位を獲得しています。

 

ムーディー・ブルースは、80年代も生き抜いた数少ないプログレ・バンドの一つなので、是非聞いてください。

◆「Days Of Future Passed

 

1967年に発表された2ndアルバム。

 

プログレッシヴ・ロックを誕生させた1枚として高く評価されています。

 

シングルカットされた「サテンの夜」は、発売当時は全英19位のヒットでしたが、1972年にラジオ局から人気に火がつき、全英9位・全米1位・カナダ1位となる大ヒットを記録。

 

アルバムも発売からなんと5年後にUSチャートで1位に輝いた名盤ですよ。

 

ジャスティン・ヘイワードは、「ドゥボルザークの交響曲9番『新世界』とイギリスの古典バニアン作『天路歴程』をヒントに新しいロックを生み出した」と言っています。

 

本当に素晴らしいアルバムですよ!

◆「In Search Of The Lost Chord/邦題:失われたコードを求めて」

 

1968年発表の3rdアルバム。

 

「ドラッグ体験とは、どんなものか」をコンセプトにした作品。

 

ジャケットはおどろおどろしい感じですが、メロトロンやシンセ等の電子楽器など、五人のメンバー全員が複数の楽器を操ることによて重厚なサウンドを実現。

 

このシンフォニック・ロック作品の成功により、以降“世界一小さなオーケスト”と言われるようになります。

いかにも英国然とした湿りけのある叙情、フルートなども加わって牧歌的な味わい、アコースティカルな要素も上手く取り入れ、メロディアスな聴きやすさが溶け合った逸品です

 

UK5位、USA23位を記録。

◆「To Our Children's Children's Children/邦題:子供たちの子供たちの子供たちへ」

 

1969年発表の5thアルバム。

 

自ら設立したレーベル「スレッショルド」からリリースした記念すべきアルバム。

 

1967年は、人類が初めて月に到着した年。

 

この影響を受け宇宙をテーマに作成したアルバムで、グレアム・エッジは「望遠鏡で宇宙をじっと見つめていると、地球上の人類は宇宙の広がりに比べると取るに足りない存在である」ことを表現したかったと言っています。

 

不動の五人による美しいメロディと完成されたサウンドは、他のプログレッシヴ・ロック・グループの台頭に大きな影響を及ぼしたアルバム。

 

UK2位、USA14位を記録しました。。

◆「Every Good Boy Deserves Favour/邦題:童夢」

 

1971年発表のい7thアルバム。

 

ムーディー・ブルースのみならずプログレの名盤の一つと言われています。

 

原題の意味は、“音楽を学ぶものは一つということで、子供たちが音楽を学ぶ時に最初に知る旋律~ミ・ソ・シ・レ・ファ(EGBDF)” から付けられたそうです。

 

グレアム・エッジは、「音楽学校の先生は、どんなに良い子供にもムチをもって教育するが、我々(ムーディー・ブルース)はムチ以上の愛情で音楽を表現したかった」と言ってこのアルバムを作成したそうです。

 

ロックとクラシックを最も早く融合させることに成功したムーディー・ブルースのメロトロンによるオーケストレーションが冴えわたる渾身のトータル・アルバム。

 

ジャケットの美しさとそのジャケットにふさわしい温かく優しいサウンドと曲。

 

まさにムーディーズとしての1つの頂点を示す作品。

 

UK1位を獲得、USAでも2位(3週間)を記録。

◆「This is The Moody Blues

 

1974年発表の彼らにとって初めてのBestアルバム。

 

このBest盤(2枚組)は、ムーディー・ブルースの“失われたロマンを求める旅”の総集編で、我々を“失われた世界”“幻想の世界”“幽玄の世界”“夢想の世界”へと誘っていくために構成されています。

 

このBestアルバムによりムーディー・ブルースの“失われたロマンを求める旅は終え”、次のステップに向かいます。

 

オリジナル盤同様に切れ目なく上手く曲と曲を繋げており、とても良いBest盤だと思います。

 

UK14位、USA11位を記録。

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2018年

1月

10日

★訃報 Moody BluesのRay Thomas逝去

ムーディー・ブルースの創設メンバー、フルート奏者/ヴォーカリストのレイ・トーマスが17日に亡くなりました。

 

享年76歳。

 

お疲れさまでした。

 

心よりお悔やみ申し上げます。

 

合掌。

 

近々、当店所有のMoody Bluesアナログレコードをまとめますね。

 

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2018年

1月

08日

★フランス・ギャル(France Gall)死去

当店でもある世代からのリクエストが多いフランス・ギャル(France Gall)が、201817日に亡くなりました。

 

享年70歳。

 

同世代の死、心よりお祈り申し上げます。

 

フランス・ギャルの代表曲は、1965年発表の「夢みるシャンソン人形」。

 

この曲はヨーロッパだけでなく世界的にも大ヒット。

 

当時は当然ビートルズを中心とする「リバプール・サウンド」を聞いていましたが、フレンチ・ポップというジャンルも日本では大流行。

 

ビートルズとフレンチ・ポップを聞くのが当時の若者の音楽通・・・、ナ~ンテネ!

 

当時の代表的なフレンチ・ポップ

・フランス・ギャル/1965年発表の「夢みるシャンソン人形」

・ダニエル・ビダル/1971年「オー・シャンゼリゼ」

・シルヴィ・ヴァルタン/1964年「アイドルを探せ」

・ミッシェル・ポルナレフ/1971年シェリーに口づけ

等々、団塊世代の人間には懐かしい曲ばかり。

 

で、フランス・ギャルの代表曲「夢みるシャンソン人形」は、日本でも大ヒットし、日本のいろいろな歌手がカヴァー。

 

弘田三枝子、中尾ミエ(1965年の『第16NHK紅白歌合戦』で歌唱)を始め、中山千夏、伊東ゆかり、ザ・ピーナッツ、越路吹雪、南沙織、浅田美代子、麻丘めぐみ、石野真子、細川ふみえ森口博子、JUJU等々。

 

TVCMでもかなり使用されています。

TRATTORIA menu26 三菱・ミニカ

・スズキ・MRワゴン(前述の松本英子のカバーが2002年にCMソングとして使われている)

・ソフトバンク(2008年末から2009年初頭にかけてのCMソングに使われている)

・サントリー(2011年から烏龍茶のCMソングに使われている)

・セブン&アイ・ホールディングス「Jean Paul GAULTIER FOR SEPT PREMIERES」(2015年、JUJUがフランス語でカバー、シングル「What You Want」収録)等々。

 

これでフランス・ギャル「夢見るシャンソン人形」の偉大さがご理解ただけたと思います。

 

この度の訃報でフランス・ギャルを調べていたら、彼女は結構辛い人生を送っていたんですね。

 

1992年に夫ベルジェが死去。

1997年には娘のポーリーヌを嚢胞性線維症で死去。

フランス・ギャル自身も1990年代半ばに乳がんを患い、療養生活を送っていたそうです。

 

同世代にとっては悲しい出来事ではありますが、これで夫や娘に天国で再会することができましたね。

 

本当にお疲れさまでした。

 

合掌!

 

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2018年

1月

08日

★野地秩嘉 (著)「ビートルズを呼んだ男」(小学館文庫)

「ビートルズは、音楽の教科書で習った」と聞いた時は本当に驚きました。

 

だって、僕等団塊の世代では「ビートルズは不良の音楽」だったんですから。

 

中学時代、自慢しようとビートルズのレコードを学校に持って行ったら、先生に没収された(後で返してくれましたが・・・)時代なんですよ。

 

同本は、「ビートルズ・ロック・エレキは不良の音楽」と言われた時代にビートルズを日本に呼んだプロモーターの話。

 

そのプロモーターの名は、永島達司。

 

ポール・マッカートニーが「彼みたいな男が本当の日本人だ」と評価した伝説のプロモーターなのです。

 

永島達司は終戦後、米軍回りのバンドのマネージメントの仕事を始め、1953年に「新々プロダクション」を設立。

1957年に社名を「協同企画」に変更。

この協同企画が、現在では皆さんがご存知の「キョードー東京」となります。

 

永島達司は、戦後の海外アーチスト日本公演を手掛けた第一人者であり、ナット・キング・コール、ベンチャーズ、ルイ・アームストロング、ベニー・グッドマン、シュープリームズ、スティービー・ワンダー、レッド・ツェッペリン、アンディ・ウィリアムス、サイモンとガーファンクルをはじめ、ビートルズを日本に呼んだ伝説のプロモーターなのです。

同本の前半に記述されている戦後の芸能界での興行師の世界や1950年代の日本の音楽状況なんかもとても面白い。

 

特に団塊の世代にとっては、自分たちが歩んできた時代なので読んでると当時に帰ったような気分になります。

 

50年代、日本はジャズが大流行。

小さいながら父や兄がジャズを聴いていたのを覚えています。

 

そして、1966年ビートルズ日本公演~警備員3,000人、テレビ視聴率56.5%と社会現象になったビートルズ来日。

 

思い出すな~・・・、僕が高校1年生の時。

チケットは買うことができず、すべて抽選。

読売新聞への応募、スポンサー企業の商品購入後の応募、ファンクラブ優先の入手等々。

ファンクラブ以外いろいろと手を尽くしましたが入手できず、悲しかったな~。

同本には当時当選した人たちのコメントもあり、「そうだったのか~!」と一人納得。

でもね、最初に書いたようにエレキギターは「不良の音楽」。

 

若い方には理解できないかもしれないけど、全国の教育委員会や自治体が「エレキ追放」を叫んでいた時代なんです。

 

同本にもベンチャーズ、アストロノウツ、ビーチボーイズを呼んだ時には、PTA・日教組・教育委員会が連動し、会場前で「ロック反対、エレキ追放」のビラを撒いたエピソードも紹介しています。

 

ビートルズ日本公演の際には、公演主催の読売新聞社主の正力松太郎が「ベートルズとか言う連中に武道館は使わせん!」、政治評論家・衆議院議員の細川隆元は「乞食芸人に武道館を使用させるな!」などと言っていました。

 

そんな状況の中、エレキやロックを支えたのは当時の若者―戦後のベビーブームで生まれ思春期にロックをラジオで聞いて育った世代だったんですよ!

 

ビートルズの日本公演は、まさに「ロックが日本に上陸した瞬間」なんです。

当選した当時少年少女だったファンへのインタビューやビートルズの来日公演に携わった様々な人々(警察・消防・事務所等)の証言も記載されており、とても面白い。

 

ビートルズが滞在した4日間。

ビートルズは73日に離日し日本のビートルズ狂騒曲は幕を閉じます。

 

永島達司がこの日本にいなければこの「ビートルズ来日」は夢物語に終わっていたのかもしれません。

 

永島はその後も、キョードー東京でエルトン・ジョンやマイケル・ジャクソンなどのビッグネームのプロモートに関わり続け、1999年に肺炎で亡くなります。

 

余談ですが、ポールの最初の妻・リンダの葬儀に招待された日本人は、永島達司のみだったそうです。

その永島の死去に際し、ポールも永島の妻に手紙を送っているそうです。

 

日本の音楽の流れ、ビートルズ・ロックに対する当時の日本の対応等々、とても面白く書かれています。

 

ご興味ある方は、是非ご一読を。

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2018年

1月

07日

★奥山景布子 (著)「寄席品川清州亭」 (集英社文庫)

落語が大好きで江戸時代の品川宿に興味があったもんだから、タイトルだけで思わず購入。

 

作家の「奥山 景布子」は初めてですが、とても面白い人情たっぷりな時代小説です。

 

ペリー来航直後の幕末の品川宿。

腕はいいが、喧嘩早い大工の棟梁・秀八。

 

秀八は落語が大好きで、好きが高じ寄席「清州亭」を建ててしまう。

 

そんな秀八を陰で助けるのが、駆け落ちして一緒になり団子屋を切り盛りする女房・おえい。

 

秀八、おえい、寄席「清州亭」をめぐって繰り広げられる笑いあり涙あり、人情たっぷりの時代小説。

 

人生も半ばを過ぎ、本業に余裕ができ副業として寄席の経営を始めた秀八、子供ができないことに悩むおえい、どん底まで落ちてそこから這い上がろうとあがいている男、生活に不安を抱えているシングルマザー等々、現代人と変わらない悩みを抱えている登場人物にも共感できます。

 

また、最後のページに「寄席まわりの言葉たち」という説明もわかりやすく記述されているので便利ですよ。

読んでとても面白いので、落語好きの方は是非ご一読を。

 

余談ですが、品川宿をご存知ですか?

東海道第一の宿場で江戸へ入る人たちが身なりを整えるためにあえて一泊する重要な宿場なんです。

 

でも、それだけではありません。

江戸の四宿というのがあってね・・・・・。

四宿というのは、千住宿、板橋宿、内藤新宿、品川宿のこと。

 

この四宿は、仲居であると同時に色も売る飯盛女を抱えることが許されていました。

高額で面倒な手続きも多い「吉原」より気楽に遊べるとして江戸の多くの男達が訪れた宿場です。

 

特に品川は「北の吉原、南の品川」と称され、一大歓楽地だったそうです。

江戸っ子が、日帰りか一泊程度で息抜きができる観光地であり、悪所とごく普通の町人が暮らす商家や長屋が混在していたそうです。

 

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2018年

1月

05日

★英国レコード産業協会(BPI)「2017年に英国で最も売れたレコード・アルバム TOP20」発表

 英国レコード産業協会(BPIによると、イギリスでもアナログ・レコードは好調で、2017年には410万枚のレコード・アルバムが販売。

 

これは前年比で26.8%増で、10年連続の増加。

その売上高は90年代初めから最高のレベルにまで達しているそうです。

 

イギリスでは現在、すべてのフィジカル購入のうち、ほぼ10分の1がアナログレコードとなっています。

アナログ・レコードが音楽マーケット全体に占める割合は3.0%。

 

ストリーミング(50.4%)やCD30.8%)に比べるとまだ小さいものの、前年(2.6%)よりも増加しており、アナログ・レコードの人気はますます高まっていると報告しています。

 

この発表のほか、全英チャートを集計するOfficial Charts Companyは「2017年に英国で最も売れたレコード・アルバム TOP20」と「2017年に英国で最も売れたアルバム TOP40」を発表。

 

2017年に英国で最も売れたレコード・アルバム TOP20

 

1. Ed Sheeran – Divide

 

2. Liam Gallagher – As You Where

 

3. Fleetwood Mac – Rumours

 

4. Guardians Of The Galaxy – Awesome Mix 1 Original Soundtrack

 

5. Amy Winehouse – Back To Black

 

6. Rag’N’Bone Man – Human

 

7. Pink Floyd – The Dark Side Of The Moon

 

8. Beatles – Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band

 

9. Oasis – What’s The Story Morning Glory

 

10. David Bowie – Legacy

 

11. Radiohead – OK Computer

 

12. Bob Marley & The Wailers – Legend

 

13. Noel Gallagher’s High Flying – Who Built The Moon

 

14. Stone Roses – The Stone Roses

 

15. Nirvana – Nevermind

 

16. Beatles – Abbey Road

 

17. Queen – Greatest Hits

 

18. Nirvana – Unplugged in New York

 

19. Guardians Of The Galaxy – Awesome Mix 2 Original Soundtrack

 

20. David Bowie – The Rise and Fall of Ziggy Stardust

 

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2018年

1月

05日

★ニールセン・ミュージック「2017年に米国で最も売れたアナログ・レコード TOP10」発表

 米国で音楽セールスなどの実態を調査し報告するニールセン・ミュージックが、20161230日から20171228日の期間における米国内のアナログレコードのセールスを集計した結果を報告。

 

ニールセン・ミュージックによれば、同期間のアナログ・レコードのセールスは1,432万枚を突破。

 

前年の1,310万枚より9%増を記録しており、米国でのアナログ・レコード・セールスは12年連続で増加しています。レコード・アルバムは米国内の総アルバム・セールスの8.5%を占めており、昨年の6.5%よりも増加したそうです。

 

2017年上半期に米国で最も売れたレコードはビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」。

伝説的名盤として語り継がれるこのアルバムは発売50周年を記念して、リマスタリングを行った“50周年記念エディションが発売され、世界的人気を獲得。

 

下記に上位10アルバムのアーティスト名、アルバム名を記載する。カッコ内の数字は売上枚数。

 

2017年に米国で最も売れたアナログ・レコード TOP10

1. The Beatles:「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」/72,000

 

2. The Beatles:「Abbey Road」/ 66,000

 

3. SoundtrackGuardians of the Galaxy: Awesome Mix Vol. 1」/62,000

 

4. Ed Sheeran:「 ÷ (Divide)」/62,000

 

5. Amy Winehouse:「Back to Black」/58,000

 

6. Prince and the Revolution:「Purple Rain (Soundtrack)」/ 58,000

 

7. Bob Marley and The Wailers:「Legend: The Best Of…」/ 49,000

 

8. Pink Floyd:「The Dark Side of the Moon」/」 54,000

 

9. Soundtrack:「La La Land」/49,000

 

10. Michael Jackson:「Thriller」/ 49,000

 

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