2013年
6月
23日
日
行ってきましたよ、行ってきましたよ Van HalenのLIVE。
久々の骨太ハード・ロック、「最高!!」の一言です。
堪能しました。
デイヴィッドもエドワードも気負いがなく、とてもat homeなコンサート。
1995年の国立代々木競技場第一体育館で観た時より、みんな大人になったんだね。
「ハード・ロックを一緒に楽しもうよ!」と言う感じのコンサート。
20数曲、2時間ぐらいのコンサートでしたが、“アッ”と言う間に終了。
やっぱり、ハード・ロックは・・・・、好きだな~!!
心から楽しめた大人のLIVEでしたよ!
本来、このコンサートは昨年の11月27日(火)に実施されることになっていたんですが、エドワードの「大腸憩室炎手術(僕と同じ病気)」で延期になっていたもの・・・。
久々の東京。
多摩川を超えるのも久しぶりだし、Van Halenのグッズも購入したいので2時間前には会場に到着しないとネ。
妻と二人でいそいそと・・・・・。
オッ! 久しぶりの東京ドーム。
大急ぎでグッズ売り場へ・・・・・、アッ~、大混雑!!
結局、お目当てのTシャツは売り切れ・・・・、ガックシ!!
購入できたのは、パンフとトートバッグのみでした。
アリーナのB5ブロック25番・26番の席に落ち着き、早速周囲を見回す。
観客の年代層は、やはり40~50代ぐらいが中心。
中には母親と娘、父親と息子という家族で来ている方も結構いらっしゃる。
19時チョイ過ぎ、会場の照明が落ちた途端に観客全員総立ち。
オープニングナンバー「Unchained」。
間髪入れずに「Runnin' With the Devi/邦題:悪魔のハイウェイ」。
もうその後は、ヒット曲の連発。
「You Really Got Me」では、アレックスのドラムに前にエディと息子のウルフギャング、デイヴィッドも集合。
曲終了後に親子で抱き合って、本当に心温まる感じ・・・。
後半のギターソロでは、エディは階段に座り終始ニコニコ顔。
ライトハンド奏法などの超絶プレイをこれみよがしに披露するのではなく、笑顔で普通にすごいことをやってしまうエディの姿に見惚れてしまいました。
この時のエディの顔は「心から楽しんでいるよ!」という素晴らしい笑顔でしたよ。
ギターソロから最後の「JUMP」まで一気に突っ走り、大いに盛り上りました。
今回のLIVEが最新アルバム「A Different Kind of Truth」を軸にしたものでなく、デイヴィッド在籍時のベスト・ヒットが中心だったのが良かったネ。
本当に心から楽しめた大人のLIVE。
Edward、David、Alex、Wolfgang、ありがとう!
当店で楽しめるVan Halenアナログレコードは、以下の10枚です。
*David Lee Roth
・1978年発表「炎の導火線/Van Halen」ビルボード19位
・1979年発表「伝説の爆撃機/Van Halen II」ビルボード6位
・1980年発表「暗黒の掟/Women and Children First」ビルボード6位
・1981年発表「戒厳令 - Fair Warning 」ビルボード5位
・1982年発表「ダイヴァー・ダウン/Diver Down」ビルボード3位
・1984年発表「1984 」ビルボード2位
・2012年発表「A Different Kind of Truth」ビルボード2位
*Sammy Hagar
・1986年発表「5150 」ビルボード1位
・1988年発表「OU812 」ビルボード1位
・1991年発表「F@U#C%K - For Unlawful Carnal Knowledge」ビルボード1位
2013年
6月
17日
月
「マスター、もう少しオ-ルデイズを聴かせてくれないかな~」
「ハードロックの後にコニー・フランシスやデル・シャノンのリクエストはしにくいよ」など等、オ-ルデイズに関して多数のご意見をいただきました。
そこで、オールデイズが大好きなお客さまのために、7月から毎週木曜日を「オールデイズの日」と決めました。
もちろん、平日でもオールデイズのリクエストもできますけどね・・・!
年代的には1966年までを目途に考えています。
そう、「アメリカン・グラフィティ」「パイレーツ・ロック」「フレンチ・ポップ」、「サンレモ音楽祭」など、1950年代後半から1960年代初頭のRock誕生までの世界です。
チャック・ベリー、リトル・リチャード、プレスリーはもちろんコニー・フランシス、リトル・ペギー・マーチ、デル・シャノン等のアメリカン・ポップス。
クリフリチャード、トム・ジョーンズやビートルズ、ストーンズを中心にしたリバプール・サウンド。
シルビー・バルタン、フランス・ギャル等のフレンチ・ポップ。
ジリオラ・チンクェッティ、ボビー・ソロ等のサンレモ音楽祭。
もう~、懐かしくって嬉しくなっちゃって涙もんの曲オン・パレード!
オールデイズが大好きな方、楽しんでね!!
2013年
6月
17日
月
大正・昭和時代に活躍した落語家 金馬師匠の釣りエッセイです。
金馬といっても3代目三遊亭金馬。
金馬師匠は、1964年にお亡くなりになっているから知っている人は少ないだろうね。
落語に関しては、古今亭志ん生や桂文楽らとともに落語の一時代を築いた落語家で「居酒屋」、「目黒のさんま」、「長屋の花見」等が有名。
この3代目金馬師匠は、とても釣りが好きでネ、釣ってから食べるまでの「釣りの醍醐味」を語ったエッセイが数冊あります。
どのくらい釣りが好きかと言えば、昭和29年(1954年)千葉県に釣りに行った帰り、総武線の線路の上をトボトボと歩いていて、鉄橋で列車にはねられ、左足を切断。
そんな大事故を起こしたにもかかわらず、本業の落語よりも釣りの重要な日~例えば禁漁解禁日等~のスケジュールを優先させ、その日の高座を休んでしまったそうです。
寄席の表に「金馬急病につき休演」と張り紙が出ているのを見たお客が、「金馬、また釣りか」と言ったとか・・・・。
で、本の話に戻るけど、同書は単なる釣り指南の本じゃありません。
だって昭和初期~終戦前後の釣り道具は、現在の釣具と比べ物にならないぐらい貧弱だしね。
この本の面白さはネ、落語を通して四季折々の魚釣りの極意から、旨い食い方、道具、餌、釣場の話などを川柳や小噺などを交えて語っているところなんです。
読んでいて思わず一杯やりたくなっちゃう釣りの妙味と奥深さを語る極上の釣りエッセイなんですよ。
中でも「エッ!」と思う魚が出てくるんです。
それは・・・・、アオギス!
釣りをする人なら知っているよね。
金馬師匠も江戸前の釣りの代表に挙げているのが、アオギスの脚立釣り(写真)。
このアオギスは、現在では東京湾からいなくなった幻のキスで水産庁の絶滅危惧種に指定されている魚なんです。
アオギスという魚は警戒心が強く船の影を嫌うため、浅瀬に脚立を立てて釣るそうです。
「暗いうちに脚立へ乗っていると、空の星がひとつふたつと消えていく。だんだん四方が明るくなる。それも初夏だ。見ると、点々と脚立が見えてくる」。
こんな釣りが「江戸ものには千両の値打ちがある」のだという。
中川や江戸川河口の浅瀬の海中に脚立を立ててアオギスを釣る「脚立釣り」は、東京湾の初夏の風物詩だったそうですが、昭和30年代に東京湾の干潟が埋め立てられ、アオギスも昭和37年の捕獲例を最後に姿を消してしまいました。
いつの日か東京湾にアオギス釣りの脚立が立つのを見たいものですネ!
・「魚釣りと人生は実によく似かよったところがある。女は男を釣り、男は女を釣ろうと思って釣られている」
・「釣れた魚では面白くない。釣った魚こそ釣りの醍醐味。むずかしい魚ほど、釣り甲斐があるというもの」
・「ぼくの釣りは一年中何でも釣る。釣り仲間がぼくのことを大道洋食屋だという。何でもできるが何でもうまくない。けだし名言である」(金馬「浮世断語」)
2013年
6月
10日
月
左の写真、何だかわかりますか?
これ、アーモンド。
先日、友人が持ってきてくれた殻つきアーモンドなんです。
見た目は、なんか黴ている感じがするけど・・・・、これが実に美味い!!
アーモンドは、バラ科サクラ属の落葉高木でその木から採ったナッツのこと。
食品の中でも ビタミンEが最も多く(含有100グラム中約30ミリ・グラム)含まれているそうです。
ビタミンEは活性酸素による体細胞や血管の酸化を防ぐ抗酸化作用があるそうで、老化の予防に役立つし、悪玉コレステロールの酸化を抑制し、過酸化脂質の生成を防ぎ、心臓病や糖尿病の予防に役立つとか・・・。
その他に亜鉛、マグネシウム、カリウム、鉄なども多く含んでいるそうです。
また、豊富な不溶性食物繊維を含み、腸の働きを活発にする整腸作用があり、有害物質やコレステロールを吸収し抑制する作用があるそうです。
実の約7割は脂質だそうですが、この脂質は一価不飽和脂肪酸のオレイン酸で、善玉コレステロールを維持し悪玉コレステロールを制御し酸化させない働きがあるポリフェノールを多く含んでいるとか。
アーモンドの効用は紀元前から認められており旧約聖書の中にも記述されているそうですね。
ハーバード大学の研究で、アーモンドを使ったダイエットで体重の減少だけでなく、リバウンドが少ないダイエットが可能であることがわかったんだそうです。
見た目は悪いけど、実に体に良い食物だね。
大事に食べないと・・・!
2013年
6月
04日
火
「張作霖爆殺事件」は、日本史で習ったから知っているよね。
そう、張作霖が関東軍により乗車した列車が爆破され死亡した事件。
馬賊出身の張作霖は、奉天派軍閥を形成し東三省(旧満洲・現中国東北地方)の実権を握り1927年北京で大元帥になり、北京政府を支配。
しかし国民革命軍の北伐に追われて1928年北京を脱出したけど、6月4日奉天郊外で関東軍により乗車した列車が爆破され死亡。
この事件は日本では「満州某重大事件」として政治問題となりました。
ナッ、ナント、95年前の今日じゃん!!
日本はこの爆殺事件を支那の便衣隊のせいにし、この事件をきっかけに満州全土を領有しようという満洲事変へと流れていくんだけど・・・・。
浅田次郎「マンチュリアン・リポート」は、この「張作霖爆殺事件」~闇に葬られた昭和史最大のミステリーの真相を追っていきます。
満州某重大事件を起こした関東軍の暴挙に激怒した昭和天皇がその真相を知るべく密使にした陸軍軍人の現地報告「満洲報告書」(マンチュリアン・レポート)と、擬人化された張作霖を乗せた御料列車「侯爵」の独白(アイアン・モノローグ)が交互に展開。
この列車は、元々西太后がイギリスに発注し作らせた贅を尽くした列車なんだけど、この列車と張作霖との会話が面白い。
「名誉ある撤退」とした張作霖の独り言に、擬人化された御料列車「侯爵」が答えるという・・・・、浅田次郎ならではの奇抜な発想はとても好き!
全体としては、張作霖爆殺事件の真相を暴くというテーマはとても好きなんだけど・・・・・、作品としては・・・・・、ウ~ム、イマイチだったかな!
この作品を面白く感じた方には失礼!