2014年
12月
24日
水
この1ヶ月ぐらい、本が読めない~活字スランプ状態が続いています。
この状態は、年に2回ほどあるんですけどね・・・。
でも、活字を読みながらでないと眠れない体質になっているので、このような状態になったときには、極力簡単で単純明快な本や漫画を読んで寝ることにしています。
で今回、本屋さんで見つけたのが同書。
タイトルは、僕の好みだし、活字も大きく簡単に読めそうなので購入。
内容は・・・・、至極・・・・単純・・・・。
68歳で亡くなった坪井誠造という人物の通夜が行われていたところから話は始まります。
坪井誠造は生前中学校教師で校長まで勤め、万人に慕われた神様のような男。
通夜には彼を慕う多くの人々が押し寄せ、悲しみの涙を流しながられぞれに神様・坪井を偲ぶ。
しかし、皆の告白により少しづつ坪井誠造の人間性に矛盾が生じ始め・・・・、彼がとんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がる。
話は二転三転しますが、登場人物がそれぞれ一人称の視点で会話話が進むので、とても読みやすく活字スランプ状態にはピッタリの本。
で、結末は・・・・、「えっ?何!」と唖然・・・・・。
読了後、気づいたのですが、この本は今年2014年の第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作だったんです。
しかしなぁ・・・・、この作品が横溝正史ミステリ大賞受賞作とはなぁ~・・・・。
僕は素人なので解りませんが・・・、横溝正史ミステリ大賞の選考委員の先生方は、作者に何か光るものを感じたんでしょうね!
2014年
12月
23日
火
●シュトレン
今年もKさんが、ドイツの伝統的な菓子パン クリスマス・シュトレンを送ってくださいました。
Kさんが送ってくださるシュトレンは、とても美味しいんです。
僕は、敬虔なクリスチャンではありませんので、どうしても「花より団子」といいますか・・・・、シュトレンの方に目が向いてしまいます。
でも、シュトレンを頂くことが、この1年を振り返るきっかけになっているのは良いことだと思っています。
Kさん、心から感謝!
ありがとうございます。
●朝日新聞12/13付be「映画の旅人」~
「兵隊やくざ 喜三郎一代」
大好きな映画の一つ、「兵隊やくざ」が、朝日新聞12/13付beに掲載されていました。
旧満州国に駐屯する関東軍に入隊した大宮貴三郎と彼の教育係に任命された有田上等兵が繰り広げる兵隊小説の映画化です。
大宮貴三郎(勝新太郎)は、やくざの用心棒をやっていた男で上官の命令に従わないという評判の暴れん坊二等兵。
大宮の指導係に任命された有田三年兵(田村高廣)は、名家の出身でインテリであり、幹部候補試験を意図的に落第したという男。
性格の全く違う二人がコンビを組み、腐敗した関東軍から脱走する機会を狙う。
このコンビが最高に面白くってね・・・・・。
でも、この映画の底辺には、国家、軍隊などの権力への反逆精神が流れています。
小説「兵隊やくざ 喜三郎一代」は、映画を見てから読みました。
原作もとても面白い小説です。
原作者の有馬 頼義(ありま よりちか)は、旧筑後国久留米藩主有馬家の第16代当主ですが、ある問題にて東大放校処分を受け、徴兵延期の特権を失います。
1940年に兵役に就いて満洲に渡り、3年間の軍隊生活を経て帰国。
帰国後、同盟通信社社会部記者となります。
敗戦後、農相だった父が戦犯容疑者として拘禁され、財産差押えを受け家は貧窮生活に転落。
生活をするために小説家に。
有馬 頼義の作品には、戦争批判が込められている作品が多いのです。
このような本ばかり読んでいたから・・・・、素直になれなかったのかな~・・・?
●レコード入手
22日に妻と一緒に横浜に・・・・。
やはり横浜は、活気がありますね~!!
すごい人出でしたよ。
で、友人からレコードを少々頂きましたので、近々ご紹介しますね。
Robin Trower、Art Garfunkel、Grand Funk等々・・・・。
お楽しみに!!
2014年
12月
15日
月
LAメタル・ファンが結構いらっしゃるので驚いています。
僕も、最近、ある方の影響でLAメタルにはまりそうになっています。
ご存知のようにLAメタルは、1980年代中頃にアメリカ合衆国の西海岸~特にロサンゼルスを中心に盛んになったヘビメタ、というかハード・ロック。
“メタル”というと引いてしまう方もいらっしゃいますが、「LAメタル」は、陽気でポップなロックンロールが特徴。
聞いていてとても気持ちが良いです。
ハードロックが好きな方は、絶対大丈夫ですからね!!
当店にアナログレコードがある有名なバンドとしては、
Motley Crue、Ratt、Dokken、Poison、Quiet Riot、W.A.S.P.、Skid Row、Winger、Cinderella、LA Guns、STRYPER、Guns N' Roses。
その他有名どころではBlack 'n Blue、Great White、Giuffria、Keel、Rough Cutt、など。
で、本日のご紹介するPoisonは、1980年代中期から後期にかけて人気を博したLAメタルバンド。
初期は化粧をした派手なルックスで注目を浴びたそうです。
ポップでキャッチーな判りやすいメロディーで全世界的に成功を収め、2500万枚以上のセールスを記録。
1993年4月23日にイギリス・ロンドンの「ハマースミス・アポロ」で行ったライヴでは、天才ギタリスト“リッチー・コッツェン(後にMr.BIGに加入)”を迎え評判になりました。
2009年には、チープ・トリック、デフ・レパードと共に全米ツアーをおこなったそうです。
●Poison「Open Up & Say Ahh! 」
「Open Up & Say Ahh! 」は、1988年発表の2ndアルバム。
このアルバムからシングルカットされた「Every Rose Has Its Thorn」がビルボード・シングルチャートでNo.1を獲得。
●Poison「Flesh & Blood」
「Flesh & Blood」は、1990年発表の3rdアルバム。
このアルバムからシングルカットされた「Something to Believe In」と「Unskinny Bopが大ヒット。
アルバムがビルボード・アルバムチャートで2位に輝いています。
今後もLAメタルをご紹介していきますからね!!
2014年
12月
15日
月
●Nelson 「LOVE AND AFFECTION」
ネルソンと聞いて、ある年代以上の方は、あの懐かしい俳優兼カントリー&ロックンロール歌手を思い出す人がいらっしゃるのでは・・・・?
若い方は当然知らないでしょうが・・・・。
誰だかわかりますか?
ヒントです。
1957年に「ア・ティーンエイジ・ロマンス」が全米トップ5に入り、1958年には「プア・リトル・フール」で全米1位を獲得。
また、西部劇映画「リオ・ブラボー」で、主役のジョン・ウェインが演じる保安官チャンスの助手で早撃ちの若者コロラドを演じています。
この映画の中でアル中の保安官補デュードを演じたディーン・マーティンと二人で「ライフルと愛馬」を歌うシーンは最高でしたよね
もう、お分かりですね!
そう、Ricky Nelson(リッキー・ネルソン)。
俳優として歌手として大活躍しましたが、不幸にも1985年12月31日、飛行機事故によりネルソンは亡くなりました。
享年45歳。
死後の1987年にロックの殿堂入りを果たしています。
で、そのRicky Nelsonの双子の兄弟が組んだバンドがNelsonです。
1990年.Nelsonはデビューシングル「LOVE AND AFFECTION」をリリース。
この曲は、当時の音楽業界で流行っていた「キャッチーでメロディアスなハードロック」であり、また新人とは思えない卓越した演奏技術と双子ならではの息のあったハーモニーがすばらしいんです。
またビジュアル面でも男が嫉妬するぐらいのかっこ良い男の子でありアメリカで知らない人がいないリッキー・ネルソンの遺児という話題性もあり、ビルボード・シングルチャートNo.1に輝きました。
しかし、その後、アルバム制作に入るのですが、亡父の影響もありかなりカントリー色の強い曲が多く、レコード会社に認めてもらえず発表ができなくなったとか・・・・。
「LOVE AND AFFECTION」が良かっただけに、ちょっともったいない気がするバンドです。
因みに、ネルソン一家は「親子三世代に渡り全米1位を獲得した家族」としてギネスブックに登録されています。
●White Lion 「Pride」
80年代後期から90年代中期にかけて4枚のアルバムを発表し活躍したアメリカのハードロックバンドWhite Lion。
1987年発表の2ndアルバムが「Pride」。
シングルカットされた「Wait」が大ヒットし、アルバムもビルボード・アルバムチャートでNo.1を獲得しました。
「Wait」は、当店でもかなりリクエストが多い曲ですよ!
でも、このアルバムのジャケットが・・・・・、ちょっと・・・・・イマイチだよね・・・・。
同じライオンのジャケットでも、1969年発表Santanaの1stアルバムのジャケット(左写真)のほうがちょっとかっこ良い・・・・かもね・・・・。
2014年
12月
04日
木
TV情報番組で「パーソナル・ソング」と言うとてもいい映画を紹介していました。
認知症やアルツハイマー患者への音楽療法を題材にしたドキュメンタリー映画です。
解説によるとアメリカのみならず、カナダ、イタリア、イギリスなど世界各地で非常に高い評価を受けた映画で、既存の治療法以外に新しい可能性を見出だす感動のドキュメンタリーとか・・・。
いまだ特効薬がなく、先進国の間で深刻な社会問題化している認知症やアルツハイマー。
現在、全米で500万人、日本でも高齢者の4人に1人、約400万人以上いるとされ、今後も爆発的に増え続けると言われています。
映画は、かつてIT業界で働いていたアメリカのソーシャルワーカー ダン・コーエンが、
「患者が自分の好きな歌(パーソナル・ソング)を聞くと、音楽の記憶とともに何かを思い出すのではないか」と考え、実験をはじめたところ、すぐに効果が表れる。
彼は、長年認知症を患い娘の名前も思い出せずふさぎ込んでいる94歳の黒人男性ヘンリーに昔好きだったキャブ・キャロウェイの音楽を聴かせたところ、ヘンリーは突然スイッチが入ったように音楽に合わせて陽気に歌いだし周囲を驚かせる。
ヘンリーは音楽を止めた後も饒舌になり、音楽の素晴らしさや仕事のこと、家族のことを次々に語りだした。
もう一人の黒人男性は、大好きだったルイ・アームストロングの「聖者の行進」を聞いた瞬間に、全く表情の無かった顔が一変。とても嬉しそうに体を動かし、踊り始めました。
他の患者達も、この音楽療法によって劇的な変化を見せるようになります。
大好きな音楽を聴くことにより、人間が失われた記憶を取りもどすという奇跡の瞬間をとらえた映像に・・・・、思わず・・・涙・・・・。
音楽療法は、科学的に解明されていないという理由で医療現場では使われていないらしいけど、この予告編を見ているともっと積極的に取り上げてもいいと思います。
この予告編を見ながら僕は妻に「万一認知症になった時には、60年代初頭のアメリカンポップスをお願いね!!」と・・・・・。
なお、同作は2014年の「サンダンス国際映画祭」ドキュメンタリー部門で観客賞を受賞。本編完成前にネット上で公開された映像が1週間で700万再生を超えたほか、スティーブン・スピルバーグやトム・ハンクスが絶賛しているようです。
2014年
12月
01日
月
● London Town/邦題:ロンドン タウン
1978年発表のWINGS名義での6thアルバム。
メンバーの脱退によりポール&リンダ、デニー・レインの3人編成で制作されたアルバム。
シングルカットされた「しあわせの予感」は、USAでNo.1に輝きました。
アルバムもUKで4位、USAでは2位を記録。
● Wings Greatest
1978年発表でWings初のBEST盤。
当時、このベスト盤を毎日聴いていた記憶があります。
文字通りのBEST盤で、最高です!
● Back to the Egg/邦題:バック・トゥ・ジ・エッグ
1979年発表のWINGS名義での7枚目であり、WINGS最後のアルバム。
このアルバムに参加したロック版オーケストラ「ロケストラ」が当時評判になりました。
「ロケストラ」のメンバーが凄すぎます。
WHOのピート・タウンゼント、ケニー・ジョーンズ。
Pink Floydのデヴィッド・ギルモア。
Led Zeppelinのジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズ。
Procol Harumのゲイリー・ブルッカー。
Small Facesのロニー・レイン・・・・・等。
凄いでしょ!
アルバムは、UKで6位、USAで8位を記録。
● Tug of War/邦題:タッグ・オブ・ウォー
1982年に発表されたPaul4枚目の オリジナルアルバム。
プロデューサーにジョージ・マーティンを起用。
レコーディングには、フィル・コリンズ、スティーヴ・ガッドやスタンリー・クラーク等が参加。
先行発売されたシングル「エボニー・アンド・アイボリー」はスティビー・ワンダーとのデュエットで、全世界で大ヒット。
アルバムもアメリカやイギリスをはじめ世界数カ国でNo.1を獲得し、1983年度のグラミー賞ではアルバム・オブ・ザ・イヤーにノミネートされています。
● Pipes of Peace/邦題:パイプス・オブ・ピース
1983年発表。
前作同様、ジョージ・マーティンがプロデュース。
シングルカットされた故マイケル・ジャクソンとの「Say Say Say」は、USAで1位、UKで2位を獲得する大ヒット。
アルバムもUKで4位、USAで15位を記録。
● Give My Regard to Broad Street/邦題:ヤァ!ブロード・ストリート
1984年発表。
同名映画「Give My Regard to Broad Street」のサウンドトラック盤。
このアルバムも参加しているメンバーがすごい!!
ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア、リンゴ・スター、10ccのエリック・スチュワート、レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ、TOTOのスティーヴ・ルカサーとジェフ・ポーカロ・・・・。
何と贅沢なゲストなんでしょうね~!!
名曲「No More Lonely Nights」のギターは、デイヴ・ギルモアです!
アルバムは、UKで1位を獲得し、USAでは21位を記録。
2014年
12月
01日
月
今年5月の日本公演が急病のため中止になってしまいましたが、Paulってもう72歳なのに本当にすごいよね!
いまでもLIVE活動を積極的にこなしているし、何といってもあの才能だよね!!
あの元気は、どこから来るんだろうか?
そして才能が枯渇しないのは何故なんだろうか・・・?
真の天才なんだろうね!!
Paulの才能とあの元気さを少しで良いからもらいたいものですネ。
と、言うことで、新たにPaul McCartney & WINGS 「LONDON TOWN」を入手しました
ので、この際Beatles以外の当店所有Paul McCartney と WINGSのレコードをご紹介しますね。
所有レコードは、半分にも満たないけど、「ギネス世界記録」に「ポピュラー音楽史上最も成功した作曲家」として認定され、英国のナイトの爵位を持ち1999年にロックの殿堂入りを果たしたPaul McCartneyの魅力を若い方に少しでも感じていただければ幸いです。
● RAM/邦題:ラム
Paul & Lind McCartney名義で1971年に発表。
故Lindaがコーラスで参加しているのとPaulとのデュエットもあり。
シングル・カットされた「アンクル・アルバート〜ハルセイ提督」は、USAで1位を記録。
また、グラミー賞では最優秀アレンジメント賞を獲得しています。
アルバムは、UKで2週1位、USAで2位を記録。
● Red Rose Speedway/レッド・ローズ・スピードウェイ
1973年発表のWINGS名義の2ndアルバム。
妻リンダを歌った名曲「My Love」は、シングルカットされUSAビルボード・アルバム・チャートで、3週間に渡って第1位を記録。
「キャッシュボックス」誌でも、連続3週間第1位を獲得
日本公演でPaulが「My
Love」を歌った時、会場で鼻をすする音が・・・・・・。 隣で妻も涙・・・・でした。
● Band on the Run/邦題: バンド・オン・ザ・ラン
1973年発表のWINGS名義の3rdアルバム。
UK、USAとも1位に輝く大ヒットを記録。
UKでは、リリースから半年以上経過した1974年の7月末から7週連続第1位を獲得し、トップ10内に計46週間もランクされるロング・ヒットに。
USAビルボード・アルバム・チャートでは、断続的に4週間第1位を獲得し、トップ10内に32週間ランクされ、1974年度年間ランキング第3位に。
「キャッシュボックス」誌でも、断続的に4週間第1位を獲得し、1974年度年間ランキング第2位を記録。
「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」に於いて、418位にランクインしています。
また、1975年のグラミー賞では、Best Pop Performance by a Duo or Group
with Vocals を受賞。
● Venus and Mars/邦題:ヴィーナス・アンド・マース
1975年発表のWINGS名義の4thアルバム。
シングル発売された「あの娘におせっかい」も全米1位のヒットを記録。
本作もUK、USAで1位を記録。
1曲目の「Venus and Mars」は、最高です!
● Wings Over America/邦題:ウイングス・オーヴァー・アメリカ
1976年発表の3枚組みLP。
WINGが、1976年に行ったアメリカ・ツアーの模様を収録。
このアメリカ・ツアーは、テキサス・フォートワース公演から始まり、ロサンゼルス公演で幕を降ろすまで、26都市で31公演を実施。
特にシアトル・キングドーム公演では6万7000人を動員して屋内観客動員記録を樹立。
ツアー全体では約60万人を動員した大成功のLIVEです。
全部かっこいいんですが、頭のVenus and Mars/Rock Show/Jetの流れが最高です!
アルバムは、USAで1位、UKで8位を記録。